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0 . はじめに
今日は私達アットハースをケーススタディーとして、MVV(Mission, Vision, Value)についてお話させて下さい。この記事を読み終える頃には、シリーズA前後のスタートアップで働く上でのマインドセットの一例を知ってもらえると思っています。それでは早速Mission/使命からいきましょう!
1.Mission/使命 : Creating housing platform to live anywhere/ どこでも暮らせる賃貸プラットフォームを提供すること。
私、創業者紀野が半生を振り返ると、様々な場所で不公平、不安、不満などの"不"と常に向き合ってきた気がします。
例えば、私が育った秋田県での養護学校で健常者と障害者の差異を見たり、アメリカのノースカロライナで今まさに暴動の発端となっている黒人と白人間の確執や歴史の禍根を垣間見たり(半年ずつ、黒人と白人のハイスクールとホストファミリーに滞在)、フランスの駐在時にも第2のアラブの春からISISやパリのテロが起きた一連の流れを見てきました。
人は生まれながらの場所や環境に縛られて学習や将来の機会や自由が奪われている。そういった生々しい現実を直視してきた半生でした。
自分に何が出来るだろう?この第4次産業革命の時代を生きる私たちは、テックの力と私たちの信念で人がどこでも暮らせる機会を提供したいと考えています。
2.Vision:Live the life you want / 自由に暮らせる世界を。
前述した通りですが、人は生まれながらに自由であるはずです。
それなのになぜ2020年になっても人種差別や偏見が横行しているのでしょうか?それは、a→b→cの負のサイクルが起きているからと考えます。
a. 認知:人種や国籍に対する偏見、人から聞いた先入観(XXなどの国の外国人は危ない)が、
b. 感情:実体験などの偏見(外国人は全員信用出来ない)を生み、
c. 行動:差別(外国人は全員入居拒否)に繋がる。
日本では人種差別が世界と比較して少ないと思われています。
果たして本当にそうでしょうか?確かに98%の日本人が日本語の標準語を話す中、2%の人たちの立場を実感するのは難しいというのはあると思います。
そこで質問です。外国人は危ないのでしょうか?日本語を話せば安全でしょうか?日本人は安全でしょうか?
結論から言うと、NOです。例えば入居一つとっても、現代の日本社会で起きている事は、生まれた場所や人種、宗教などよる入居拒否(基本的人権、宅建業法違反)が日々横行しており、首都圏の日本人入居者の家賃滞納率は7.2%と(日管協短観2019年6月)高い水準を保っています。(弊社対応の外国人入居者の平均滞納率2.3%)
私たちが何百人ものお客さんから依頼を受ける中、毎朝管理会社に電話をする中で、末尾に書いた様な事が起きているので、もし宜しければバックナンバーを是非読んで見て下さい。
私たちは人権の活動家では無く、スタートアップでの事業を通じて社会の不安、不便、不公平を解消し、安心、便利、公平な社会を作りたいと思っています。それは、入居者だけでなくオーナー様や管理会社様も同様です。双方の不を解消し、安心して暮らせる社会を作っていきます。
それは、誰もが好きな人と、好きな場所で、自由に暮らせる世界を創れると信じているからです。
3.Value:2020年現メンバーが持つ価値観です。※今後、新しいメンバーが加わってくるごとにアップデートされていきます。
そんな中、私たちが考える価値観、在るべきと考えている姿は以下3点です。これは、特に変化が激しい環境の中、常に成長が求められるスタートアップ環境に向いている人、とも言えるかもしれません。
(1).評価:優秀な人とは
私達の考える優秀な人とは、知的謙遜=Intellectual Humilityとバランス感を持った人のこと。
無知の知・メタ認知があって初めて意見が違う人からも学ぶことができ、早く自身の人間的成長に繋げる事が出来ます。
IQとEQ、理論と実践、主体性と客観性、スタンドプレーとチームワークの間「バランス感」を持った人を私達は優秀なメンバーだと定義します。
(2).就業倫理:自由と責任とは
私達の考える責任感とは、自分自身に言い訳をせず、過去の失敗から未来の改善へと繋ぐ覚悟を持つ心構えのことです。思い通りに業務を行えなかった時、なぜ出来なかったのか?他者へ意見を伝えた際、なぜ伝わらなかったのか?
自分の頭で必死に考え、自分の言葉で発し、その結果を甘んじて受け入れる勇気を持つ事です。誰かがやってくれる事を待つのでは無く、自分で最後まで解決する覚悟を持つ人を私達は待っています。
(3).相互理解:多様性とは
私達の考える多様性とは、違いを尊重出来るチームであること。相手が受け取れるボールを投げ、伝わるコミュニケーションをする。意見が合わない時、互いの正義をぶつけ合わない。諦めや妥協の白黒では無く、理解してから理解される姿勢を忘れない。多様な価値観が混じり合うからこそ、日々の議論と成長の上に強い絆が生まれています。私達の考える多様性とは、違いを尊重出来るチームであること。
尚、多様性とは大きく分けて知的多様性と文化的多様性という似て異なる2種類が有ります。知的多様性は組織を強くしますが、10人未満のスタートアップでの異なり過ぎる文化的多様性は纏め上げるのが極めて困難と考えています。(もちろんマネジメント層やステージが進む中での資金やリソースの余力に応じて文化的多様性を作っていく事も良いでしょう。)
つまり、私たちの言う多様性とは単純に世界中の国籍や人種の人達を集めるチームでは無く、知的多様性を持ち議論を重ねるごとに一緒に成長していける異なったスキルや経験、考え方を持つ人達のことを指しています。
4. 最後に
これらのMVVに共感してくれるメンバーを僕たちは常に探しています。
スタートアップでの評価、自由と責任、多様性を持ちながら、社会の"不"を解消して海外から来た入居者の方たちの居場所を作る事は本当にやりがいのある仕事だな、とメンバー一同日々感じています。
その現場で常に創意工夫をしながら自分の頭で考える日々が自己成長へ繋がっています。次回は、具体的にメンバーの成長を振り返った内容を書いてみたいと思っているので是非楽しみにしていて下さい😊
日本から、そして将来は世界中に数時間で短時間で契約、好きな人と好きな様に暮らし、多言語や多文化を学ぶ社会を作っていきます。私達とより安心、公平、便利な世の中を一緒に作っていきましょう!😉
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・メール: team@athearth.com
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