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フロントエンド領域を牽引するリーダー陣に聞いた。大きな転換期を迎える今、どんな組織を目指すのか?

こんにちは!auコマース&ライフ採用広報担当です。

 今回はサービス本部サービス開発部の中でフロントエンド領域のグループリーダーを務める2人に、これまでの経歴から今の開発組織、今後の展望まで率直な気持ちを伺ってきました。事業・サービスを牽引する開発組織に必要なものとは?エンジニアの人もそうでない人も必見です。

左:菊川 道一(Michikazu Kikugawa)
サービス本部サービス開発部フロントエンドシステム1グループグループリーダー。大手EC企業へエンジニアとして新卒入社後、インターネットショッピングモールの店舗側システムの開発に従事。合併直前の2019年1月に旧株式会社KDDIコマースフォワードに企画職として入社。店舗管理システムのプロダクトマネージャーを担当、FY19下期プロジェクトマネジメント部門最優勝受賞したのち、開発側へ再度シフトチェンジ。au PAY マーケットのフロントエンド領域の開発チームを牽引する。
右:手塚 健太郎(Kentaro Tezuka)
サービス本部サービス開発部フロントエンドシステム2グループグループリーダー。SIerにて設計・開発・保守を経験後、ゲーム会社で新規コンテンツ開発及び企画の経験を経て、2017年11月旧株式会社ルクサに入社。以来、ネイティブアプリ(LUXA・au WALLET Market) の開発業務を中心に担当。現在はフロントエンド領域も担当している。FY20上期全社表彰ではエンジニア部門最優秀賞を受賞。

ーお忙しいところ、本日はお集まりいただきありがとうございます!まず始めに、これまでのお二人のご経歴についてお伺いできますか。

菊川:
 サービス本部サービス開発部フロンエンドシステム1グループ グループリーダーの菊川です。私は某大手ECモール企業に新卒でバックエンドのエンジニアとして入社、約8年ほど勤めたタイミングの2019年1月旧KDDIコマースフォワードに転職してきました。前職では主にモールに出店される店舗さまが使用する管理画面のレビュー、テスト、リリース、保守・運用を担当していました。非常に大規模なシステムであり、レガシー部分もありながら新しいシステムを作っていくのは楽しかったのですが、会社規模も大きく、部署ごとに業務が細かく細分化されている環境の中で、組織の一員としてずっと同じことをやっていくことが本当に良いのだろうかという悩みと、もう少し上流工程、いわゆる企画側を経験したいと思い、転職活動を始めました。auコマース&ライフに入社したのは、前職とシステムやモールの構成が似ていることもあり、生かせる知見があると感じたこと、また前職での関係者で知り合いの方もいたのが大きな理由でもあります。やっぱり一緒に働く『人』というは大事ですしね。

 当時はプロダクトマネージャーとして入社しました。プロダクトのKPIを設定し、そのKPIごとに達成するためにどうすれば良いのか、事業貢献をどのようにできるのかを、計画、立案、実行する企画職です。企画職は未経験のためかなり苦労しましたが、当時の上長の方にかなりヘルプいただいたこともあり、ノウハウのキャッチアップ、auコマース&ライフ流の進め方を徹底的に叩き込まれました。その甲斐もあり、入社1年ほど経った2019年下期には、プロジェクトマネジメント賞最優秀賞を受賞することができました。
 そして2020年より、企画職から開発側へと再びシフトチェンジし、現在フロントエンド領域のグループリーダーとして開発側から事業貢献をしています。フロントエンド領域も未経験ではありましたが、私は一つのところに止まらず、幅を広げていきたいという気持ちを大切にしているので、手をあげて参画しました。

手塚:
 菊川さんと同部、フロントエンドシステム2グループにてグループリーダーを務めています手塚です。私の前職はゲーム会社のエンジニアをしており、組織変革を経て半分プランナーやディレクターとしての業務も行っていました。プロダクト/サービスに対してユーザーがどんなことを求めているかを知ることができたので、その経験や裁量を生かせる場を探して転職活動をしたところ、最も求めるポジションにマッチしていたのが旧株式会社ルクサ入社のきっかけです。当時の開発組織にはチームをマネジメントし、ハンドリングする人材がいなかったので自分の経験が発揮できるということと、自分自身ゲーム業界は好きなものの、いつかECにも携わってみたいという気持ちが漠然とあったので、これはチャンスだと捉えてジョインを決めました。
 実はサーバーサイドエンジニアとして採用されましたが、入社後アプリエンジニアを任されることになりました。2019年4月合併のタイミングでフロントエンドにも領域を広げて担うようになり、現在に至ります。

ーそれぞれフロントエンド1グループ・2グループの担当領域について教えて下さい。

菊川:
 フロントエンドシステム1グループは、au PAY マーケットのWeb側のフロントエンド開発全般を担当しています。「au PAY マーケットのWeb側のフロントエンド開発全般」はさらに大きく3つに分かれており、①au PAY マーケットの投資系案件を請け負う部隊 ②au PAY マーケットのイベント・キャンペーン系(LPなど)の案件を請け負う部隊 ③au PAY マーケットのフロントエンド開発における課題解消を実施する部隊 が内包されています。

手塚:
 フロントエンドシステム2グループはLUXA・au PAY マーケット内でレストラン・美容・宿泊等の体験型商材を扱う領域、・au PAY マーケットのネイティブアプリ領域を担っています。先日10月31日にサービスクローズをしたau WALLET Marketも2グループの担当領域です。


合併、サービス名称変更、サービスクローズなどの波を乗り越えて、今何を思うのか。

ー合併を経て3年、サービスクローズなど大きな転換期を迎えている中で、お気持ちお聞かせいただけますか?

