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Missionにわくわくしながら、 自分らしくチャレンジできる。

斉藤 百香(さいとう・ももか)学生時代は、大阪大学外国語学部で日本語教育について学びながら、ストリートダンスに出会い踊り続ける毎日を過ごす。新卒でビズリーチに入社し、20代向け転職サービス「キャリトレ」のSalesやCSを経験。「自分の人生を生きる人を増やす」べく、atama plusへの入社を決意。
福田 葉一(ふくだ・よういち)大学時代に学問や学外活動を通じて、社会福祉/労働/教育環境における日本の課題を感じる。それらの課題を教育を通じてより良くできると考え、ベネッセへ入社。ベネッセでは、乳幼児から高校生までと関わる店舗/教室業務や研究開発等へ従事、その後、Mission/Valuesやプロダクトへ共感しatama plusに入社。

Missionにわくわくして、新たなチャレンジを決めた

― 二人とも2020年4月入社ということですが、なぜatama plusに入社したんですか?

福田:僕は教育学部を卒業後、ベネッセコーポレーションで5年勤めました。仕事としては、乳幼児から高校生までを対象にした店舗/教室の運営、研究開発などを担当。やりがいがあって、すごく楽しかったのですが、人生で一度はプロダクトと組織を立ち上げていく経験をしてみたいと思い、スタートしたばかりのatama plusに転職しました。

斉藤:私は前職のビズリーチでは、20代向けの転職サービスのセールスやカスタマーサクセスを担当していました。atama plusに転職したのは、Missionに猛烈に共感したこと。「自分の人生を生きる人を増やす」という文章を見た瞬間、「出会ってしまった」と思いました。

福田:出会ってしまった?(笑)

斉藤:そう。転職サービスも、言ってみれば、人生を自分らしく生きてもらうために、これからの人生の選択肢として、就職先を提示していると思うんですよね。でも、選択肢がたくさんあっても、それを選ぶための軸が定まっていない人が多くて、社会に出る前に何かできることがないかと漠然と思っていました。atama plusのMissionを読んでいたら、「教育を変えるという手があったか!」と思ったんです。

― なるほど。お二人ともMissionにわくわくしながら入社したんですね。atama plusに入ってからは、どういったお仕事をしていますか?

福田:僕はこれまでに、大きくわけて2つの仕事をやってきています。ひとつはカスタマーサクセス。atama+を導入していただいた塾の事業成功を支援することで、より多くの生徒に良い学習体験を届ける仕事です。入社から2020年8月までは、このカスタマーサクセスを担当し、9月からはプロダクトチームに移籍。BX(Business UX)として、プロダクト開発において、今後、どんな機能を優先して開発していくべきか、現場のニーズと事業課題を紐づけながら見極める仕事をしています。

― プロダクトチームに移籍したのは、福田さんの希望ですか?

福田:特に希望を出したというわけではありませんが、ゆくゆくはプロダクト開発にも携わってみたいと言っていたので、その想いを汲んでもらえたのかもしれません。

― 想いが一つ叶って良かったですね!斉藤さんはどういうお仕事をされてきたんですか?

斉藤:私は入社してから一貫して、ビジネスチームでカスタマーサクセスを担当しています。今は全国展開している個別指導塾さんを担当していて、教室長と一緒に教室ごとの課題を解決したり、本部の方々と全国の教室に関する方針を打ち立てるサポートをしたりしています。

全員の向かう方向が同じだから、自分らしく成長できる

― 入社から1年以上が経ちますが、働き方でatama plusの特徴だと思うことはありますか?

福田:全員がMissionの実現に向かって一丸となって動いていることが、1番の特徴だと思います。

― それはどういったところに感じますか?

斉藤:いっぱいありますよ。たとえば、顧客である塾や生徒と向き合う姿勢。ビジネスチームもプロダクトチームも他のチームも、職種を問わず全員が現場と向き合い、どんな課題があって、どう解決すればいいか、毎日真剣に考えています。

福田:たしかに、塾の現場だったり、生徒のことを全員で徹底的に理解をしようとするのはatama plusらしいところですね。僕もBXになってすぐ、教室長さんのことを理解するために、5教室くらいで1日中張り付かせてもらったことがあります。週1回は、講師の方とお話したり、生徒の様子を見たりしないと落ち着かないですね(笑)。

斉藤:あと、全員がMissionを追いかけているからこそ、他チームとの関わりが深い。お互いのチームの情報をオープンにしていますし、何ならミーティングに他のチームの人が突然参加することも日常的にあります。チーム間の垣根がないから、カスタマーサクセスチームだけでは解決できないような課題も、他のチームと連携して解決に導ける。本質的な提案ができるので、働いていて楽しいです。

