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【ゆるインタビュー】#03/デザイナー・山野さん「組織としてのバリューに貢献すること。それが今の楽しさにつながっている」

デザイナーでいらっしゃる山野さん(以下、(や))。お仕事の内容を教えてください!

(や)最近は店頭領域のコミュニケーションデザインが多いですね。食品やヘアケアなどのブランドを担当していて、例えば、パッケージや店舗に置かれるディスプレイデザインであったりリーフレットやPOPツールなど、商品を目立たせたり、魅力的に見せるような仕掛けをデザインでつくっています。

最近見かけますね、ドラッグストアなんかの店頭ツールでおもしろい仕掛け。

(や)例えば、POPのツールのひとつとして、サイネージに流れる動画とディスプレイを連動させて、手に取った商品を持ち上げた瞬間にアイテムの説明動画が流れる。違う商品を取るとまた別の動画が流れる。とかね。けっこうおもしろがって手に取ってもらえるみたいで。”手に取る”というアクションは購買率UPにダイレクトにつながるので、そのアクションを生む、増やす仕掛けを作ると。インタラクティブな仕掛けっておもしろいですよね。

見えないところでそんな仕掛けづくりが! 普段はどんなお仕事フローなんでしょうか?

(や)店頭領域でメディアとなる”スペース”をどういう佇まいにして、そこにどんな訴求機能を持たせるか、という店頭イメージをまずつくります。基本的に、イベントやセールスプロモーションに専門的な知識や豊富な経験を持っている部署と連携していて、彼らがプランニングをし、それを僕らが目に見える形、つまりビジュアルにしていく、というフローですね。その後、じゃあそのイメージでいこう、それで売り場を構成しようと決まったら、実制作に入っていく。

山野さんはずっとデザイナー畑ですか?  

(や)ですね。新卒で広告制作会社を経て、そのあとフリーになって広告デザイナーを10年ほど。大きな代理店と仕事をする機会が多かったので、マスメディアとか、OOH、プロモーションと、いろいろ全般的にやってましたね。

そしてまた、会社組織へ。フリーからの転身、実際どうですか?

(や)そうですね~。フリーを10年やって、さてこれからどういう風にしていこうかなと考えてた時に、デザイン部を統括されてるMさんから「いまこんなこと考えているんだけど、一緒にやってみない?」とタイミングよくお声がけいただいて。ビーコンと仕事したこともあったし、「じゃあちょっとやってみようか」と。

フラットな気持ちで。

(や)そう、やってみないとわからないじゃないですか。だから、すごい気負いや偏見もなく、ある意味ニュートラルな気持ちで入れた。いま担当しているのがBTL領域、POPとか店頭・インストアマーケティングといったところが多いんですけど、逆にこれはフリー時代にはやってこなかったんで、新しい領域に携われているのはおもしろいですね。

デザイナーとしての楽しさって、どんなところで感じますか?

(や)個人的な意見ですけど、デザイナーとしてだけで言えば、なんだかんだ言っても楽しいのって「作ろう!作りたい!」と思うものを作れているかとか、そのクオリティが高められているか、といったところなのかなと思うんです。その上で、例えば自分の好みのメディアに携わりたい、とか具体的なものがあるならそれに適した環境に身を置けば、所謂”楽しさ”っていうものには近づいていきやすくなるんじゃないですかね。

環境というよりは、自分が何を求めるか、と。山野さんは?

(や)なので、それこそ自分のスキルや得られるものに目を向けているというよりは、自分が所属しているこの組織としてのバリューにどう貢献できるかを考えています。仕事に対する考え方や取り組み方、既存じゃない商品の作り方とか、そういうのを考えているのは広告デザインというだけの括りじゃなくて、ビジネスデザインとしての楽しさみたいなものがあるのかなと感じていますね。

この組織、“成長”を体感するところはありますか?

(や)自発的にアクションを起こすことに対しては肯定的な風土がある組織なので、なんでも実践していくことで、成長させたい部分を成長させることができるのかなと思います。挑戦できる、しやすい環境はありますよね。だからこそ、何かを待っているというよりは、自分から問題意識を持ったり、取り組んでいく姿勢が大事だと思います。そういう気持ちでやっている方が楽しいだろうし。

デザイナー、どんな人材を求めますか?

(や)スキルさえあればどんな人でも(笑)。個人的には、自分の売りどころとか、そのマネタイズの仕方だとか、自分の能力の軸をどこに置くべきかを設定して、機能的にそれをビジネスにつなげられたりする人が入ってきてくれたら素敵だなぁと思いますね。ビジネスマインドが強くて何やっても食っていける!みたいな人とかよいのではないでしょうか。

最後に、山野さんのでっかい夢、教えてください!

(や)でっかい夢……。あまり考えたことがないのですが、その時々のやりたいことにエネルギーを使って、やりたくないことに時間を消費しない、というのをベースに過ごしていると、いつのまにか夢みたいなものも更新されてたりする気がします。例えば何かを勉強していくうちに、そこから発生したまた新しいことに興味が移っていたりとかって僕は多いんですけど、同時に元の目標自体もレイヤーが上がっていってだんだん展望も広がっていくというか。一度設定した目標に縛られすぎずに、今この環境に身を置いている間に得られる肌感とか経験とか貴重なものになるだろうなと思います。まだまだ学びたいと思う領域を見つけていきたいなと思いますね!

山野さん、醸し出す雰囲気はもちろん、表現やボキャブラリー、仕事との向き合い方まで、Myスタイルが一本すっと通っていらっしゃいました。

ありがとうございました!

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