未経験だったWeb業界に飛び込み、20代ながらクライアントからの圧倒的な信頼を得ているコンサルティング部の松井さん。売上100億を超える業界でも有名な企業を複数コンサルされています。
そんな松井さんに、アクシスに転職した経緯、仕事の流儀、これからの目標などについて語っていただきました。
目次
- 「学ぶより実践」の転職活動
- コンサルタントとして、そしてマネージャーとして
- アクシスだからできること
「学ぶより実践」の転職活動
― アクシスに転職を考えたきっかけについて教えてください。
松井:
アクシスに転職する前は、新卒で今とは全く異業種の、塾講師の仕事をしていました。Web業界に興味を持ったきっかけは、今の仕事は何か違うなと感じていた時に、本屋の副業コーナーで“インターネットビジネス”関連の本を見つけたこと。
SEOやリスティング、GoogleアナリティクスなんてIT関係の言葉もその時に知りました。
“早くスキルを身につけたい!”と思い、そのためにはどうするのが一番良いか考えた結果、“講座を受けたり勉強するよりも、働きながら学ぶのがベストだ”と思ったんです。そこで、どこか経験を積める会社はないか”と探していたら、自宅から自転車で5分のところにアクシスを見つけたんですよ。
“よし、ここだ!”と思って話を聞きに行って、自分のやりたいことができる会社だなと思ったので、即決しました。だから転職活動と言っても、アクシス以外どこも受けていないんです(笑)よく“勇気あるね”って言われますが、直感でこの会社だと感じたんですよね。
― 異業種からの転職に関して、未経験の不安はありませんでしたか?
松井:
不思議と不安はなかったですね。“勉強するより、やってみた方が早い”って考えるタイプなので、早く経験を積みたい気持ちの方が大きかったのかもしれません。
今思うと面接で「経験を積んだら会社辞めます!」なんて生意気な回答もしていて、よく採用してくれたなと思いますね(笑)経験もスキルもなかった自分を採用してくれて、感謝しています。
コンサルタントとして、そしてマネージャーとして
― 現在の業務内容について教えていただけますか。
松井:
コンサルティング部に所属していて、担当するクライアントさんに対してどう結果を出すか考え、向き合っている時間が業務の7割くらいです。中には4~5年担当させていただいている、お付き合いの長いクライアントさんもたくさんありますよ。
常にどうやって結果を出すか考え、改善し続けています。それから最近は、チームのメンバーが担当しているクライアントさんに対して、フォローをする案件も増えてきました。
コンサルティング部の業務をまとめて、チェック項目や教育プログラムをつくることも担当していて、マネージャー的な業務も担っています。
― 業務の中で、大変だと感じるのはどんな瞬間でしょうか?
松井:
「正解がないこと」ですかね。
やっぱりクライアントさんごとに課題も持っているリソースも異なるので、「これをやったら絶対に成功する」ってものはないんですよね。特に仕事を始めたばかりの頃はスキルも経験もなかったので、業務を進める中でわからないことは調べて実践して、の繰り返しでした。
入社した当時は体系だった教育プログラムもなかったので、お客さんと対峙して会話して、失敗して…そんなことの繰り返しでしたよ。その中で、段々と答えを見出してきました。
― コンサルタントとしてキャリアを積んでこられた松井さんですが、年上のクライアントさんも多いですよね。信頼していただくために、心かげていることはありますか?
松井:
そうですね、僕はまだ20代なので、相手の方が年上の場合が圧倒的に多いです。
仕事を進める上で意識していることは、「データや根拠に基づいて話をすること」ですね。人生経験はクライアントさんより少なかったとしても、データは嘘をつかないので、それに基づいてロジカルに話をしていけば、対等な関係性が築けるんです。
主観で伝えるのではなく、「AだからBです」という話し方を常に意識していますね。こうすることで、20歳以上年上の方であっても僕の話に耳を傾けていただけますし、しっかりした印象を持っていただけるのか、“もっと年上だと思ってた!”と言っていただけることが多いですよ。
それから、やっぱり人と人の付き合いなので、クライアントさんのことを知ることを心がけていますね。僕はこの性格なので、打ち合わせの前にずっと雑談していることも多くて(笑)でもこの雑談がすごく大切で、下手に仕事の話をするよりも、相手のことを理解できるんですよね。
中にはお家にお邪魔させていただいたことのあるクライアントさんもいて、一緒にゲームをして遊んだこともありますよ。僕自身のことも知っていただけているので、信頼関係が築けますし、業務をする上でも進めやすいなって感じます。
― メンバーの指導では、どんなことを伝えていらっしゃるんですか?
