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オンラインサロンの立ち上げから考える Vol.3

オンラインサロンについて考える Vol.1 コンセプトについて
オンラインサロンについて考える Vol.2 ビジョンの決め方

3回目の今回は、ペルソナについて考えます。ペルソナは自身の商品やサービスを利用する典型的なモデルのことを指します。
ペルソナを直訳すると「人格」という意味ですが、マーケティングを考える時、商品開発やサービスにおいて年齢、性別、職業、年収、家族構成、趣味、価値観、ライフスタイルなどを実在している人物かのように仮想プロフィールを作り、その具体的な顧客モデルを想定しつつ、戦略を考え、明確化するために設定します。


「ターゲット」とはどう違か?という疑問があると思います。ひとことでいうなら、人物に対する「深さ」が違うのかもれません。
例えば、ある商品のターゲットを考えた時に「20代、独身女性」だったとしましょう。ペルソナはより詳しく設定します。その人物が何の仕事をしていて、どういったものに興味があって、情報収集はどこで行っているかなど。ペルソナがあることで、このペルソナはこのような行動をするだろう、という予想がチーム内で共有でき、このペルソナならしそうなこと、やりそうでないことが明確化され、大きくズレることが少なくなるのが一番の利点です。

例えば、設定ペルソナが
・大木花子さん 28歳
・営業支援ツール販売会社の人事部
・週1回絵画教室に通っている
・テレビはあまり見ないけど、ドラマは好き
という方だったとしましょう。このペルソナが通勤バックを欲しいと思ったら若者に人気のキャラクターコラボのバッグでしょうか、シンプルで上品だけど、すっきり収納できるバックでしょうか。

ターゲットはざっくととした幅を持たせていますが、ペルソナではより肉付けを行いリアリティのあるものへ落とし込んでいきます。ペルソナはチーム内での認識のズレを防ぐとともに、共有が安易になりクオリティを高めることに役立ちます。

では、ペルソナはどうやって作れば良いのでしょうか?
具体的にどのようなことから始めればよいのかわからないというのが本当のところだと思います。まずはペルソナにも基本項目があります。性別、年齢、職業、年収、学歴などがそれにあたります。
プラス、感情や性格について考えます。趣味・趣向、ライフスタイル、休日の過ごし方、最近気になることなど作成します。

リアルに基づかないペルソナは、作成者のバイアスが反映されることが多いとされいます。なので、よりリアルな情報をいれていくといいでしょう。
商品がすでに存在するものであれば、定量データを参考にすることができます。製品やサービスを一番使ってくれているユーザーの性別や年齢、年収などを参考にして、そこから人物像を肉付けしていきます。もう1つは一対一のインタビュー形式や対多数のオリエンテーション形式でユーザーの生の声を反映します。このようにしてペルソナを設定し、ペルソナが必要とする情報、サービスを提供ためにサービス向上を考えます。


オンラインサロンについても同様に、サロンをご利用いただくペルソナを設定し、そのペルソナがどの様な情報を求めているか、何をしたら・できるようになったら嬉しいか、などを考え内容を決めていきました。とはいえ、これが全部正解というものではありません。
実際に運用してみて、サロンのメンバーにアンケートや運用についてのご意見を伺うことで、よりよいサロン運営ができていくのだろうと考えています。

次にツールを考えていきましょう!

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