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※本インタビューは、アステリアの新卒研修の一環で作成した社員インタビュー記事です。2025年4月に新卒で入社したメンバーが、アステリアで働く人々にインタビューを行い、自身で執筆しています。
「つなぐ」技術で新しい価値創造に挑戦するソフトウェア企業「アステリア(Asteria)」。
今回のテーマは「先輩エンジニアは新卒エンジニアに何を求めるのか」ということで、アステリア初の新卒エンジニアとして、エンジニアの先輩に率直な疑問をぶつけていきます。
アステリアでは四半期に一度、成果を上げたメンバーを讃える社内表彰制度があるのですが、今回は、その受賞経験を持つ開発チームのライアンさんにお話を伺いました。
インタビュアー:奥山 凜
2025年4月、新卒エンジニア職として入社。学生時代は、長期インターンシップやハッカソンを通じてWebアプリケーション開発を経験。プログラミングとの出会いは大学1年の春で、HTMLとCSSを触ってみた際に、自分の書いたコードによって何かが変わることに興味を持ち、それ以来、好きなブランドのサイトを真似して作ってみたり、少しアレンジを加えたりしながら、毎日手を動かす。大学2年の時、より本格的なウェブ開発を経験したいと思ったのがきっかけで、IT企業での長期インターンシップに参加し、2年間ほどチームでの開発を経験する。
自分の意見を言葉にする勇気を──新卒に期待する技術力+α
― 本日はオーストラリアからリモートでのご対応ありがとうございます!ライアンさんは現在どのような業務に携わっていらっしゃるのでしょうか?
入社以来、Platioの開発に携わっており、現在は主に新機能の実装やデザインの改善を行っています。アステリア製品のPlatioでは「Angular」というフレームワークを使用しているため、日々の業務ではAngularを用いた開発、そしてバグの修正などが中心です。
― チームでは、意見を交わしながら開発を進める場面も多いのではないでしょうか。開発現場の第一線で活躍されるライアンさんから見て、新卒エンジニアに求めることは何ですか?
そうですね、やはり自分の意見やアイデアを臆せず言葉にすることです。選考の過程でコーディングスキルは見られていると思いますが、入社後は技術力だけでなく、日々のディスカッションに積極的に参加してほしいと思っています。最初から製品の全てを理解している必要は全くありません。新卒ならではの新鮮な視点で、議論に貢献してくれることを期待しています。
― なるほど。それはライアンさんの新卒当時の経験から学んだことでもあるのでしょうか?
はい、今となってはかなり昔の話になりますが、当時のことはよく覚えています。
― 具体的なエピソードがあれば教えてもらえますか?
私はオーストラリアでエンジニアの学校を卒業後、プログラマーとしてキャリアを始めました。ただ当時のジュニアエンジニアの同僚たちは、先輩から指示された作業をこなすことがほとんどで、積極的にディスカッションをすることはほとんどありませんでした。私自身はディスカッションを通じて、より良い製品を作りたかったなと感じていて、それができていれば製品のクオリティがさらに高まっていたのかなと……。思い返すと少し後悔がありますね。
― そうだったのですね。積極的に議論に参加するために、日頃から心がけていることはありますか?
IT系のメディアから最新の情報を収集することは欠かせません。
特におすすめの媒体は「Hacker News」というメディアで、技術に関する深い洞察が得られる記事が多く、非常に勉強になります。日本語版もありますので、ぜひ一度見てみてください。それから、YouTubeチャンネルの「The Primeagen」と「Theo - t3․gg」もおすすめです。どちらも頻繁に新しい情報が更新されるので、常に最新のトレンドを把握するのに役立つと思います。
― この後、早速チェックしてみます!自分のアイデアを積極的に発信できるよう、日頃からインプットを心掛けたいです。
誠実さとは「分からないことを素直に認めること」
― 過去のライアンさんのインタビュー記事で、「誠実であること」を大切にされていると拝見しました。新卒に対しては、どのような「誠実さ」を期待されますか?
過去の記事まで読んでくださったんですね。
私にとって「誠実さ」とは、分からないことを素直に認める姿勢だと考えています。できないことを曖昧にしたまま話を進めてしまうと、先ほど話題に出たディスカッションの際に、結局自分が困ることになり、周りにも迷惑をかけてしまいます。ですから、お互いに何が理解できていて、何がそうでないのかをクリアにしながら、議論を進めることが大切だと考えています。
【過去のインタビュー記事】海外から転職2年で表彰!アステリアで成果を上げるエンジニアが心掛ける、誠実さと期待以上のアウトプット
― ディスカッションの他に、新卒エンジニアに期待するアウトプットはありますか?
最初の半年くらいは、どのようなコードが書かれているのか?関連するドキュメントには何が記述されているのか?そしてどのようなツールや開発環境を使用しているのか? といった、基本的な部分をしっかりと学んでほしいと思っています。
ハイレベルな技術的アウトプットを最初から求めているわけではありませんので、安心してください。
― ちなみに、ライアンさんがアステリアに入社された時も、同じようなステップで進まれたのでしょうか?
基本的にはそうですね。ただ、オーストラリアの企業とアステリアでは、ソフトウェア実装に対する考え方が大きく異なっていたため、最初の頃はその考え方をアップデートするのに苦労しました。大体6ヶ月くらいで慣れてきたと記憶しています。それがちょうど2021年のパンデミックの時期でしたね。あれからもう4年も経つのかと、話していて改めて驚きました。
焦らず、自分のペースで成長を──先輩エンジニアが新卒に伝えたいメッセージ
― ライアンさんがアステリアに入社されたきっかけは何だったのでしょうか?
入社のきっかけは、私のパートナーの影響で、日本国内でのIT系の仕事を考え始めたことです。先ほどもお話ししたように、当時、私はオーストラリアのIT企業でプログラマーとして働いていましたが、その会社で使用している技術スタックや開発プロセスが、最新のトレンドからやや遅れていると感じていたことも理由の1つです。
― そうだったのですね。ちなみにライアンさんは日本語がとてもお上手ですが、社内での会議は日本語で行われることが多いのでしょうか?
Platioの開発チーム内では、主に英語でコミュニケーションを取っています。奥山さんがPlatioのプロジェクトに配属された際には、英語を使う機会が多くなると思いますので、今のうちから少し準備しておくと良いかもしれません(笑)。
― 分かりました!実は、英語を使う環境で働きたいということも、アステリアへの入社理由の1つだったので、非常に楽しみです。
ー それでは最後に、未来の後輩となる新卒エンジニアに向けて、メッセージをお願いします!
皆さん、ここまで記事を読んでいただき、ありがとうございます。
エンジニアとしてのキャリアは決して楽な道のりではないと思いますが、焦らず、自分のペースで成長していってほしいと願っています。もし一つアドバイスをさせていただけるなら、学生のうちに様々な人と積極的にディスカッションをする経験を積んでおくこと。それがきっと、社会に出てから役に立つと思います。参考にしてもらえると嬉しいです。
もしPlatioのチームに加わったら、一緒に積極的なディスカッションをしながら、楽しくプロジェクトを進めていきたいですね。
― ライアンさん、本日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。