松井:
日々変化していく技術的なことや小手先のテクニックよりも、本質的な考える力を身につけるために必要なことを伝えるようにしています。
例えば、「資料を作成する」という場合なら、資料の作り方をいきなり教えるのではなく、“何のために、なぜ、その資料が必要か”を考えてもらうようにしていますね。
他にも、クライアントとチャットのやりとりを指導するのであれば、“なぜこのコミュニケーションが必要で、相手にどう動いてもらいたいのか”を考えた上で行動してもらったり。いきなり答えを与えるのではなく、答えを導き出すための考え方を伝えることが大切だなと思っています。
アクシスだから、できたこと
― “アクシスに入社してよかった”と感じるのは、どんな瞬間ですか?
松井:
やっぱり一番は、良い意味で自由なところですね。
基本的に“結果を出すこと”を重視していて、そのために必要なことなら認めてもらえる、みたいな文化があると思っています。
例えば、「眠くてパフォーマンスが上がらないなら、休憩時間じゃなかったとしても、15分仮眠して集中した方が良いよね」って考え方なんですよ。もちろん、結果が伴わないただのわがままはダメですけどね(笑)この考え方が根本にあるので、どうやったら成果に繋がるか常に考えますし、主体的に行動できる人も多いんじゃないかなと思います。
それから、ベンチャー企業だってことも、良かったポイントの一つです。
入社した当初は、コンサルティング部を手伝いながら、電話対応、採用や面接など、総務としての仕事を兼務していたんです。教育制度も何もない時代に入社したからこそ、会社や組織をつくりあげる過程を経験させてもらうことができました。
これはなかなか積める経験ではないので、自分にとって貴重な経験だったな、って思いますね。
― 「会社を辞めます!」と宣言していた松井さんが、今もアクシスで働き続けている理由は何ですか?
松井:
「社長の考え方に共感できるから」というのが一番の理由ですね。
目指しているゴールが高いですし、それを本気で叶えようとしていることが僕たちにも伝わってくるんですよ。
印象に残っている社長の言葉があって、「例えアクシスを辞めたとしても、それぞれの選んだフィールドで活躍できる人材になって欲しい」と言ってくれたことがあって。こんなことを言える社長はなかなかないと思いますし、仮に転職活動をしたとしても、“やっぱりアクシスだな”ってなる気がする。だから単純に、辞める理由がないですね。
― 今後の目標や、力を入れていきたいことはありますか?
松井:
“メンバーの教育・育成”ですね。
今はまだ担当させていただいているクライアントさんの数が多いのですが、ここから少しずつ、教育・指導の割合を増やしていきたいなと。コンサルティングの業務って、どうしても個人の能力に依存する部分が大きいので、業務が属人化しやすいんです。
それを“いかに均質化して、誰にでもわかるスキルとして共有するか”に注力していきたいです。やっぱり自分は人に教えることが好きで、「わかった!」って喜んでもらえた瞬間が、素直に嬉しいんですよね。
それから、人に教えたり伝えたりすることで自分の経験も整理することができるので、“意外と色々勉強してきたな”って、振り返ることもできるんです。
人に教えることで気づかされることって、案外多いですよね。プレイヤーとしてだけでなく、マネージャーとして貢献していきたいですね。
― こんな人と一緒に働きたい!という理想像はありますか?
松井:
僕がゲーム好きなので、ゲームの話ができる人ですかね(笑)
これは冗談ですけど、webやITの業界は真面目な人が多い印象が強いんですよ。だからもっと、遊び心のある人が増えたらいいなって思います。
僕が仕事をする上のテーマとして、「真面目にやりすぎない」ってことがあるんです。
だから、仕事を楽しもうとする意欲のある人や、“同じ仕事をどう面白くするか”って考える人が良いですね。
そんな人と一緒に「これやったら、わくわくしない?」なんて、アイディアを一緒に出していけたら楽しいんじゃないかなって思います。
転職時の僕みたいに、とにかく勢いに溢れている若い人や、別の業界でキャリアを詰んだ人など、自分にはない視点で一緒に仕事ができる仲間が増えたら最高だなって思います。