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ユーザーの価値づくりを追求できる場所。それがBASEです。

【Profile】

鶴岡裕太 代表取締役CEO

1989年生まれ、大分県出身。

大学在学中にクラウドファンディングのCAMPFIREを運営するハイパーインターネッツ社(現: 株式会社CAMPFIRE)のエンジニアインターンを経験し、paperboy&co.(現:GMOペパボ株式会社)創業者の家入一真と複数のサービスを立ち上げ、バックエンドのプログラミングやディレクションを行う。2012年12月にBASE株式会社を創業。

「カンタンにネットショップを」BASEの立ち上げ、そして起業の経緯

Eコマースプラットフォームの『BASE』のローンチは、2012年11月です。当時僕は学生でCAMPFIREのインターンとして働いていたんですけど、ある日大分で婦人服店を経営する母親から「ネットショップをやりたい」と、連絡があったんです。

それで誰でも知っているような大手のECを教えたんですけど、母親の知識やスキルではショップを立ち上げることはできなかったんですよね。でも、僕は母親のように地方の50代〜60代の人たちが「ネットショップをやりたい」と言える時代がすごいと思えてしまって。そこで、自分の母親のように知識やスキルがなくてもカンタンにネットショップをつくれるサービスを世の中に提供したいと思い『BASE』をつくりました。

元々は個人プロジェクトとしてつくったWebサービスだったのですが、ローンチから1ヶ月で1万人もユーザー登録してくれたんです。ユーザーがついたらサービスを途中で終わらせるわけにはいかないじゃないですか。でも、個人で対応するには無理があるし、そもそも生活できない。そんなときに家入一真さんと松山大河さんが出資をしてくれて。基本的にはVCが設立準備をやってくれたので、僕はコードを書いていただけだったんですけど、気がついたら社長になっていました(笑)。


「まだ見ぬ高みを目指して」BASEの現状と今後の課題

手前味噌ですが、いいサービスだと思います(笑)。「ユーザーに喜んでほしい」という気持ちでサービスをつくったし。考え方としては、”売上のためのサービス”ではなく”サービスを続けるための売上”なので、ユーザーからのロイヤルティを第一に考えて、10年、20年先を見据えてサービスをつくれているという点が強みだと思います。

ただ、当然ローンチして終わりじゃないし、ネットショップで何十万円という金額が動いたからOKというものでもない。ありがたいことに「いろんなショップがBASEを使っていますね」って声をかけてもらうこともあるけど、今のレベルで成長が頭打ちするようなサービスではないと思っています。インターネットもまだまだ発展していく。「価値の交換をよりシンプルにし、世界中の人々が最適な経済活動を行えるようにする」というミッションに対して、長期的にプロダクトをつくり続けること。『PAY.JP』や『PAY ID』といった決済事業も、ミッションを達成するための手段だと思っています。そのためのベンチャーマインドを抱き続け、長いスパンでサービスをつくり続けることが、今後の課題だと思っています。


「ビジョンに共感してくれること」採用を通じて実現したいこと

10万人雇用したいみたいな欲はなくて、シンプルにいいサービスをつくるためのメンバーが集まればいいなと思います。ユーザーが喜んでくれるサービスをつくることに喜びを感じてくれる人ですね。

「ユーザーに価値を届けたい」という方向性さえ共有できていれば、やり方や考え方は違ってもいいんですよね。むしろ、目的に対して導き出される手段はパターンが多ければ多い方がいいので、多様性のある組織にしたいです。イエスマンばかりだと怖いし(笑)。

特に期待したいのは20代の方たちですね。実際、今のBASEを引っ張っているのは若い力なんですよ。『BASE』アプリのプロダクトマネージャーは20代中盤だし、ローンチしたばかりの『PAY ID』は新卒2年目のメンバーがつくりました。僕も22〜23歳で起業したからわかるのですが、若いと失うものは何もないんですよ。だから、自由に本質的な意見を発信できる。ある意味、若さって才能です。会社としても若いメンバーが働きやすいように環境を整えていきたいと思っています。

もちろん、中堅層は中堅層で、若手たちを支えたり、ときには守ったり…というところを期待したいですね。僕自身、以前ずっと年上のメンバーに支えられてBASEを育ててきたので、このカルチャーは引き継いでいきたいです。


「ビジョンに共感してくれること」鶴岡裕太の仕事論

人生の大半の時間を注ぐもの。それが、仕事です。だから、仕事に対して飽きてしまうような状況は減らしたいと思っています。

そのためには、採用を通じてメンバーを増やし、そしてサービスを成長させ続けていくことが重要です。そして、メンバーの成果に対しては、やりがい、役職、責任、権限などで応えていきたい。誤解を恐れずにいうと、適度な悩みがないと仕事って楽しくならないんですよね。ずっと同じポジションだと人間は成長していくのに悩みや喜びの質が変わらないと物足りなくなってしまう。

また、「お金のために働く」「仕事=ツラいもの」という意味合いは時代とともに薄れてきていると感じます。テクノロジーによってさまざまなツラい仕事が代替され、仕事は”楽しさ”と近寄ってきているんですよね。つまり、やりがいや責任、権限などの付加価値が増していくと思うので、そのあたりを追求していきたいと考えています。


What’s 『STAY GEEK』?

BASEにとって理想の未来は、価値の交換がもっとシンプルになっていくこと。

これからの時代って、その人にしかつくれない価値とか、複製しづらい価値とかの重要性が増してきていると思うんです。でも、そういう作家性の高い人たちがEコマースサイトを立ち上げるときにまだまだ無駄な時間がかかっているんです。本来であれば、価値づくりに時間を注ぐべきなのに。だから、世の中から現金がなくなって、たとえばお店に入った途端に価値を支払えて、価値をつくり出した瞬間に別の価値に変えられて…とか、そういう未来に向けてテクノロジーが活用されていくんだろうなと思います。

いずれにせよ、とても難しいことなんですが、そのためには僕らが自分たちの責任と権限の範囲内で、ユーザーに還元できることをとにかく考え続けることが大切。アウトプットの差って、結局思考の総量なんですよね。ユーザーにどんな価値を提供できるのかを追求し続ける。それが、僕にとっての『STAY GEEK』ですね。

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