2校の通信制高等学校の運営を行う、株式会社アットマーク・ラーニング。
3年前には585名だった生徒数が今年には993名になるという、圧倒的な成長をしています。
大学受験に縛られがちな高校の教育現場ですが、株式会社アットマーク・ラーニングのどのような教育方針が生徒の心を惹きつけるのでしょうか?
会社について
株式会社アットマーク・ラーニング
https://www.at-learn.co.jp/
株式会社で初のインターネット通信制高校「アットマーク国際高等学校」と日本で初めてSNEC(スペシャルニーズ・エデュケーションセンター)施設を受け持つ「明蓬館高等学校」の2校の通信制高等学校の運営を行っております。生涯を通じて自らの意思で学び続けられる「インディペンデント・ラーナー」の育成を目標に掲げ、全ての子が適切な教育を受けられる教育現場を提供しています。
今では全国各地に学習センターや明蓬館SNEC拠点を構え、順調に拡大しております。
※SNECとは、発達障害の支援スキルを持った職員(支援員)と心理師(相談員)が常駐して、教員とチームを組み、発達に課題を持つ高校生が特別支援付きの普通科高校教育を受けることができる教育+療育センターです。
SNECオリジナルサイト
https://www.at-mhk.com/portals/0/lp/snec/
設立までの経緯
ーなぜ通信高校の事業を始めたのですか?
アメリカのワシントン州にはいくつも島があり、また英語を母国語としない人たちもある一定の割合で住んでいます。そのため、通信制の高校が多く、家から子供を学ばせることができる制度が整っているんです。教育形態が多様化したアメリカでは「不登校」という概念がなく、誰もが平等に学ぶ機会を享受することができます。
一方、日本では、発達障害のある子にとってはどうしても学びづらく、不登校の子たちが出てきてしまいます。
アットマーク・ラーニング日野理事長がアメリカに渡米した際、均一化している日本の教育現場との違いに驚きを受けたことがきっかけで、現在の株式会社アットマーク・ラーニングが設立されました。
他の高校にはない魅力
ーここ3年の生徒数の伸び率が凄いですね。やはり他の高校にはない魅力があるのですか?
他の高校と異なり、一人一人に合わせたオーダーメイド式の教育であるということが本校の最大の特徴です。
どうしても大学受験に縛られがちな高校生活ですが、全ての生徒が同じ目標を持っているわけではありません。「高校を卒業する」ということを目標にしている子もいますし、「朝起きること」を目標にしている人もいます。それぞれの目標と趣味、進路に合わせて、教員のサポートを受けながら高校生活を送ることができるのが魅力ですね。
ー確かに各自の生き方は全く異なりますよね。自分のペースで学ぶ意欲を保てることに魅力に感じます。
そうなんです。勉強嫌いの子もいますが、例えば、鉄道が趣味の生徒に対しては、「世界で蒸気機関車がどのようにして発明されたのか?」という歴史に繋げることができますし、「どのような機構で蒸気機関車が動くのか」という理科科目にも繋げることができます。生徒が持つ趣味を科目に当てはめて勉強を行うと、「勉強することで自分の好きなものに取り組める」という自覚を持つことができるんです。やはり、趣味が勉強に結びつくと、生徒の伸びしろは凄まじいですよ。
明蓬館高等学校バレーダンサーコースの活躍
https://www.instagram.com/ballet.meihokan/
職場について
ーどんな方が働いているのでしょうか?
コミュニケーション能力があり、明るい先生が多いです。厳しい先生はほとんどいないですね(笑) やはり、先生が楽しめていないと生徒も楽しむことができないので…。先生の笑顔を見てもらうことで、生徒に「大人って楽しそうだな」と思ってもらえるようにしています。
また、気持ちが若い先生が多いです。
普通の高校と違って、それぞれのペースに合わせた指導をするので、自分の価値観に縛られずに様々な視点を持つことで、色んな生徒と関わることのできる先生がとても重宝されます。
ーなるほど。入社後はどのようなキャリアを積むことができるのでしょうか?
まずは先生として入社し、その後、教務の主任や科目の主任を経て、教科のマネージャーになる人もいます。
学習センターのマネージャーや、進路主任、教務主任など、人によって進むキャリアは異なります。
ー株式会社アットマーク・ラーニングで働く魅力を教えてください!
"生徒の成長を実感できる"ことが一番の魅力です。
無理やり机の前に座らせて教科書の勉強を行わせるのではなく、それぞれの趣味や興味のある分野と勉強を結びつけることで、生徒の学習意欲が日に日に増すことを一番そばで感じることができます。
今後の展望
ーこれからの展望をお聞かせください。
おかげさまで生徒が千人規模の高校になりました。生徒が増えると、どうしても均一の指導になりがちですが、創業時の想いを変えずに、一人一人の夢や目標を重要視した教育にしていきたいと思っています。
また、学校の職場では紙の作業が多いですが、デジタル化を積極的に進め、作業の効率化を図るつもりです。教員の余計な負担を減らすことで、その分の時間を生徒への時間に変えていくのが目標です。
ー求職者に向けて一言お願いします。
今までの経験も重視しますが、過去に縛られた指導を行うのではなく、とにかく笑顔で楽しく生徒に接することのできる人を求めています。ここでは、普通の高校と違って、それぞれのペースに合わせた指導をするので、自分の価値観に縛られずに様々な視点を持ち、色んな生徒と関わることのできる人は重宝されますよ!
facebookやtwitterなどのSNSを通して学校の様子を発信しているので、ぜひ覗いてみてください!
明蓬館高等学校Twitter
https://twitter.com/meihokan
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https://www.facebook.com/meihokan.snec
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