福田:他のチームの情報を知ることで、より足並みが揃うというか。自分はどういう価値を発揮すればいいか再認識できます。
チーム間だけでなく、先輩後輩関係なく、お互いフィードバックしたり、教え合うカルチャーもあります。「このドキュメントすごい精度が高いな」と思ったら、「どんな風に考えたんですか?教えて欲しいからどこかで時間ください」って、まったく気を遣わず言い合えます。

― Missionに向かって全員が同じ方向を向いていることで、働きやすい環境が生まれているんですね。この環境は自身の成長にどんな影響がありますか?

福田:それは間違いなくあると思います。当然、周りだけでなく、自分自身もMissionを実現したいと思って行動しているので、自分が何をすべきか明確。だから迷うことなくチャレンジできますし、違う方向に向かいそうになってもすぐ軌道修正できる。自分自身の成長サイクルも早く回せているのかなと思います。

斉藤:私もMissionに共感して入社したので、その実現に向かうことそのものがモチベーションになっていますし、すごく自分らしく働けているという自覚があるので、仕事が楽しいんです。もっとできることはないかと、すごく貪欲になれる。そういう意味では、たしかに、自分の成長に繋がっているんだと思います。

BXとしての初仕事。視点を切り替える面白さ

― 実際、仕事を通じてどういう点が成長したと思いますか?

福田:塾さんや生徒により良い価値を提供するための思考や、課題をより鮮明にとらえるための手法に、少しずつですけど、幅が出てきたかなと感じています。
たとえば、現場の課題を捉えるために、あるときは現場を訪問して肌感を確かめ、あるときは解決策をまずはプロトタイピングしてみて、教室の方のご意見をお聞きするとか。一つの課題を解決するにも、いろいろな手法があると思うのですが、このやり方がダメなら、別のやり方でやってみようとか、こっちのやり方のほうが、もっと価値のある提案ができるかもと探ってみたり。そういう発想の幅が以前よりもすごく広がったと思います。

― 発想の幅が広がったんですね。その要因は何ですか?

福田:atama plusには、いろんな業界からそれぞれの領域のプロフェッショナルが集まっていると僕は思っていて、そういった人たちのやり方を見習ったり、教わったりしながら自分のものにできているのかなと思います。

― これまでで一番成長を実感した瞬間について教えてください。

福田:プロダクトチームにBXとして移籍して、最初に携わった開発の話です。当時、チームが開発テーマに掲げていたのは、「生徒の学習効率のアップ」。我々が大事にしているWow students.としてはもちろん、塾さんの事業上も生徒の成績向上はとても重要で、atama+による学習効率をより上げていく必要がありました。生徒の学習効率が上がらない要因を特定することから検討が必要なテーマだったのですが、僕にとってはプロダクト開発自体がはじめてだったので、どう進めたらいいか模索しながらのスタートでした。
まず、学習効率が下がる原因の仮説をチームで立てて、それが本当に正しそうかを定量的に分析することから取り掛かりました。例えば、生徒が丁寧に講義動画を見てくれることは嬉しいのですが、講義動画を見る時間が長くなりすぎてしまっていることで、学習効率が下がっているのではという仮説を検証しました。もしそうなら、生徒が、講義を見返しやすくする機能を検討しようかと。そういった方向の仮説を3つくらい考えたのですが、結果的にはどの仮説も外れていました。

― 予想に反して、みんなatama+できちんと学習してくれていたんですね。

福田:はい。実際に多くの生徒を見に行ったのですが、真剣に学習している生徒ばかりだなあと。めちゃくちゃ嬉しいことなんですけど、この時ばかりは、どうしたものかなって(苦笑)。その後も、ヒントを探しに何度も現場を訪問。学習効率が上がらない生徒の共通点を探りましたが、なかなか見当たりませんでした。でも、教室で指導する講師の方を見ながら、あることに気づいたのです。
講師の方が複数人の生徒を指導する中で、ある生徒の学習進捗が遅くなっていることに気づけていない。そして、それは生徒の学習進捗が遅いことをプロダクトが講師の方に的確に伝えられていないことが原因だと気づいたのです。現場に何度も訪問し、教室の方や生徒から様々なことを教えてもらう中で気づけたのかなと思います。また、教室訪問の後、何度もチームで仮説をつくってはやめての繰り返しの中で生まれたものでもありました。

― 確かに、それは教室での学習の様子を知っているから生まれた発想ですね。

福田:この仮説をもとに、生徒の学習の遅れをリアルタイムで知らせる機能をプロトタイピングしました。複数教室で検証を行い、生徒・講師の方々にご好評を頂けたので、3か月がかりの大がかりなアップデートとなる機能開発を行いました。

― BXとしての初仕事で、いい成果が出せましたね。

福田:効果についてはこれから検証するところですが、いろいろな方向から課題を捉えて、チームのみんなで教室の一次情報を大事にし、本質的な解決策を導けたという点では、成長を実感できました。

型にはまった提案から、相手を理解した本質的な提案に

― 斉藤さんは、atama plusに入社して、どういう点が成長したと感じていますか?