手塚:
 先ほど述べたau WALLET Marketも、2022年2月28日終了予定のLUXAも、旧株式会社ルクサの頃より、携わってきた思い入れのあるサービスです。開発の中ではビジネスサイドのメンバーと幾度となく議論を重ねてきたこともあり、皆が寂しい気持ちであることは事実だと思います。しかしながらLUXAで培われたダイレクト領域(自社販売領域)とライフスタイル領域(コト商材)は決してなくなるわけではなく、au PAY マーケットで新たなフェーズを迎えるのだと考えています。これは組織も同じで、合併を経ても長らくau PAY マーケットサイドとLUXA・au WALLET Marketサイドで開発組織が分かれていたところを、今後は同じサービスに携わる仲間としてより一層の一体感を持って進めていくことになります。より良い変化、化学反応が起こるような組織になるよう尽力していきたいです。

菊川:
 別のグループであっても、手塚さんを始め関わる方々のサービスに対する思い入れの強さは悔しいほどに伝わってきます。このサービスへの思い、熱量を今後は一緒に持って、サービスを作り上げていきたいですね。それぞれの担当者がそれぞれ開発をするのではなく、サービス開発部ひいてはサービス本部として一体となってパフォーマンスを最大化できる状態を目指していきたいです。先ほどもあった通り、これまでは担当するサービスが違うので別の仕事をしている感覚が強かったですが、今後はグループの垣根を超えた連携が増えていくことを期待しています。実は手塚さんとは既に週1でミーティングを行ったりと、連携することが増えてきました。互いの良い部分を吸収して共に成長できるといいなと感じます。

手塚:
 情報共有の方法、開発の進め方などルールや素地固めから着手していきたいですね。使っている言語もこれまで違ったことから課題はたくさんあるので、一つずつ潰していきたいです。まさしくシステムの構造改革が動いているフェーズなので、このあたりの平仄を合わせるスピード感が重要になると思っています。

技術力よりも人間力。誰よりも当事者意識を持つこと。

ーauコマース&ライフのエンジニアは、どんな人が多いですか?もしくはどんな人にあっていると思いますか?

手塚:
 一言で形容し難いほど、色んな人がいると思っています。個々に考えを持っており、持ち合わせるスキルも違ったり、ヒューマンスキルとしてもマネジメントが得意な人もいれば、技術を尖らせていきたいというスペシャリスト志望も在籍しています。しかしながら共通しているのは『事業会社のエンジニアとして働くマインドがある』ということでしょうか。事業をつくるということは、ただ開発していればいいということではなく、より良いサービスをつくるために課題を見つけて頭を悩ませたり、たくさんの部署や人と関わってプロジェクトを進めていく必要があります。そういった能動的な姿勢が特徴なのだと思います。

菊川:
 同じく『課題を見つけて、自ら能動的に動ける人』『無理難題でも突破しようとする人』が求める人物像としても近いです。バックエンド側やデザイナー、Webディレクターの方々、プロジェクトオーナーなど関わる人も多い中で、円滑なコミュニケーションは必要不可欠です。技術力だけではなく人間力も重要だと思います。またauコマース&ライフはまだまだ変革期のど真ん中にいます。目まぐるしい変化に適応する力、その変化さえも楽しめることが重要ですね。

ー今後の展望についてお聞かせいただけますか。

菊川:
 会社規模も大きくなり、ある程度ルールが出来上がってきた一方で、そのルールに縛られてやりづらさを感じている人も少なくないと認識していますが、私は現在のauコマース&ライフでは、まだまだ能動的に動ける、動くべきフェーズだと考えています。もちろん計画されたやるべきことは遂行しつつも、エンジニアでなければ見つけられない課題を見つけて伝える、そして改善していくというバランス感のある組織作りを後押ししていきたいです。
 また、より一層手塚さんチームを始め、旧株式会社ルクサ領域の知識もどんどん入れ込んでいきたいですね。現在もデザイナーの方々と月一でテーマを決めて勉強会を実施していますが、今後の連携を見据えて、手塚さんと私のグループそれぞれの持つ技術について話合える機会など、技術研鑽についても取り組んでいく所存です。

手塚:
 自分自身の展望としては幅広い視野を持ったエンジニアを目指しており、その上で会社や事業にとって有益な意見や行動を取れるような人材を目指していきたいと考えています。一方でただ手を動かす面白さは忘れたくないので、今のようなマネジメント中心な働き方とはいえど、技術研鑽は積極的にやっていきたいし、開発にはずっと関わり続けたいです。
 組織としては全員が自立して組織のパフォーマンスとして最大化できるような意識を持てる組織にしていきたいです。これまでの組織体制では、メンバー→グループリーダー→部長が順に意見を吸い上げ連携していく方針でしたが、今後は中途/新卒、経歴や立場に囚われず、各々がサービスをジブンゴトとして捉え、自ら発信していってもらえればと思います。失敗しても自分がフォローするので、安心して挑戦していってもらいたいです。
 まだまだ課題も多く大変なように見えますが、これこそエンジニア冥利、課題を解決する楽しさに満ちていると思うので、共に乗り越えていきましょう!

菊川:
 はい!ぜひ一緒に成長していきましょう!


※2019年4月に旧株式会社KDDIコマースフォワードと旧株式会社ルクサが合併して、現在のauコマース&ライフ株式会社になりました。
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