こんにちは!法人向けにAI研修と伴走支援を行う株式会社AX(エーエックス)です。
AIが当たり前になりつつある時代に、私たちはAIとどう向き合うか?人はどんな価値を発揮できるのか?
この連載では、AIと共に働くAXメンバーの、それぞれの探究と成長を掘り下げます。
第6回は、マーケター・尾崎澪奈さん。
現在はマーケティング施策に携わり、ホワイトペーパーやセミナー資料、「AX CAMP」のカリキュラム資料などの作成を担当。「正直、AIには抵抗があった」と語る尾崎さんが、今では採用業務の自動化エージェントまで構築するようになった、その変化の裏側に迫ります。
プロフィール
尾崎 澪奈 / マーケター
ライティングからキャリアをスタートし、ディレクション業務やナーチャリング施策を経験。AXへの事業転換後は、ホワイトペーパーやセミナー資料の作成、「AX CAMP」のカリキュラムアップデートなど、「伝わる資料づくり」の中核を担っています。
「ユーザー目線に立つこと」を大切にしながら、AIを活用した業務効率化にも積極的にチャレンジ中。最近は編み物にハマっていて、甥っ子の帽子をつくったそう。みんなからは"みおなちゃん"と呼ばれています!
「AI、全然使えないじゃん」抵抗から始まったけれど…
「最初は本当に抵抗がありました。AIって難しいし、検証を繰り返す作業も地道で……」
尾崎さんがそう振り返るのは、AXの前身であるアフタースクール時代のこと。未経験からライターとして入社し、記事執筆からディレクション業務へとキャリアを広げていた尾崎さん。当時、会社ではまだ世間でAIツールが広まる前から、いち早くAIを導入して業務に取り入れていました。
でも、その頃のAIはまだ発展途上。精度も低く、使ってみても「逆に時間がかかる」と感じることがほとんどでした。一緒にマーケティング業務を担当していたメンバーと「全然使えないじゃん」と文句を言い合っていたことを、今では笑いながら話してくれます。
その後、会社はAI事業へと大きく舵を切り、現在の株式会社AXへ。代表が「これからはAI活用が当たり前になっていく」と繰り返し伝えていたこともあり、尾崎さんの中には少しずつ危機感が芽生えていました。
「会社も変わるし、人も変わる。私自身、何をすればいいのか戸惑っていました。でも、このままじゃ取り残されるという気持ちがあったから、ちゃんと向き合おうと思えたんです」
ユーザー視点が生んだ、唯一無二の価値
転機は、「AX CAMP」カリキュラム資料の作成担当に抜擢されたことでした。
「社内にデザイナーがいなくて、私がCanvaでスライドを作れる唯一のメンバーだったんです。一つ一つ手作業で、参考資料を何度も見ながら、『見る人にどう伝われば分かりやすいかな』と試行錯誤していました」
でも、尾崎さんには、大きな強みがありました。それは「AI初心者だった」こと。
「カリキュラムの内容は多岐にわたるし、難しく感じると思います。でも私自身が初心者だったから、ユーザー目線に立ちやすかった。自分がわからないと思ったら『こういう情報があった方がいいんじゃない?』って提案できたのです」
マーケティングで培った「相手からどう見えるか」を徹底的に考える思考法。それがカリキュラム資料という新しい領域でも活かすことができました。
そして、AIとの付き合い方も変わり始めます。
「リサーチがだいぶ楽になったんです。前は統計資料を1個ずつ見て、まとめて……と作業していたけど、今はリサーチからまとめ、分析まで全部AIがやってくれる。そこで初めて『あ、これは楽になるかも』って実感しました」
さらに尾崎さんは、採用業務の自動化エージェントまで構築。IndeedやWantedlyなどプラットフォームごとにメッセージを自動送信し、Slackの特定チャンネルに報告まで完了させる仕組みを作り上げました。
「検証が苦手な私でも簡単にできたから、嬉しかったですね!」
相手の時間を大切にしたい。AIと人間の境界線
今、AXでは「わからないことはまずAIに聞く」が当たり前。でも、尾崎さんはあるとき、不安を感じたといいます。
「メンバーに聞かない方がいいのかな、これはAIで済ませてよって思われちゃうかなって悩んだ時期がありました。フィードバックがAIで来ることもあり、『メンバーに直接聞きたいな、寂しいな』って思ったこともあって」
でも、尾崎さんはその不安を乗り越える答えを見つけました。
「自分がAIを使えるようになることで、相手の時間を大切にできるようになるんです。質問への回答や、確認って、相手にとって地味に時間がかかるものですよね。だから、相手のためと思ってAIに慣れようって」
AIに任せるべきこと、人に聞くべきこと。その判断軸は、尾崎さんの中で明確です。
「アイデア出しやリサーチはAIに任せるけど、最終的な判断は自分。学んできたマーケティングの視点に立ち帰って、AIが出してきたものをユーザー視点でクリティカルに見直す。それが私の役割です」
無心になれる時間を大切に
「最近、編み物にハマってるんです」
そう言って笑う尾崎さん。年末年始、スマホばかり触ってしまうのがもったいないと感じ、子どもの頃おばあちゃんに教わった編み物を再開したそうです。
「無心でずっと編んでると、『今日あれやったな』『これ考えなきゃ』とか、頭の中が整理されるんです。一度取り掛かると完成させたい欲がすごくて、早く仕事を終わらせて帰ろうってモチベーションにもなっています。
あと、ドラマを見るにしても、次の話をリアルタイムで待つのが向いてなくて(笑)。すでに完結した作品を選んで一気見するタイプです!」
仕事以外の時間で大切にしているのは、「一人になる時間」。お風呂にゆっくり浸かったり、ゴロゴロする予定のない休日を意図的に作ったり。
「辛いことがあっても、ゴロゴロして寝たら忘れられる。それが私にとって大事なんです」
自分の心と体の調子を整える術を知っているからこそ、尾崎さんは常に変化を続ける環境でも、しなやかに働き続けられるのかもしれません。
得意を伸ばし、苦手は頼る。だからもっと挑戦できる!
今、尾崎さんは新しい挑戦に目を向けています。
「これまでは、他のメンバーが集めてくれた情報や用意してくれた構成をもとに、資料を形にすることが多かったんです。でも、そこで止まりたくなくて。『何を伝えるべきか』を自分で考えて、調べるところから構成まで、ゼロから一人で作れるようになりたい。
また、もっともっとAIの知識をつけて、展示会でお客さんから質問をいただいたときに、AX CAMPの魅力をしっかり自分の言葉で伝えられる人になりたいです」
これからAXで働く仲間へのメッセージを聞きました。
「どんな役職でも、得意なことが一つでもあれば、AIがそれを何倍にも伸ばしてくれます。私の場合はマーケティングやユーザー視点でした。逆に、苦手な部分……計画を立てたり、タスク管理が苦手な部分は、AIやチームのみんなが補ってくれる。得意なところは自分で磨いて、苦手なところは助けてもらう。そういう働き方ができる環境です」
ユーザー目線を大切にしながら、AIを味方にして仕事の幅を広げ続ける尾崎さん。「めんどくさがり」だと笑う姿勢の裏には、相手のことを考え、コツコツと経験を積み重ねてきた確かな強さがあります。
正解のない時代に、問いを磨きながら進む。そんな仲間と共に、"AIと働く未来"を一緒に描いていきませんか?
次回のメンバーインタビューもお楽しみに!