斉藤:私は、一つの塾さんを長く担当していますが、はじめは教室ごとに発生する課題の解決に取り組んでいたところから、今は全国の教室に対して広く打ち手を考えるようになって、捉える課題も自分の提案できる範囲も広がっていることを実感しています。

― 気付けば、出来ることが増えていたんですね。ご自身で、こういうところが変わったなと思うところはありますか?

斉藤:顧客との向き合い方は、明らかに変わったと思います。入社当初は、顧客の課題を見つけてもその解決策をゼロから考えて提案することに慣れていなくて、どうしても、型にはまった提案しかできなかったのですが、今は、本質に迫るコミュニケーションができるようになってきたかなと。まだまだですけど。

― 顧客との向き合い方が変わるようなキッカケが、何かあったんですか?

斉藤:そうですね。入社から数ヶ月経った頃に、同じチームの先輩から、「自分の役割を決めて、その中で仕事をやることから、そろそろ卒業しようか」と言われて、当時担当していた塾さんの課題解決策を、初めてゼロから考えたことがあるんです。それが私にとってのターニングポイントでした。先輩に相談しながら、初めてゼロから研修を作り上げて、30教室の教室長に向けて研修を実施したんです。

― どのような研修をつくられたのですか?

斉藤:授業中の生徒と講師の関わりについてお伝えするものです。atama+を使った授業では講師の役割は主にコーチングで、生徒が自力で考えられるための支援を大事にしています。ただ、教えるほうが生徒にとってよい時もあるので、どこまで自力で考えてもらい、どういう時には教えるとよいか、判断が難しい部分があるんです。導入初期の研修で、関わり方について方針はお伝えしていたのですが、教室長と会話したり授業を拝見したりすると、実際の授業運営にいかせていなさそうだなと。「伝えた」と「理解いただいた」は違うんだなと身にしみて実感しましたね。
まずは、実際に教室現場を拝見したりヒアリングを重ね、生徒の学力層や、講師の方の特性、さらには本部の戦略についての理解を深めました。その上で、どうすれば塾の授業運営がうまくいくのか、生徒に良い学びを提供できるか、という視点で研修を設計していきました。

― 現場理解をもとにゼロからつくりあげられたのですね。結果はどうでしたか?

斉藤:研修では、その塾さんが大切にしている指導のあり方にあわせて、生徒へどう関わるのがよいか、なぜそれがよいのかを、質疑応答をまじえながら丁寧にお伝えしました。今までの説明よりも、自信をもってお伝えできたなと思います。
小さな課題解決のようですが、数百人の講師が迷わず指導するためのオペレーションに繋がることなので、影響度が大きく学びが多い仕事だったなと思っていますし、何より教室の方々から「まさに困っていたこと。これで講師が動きやすくなったし、生徒も学習しやすくなっている」と喜んでいただけたことが嬉しかったです。顧客との向き合い方について自信を持てた経験ですね。

― お二人ともありがとうございます。最後に今後の目標を教えてください。

福田:今はBXとして、プロダクト開発の前段階の課題整理などをしていますが、今後はもっと開発そのもの踏み込んでいきたい。開発における意思決定者であるプロダクトオーナーの仕事を始めているんですが、よりよいプロダクトづくりにさらに貢献したいと思っています。

斉藤:私は昔よりやれることが増えてきた一方で、まだまだ未熟だなと感じることが多いですね。最近も気持ちが先走って、現場のオペレーションや経営の考え方にそぐわない提案をして、反省していたところです。自分がより本質的な課題解決提案をできるようになって、塾さんや生徒へもっともっと貢献したいなと思っています。

◆ atama plusについてもっと知りたい方はこちら! atama plusのすべてがわかる11のイベント

その3:ベネッセ・代ゼミ出身者が、急成長する教育系スタートアップの伸びしろを話す会

その4:転職直後のエンジニアが、初めて機能リリースするまでの話

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