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【エンジニアマネージャーに聞く】人事評価から組織のDX化を進めるあしたのチームが実現する柔軟な開発組織とは?

株式会社あしたのチームは、全国3,000社以上の導入実績を持つ人事評価クラウド「あしたのクラウドHR」を開発・運営しています。

今回は、その開発に携わるエンジニアチームのマネージャー陣にインタビューを実施。クリエイティブ事業本部クラウド事業部マネージャーの檜谷淳史さんと大庭将さんに、エンジニアの働きやすさにこだわった開発環境や、求めるエンジニア像などについて伺いました。

クリエイティブ事業本部 クラウド事業部 エンジニアリングマネージャー

大庭 将(おおば まさる)・写真左

あしたのチーム入社2年目。フルスタックエンジニアとして活躍。開発業務全般を管理、新機能や機能改修時は全ソースのレビューも行う。

クリエイティブ事業本部 クラウド事業部 マネージャー

檜谷 淳史(ひのたに じゅんじ)・写真右

あしたのチーム入社1年目。プロジェクト管理を行いながら、機能企画や要件定義を行なう。UI/UXやフロントエンドのアーキテクチャなども担当。


エンジニアチーム主導で進めるプロダクト開発

――まず最初に、お二人がどのような業務を担当されているか教えてください。

檜谷:

ユーザーやクライアントのニーズを把握し、それを踏まえた要件定義をしています。要求をすべて実現しようとすると、予算がいくらあっても足りませんから、お金の使いどころとクオリティ、両方のバランスを取る仕事ですね。ユーザーの皆さまに、いかにシステムを使いこなしてもらえるか。そして、いかにお客さまの課題を解決できるか、といったことを意識しています。

それから、今はインフォメーションアーキテクチャを担うメンバーがいないので、その役割も担っています。ユーザーやクライアントからの要求やストーリーから情報を整理して画面の役割やその表現の仕方などデザイナと連携して行なっています。

大庭:

私が担当しているのは、主に品質管理の領域です。プログラムの制作管理や開発後のサポート、稼働環境の整備などに携わっています。実装時に技術的に難しい案件があれば、メンバーへのアドバイスも行なっています。また、私自身も開発をすることがあります。

――現在のエンジニアチームの体制や、開発の進め方について教えてください。

檜谷:

現在、エンジニアチームとしては4年目になります。新卒入社が3名、2年目が1名、3年目が3名、中途入社が3名。加えて、スキルの高い外部協力会社様が4社いて、計20名強で開発しています。

大庭:

開発プロセスは基本的にスクラムで行っていますが、市場要求的に早期リリースかつ実装機能が決まっている場合は、ウォータフォールで開発し短期間でリリースします。要求・工程に合わせて、チーム単位でウォーターフォール、スクラムの課題を補完し合うハイブリッド型の開発を行うこともあります。

檜谷:

開発手法を組み合わせているのは、お客さまに求められていることに対して臨機応変に対応できるようにするため。ユーザーの皆さまからの声をもとに、エンジニアチームが主導する形でプロダクト開発を行っています。

――働いていて、やりがいを感じるのはどのようなところですか?

大庭:

CTOとの距離が近いので、開発フローの効率化やプロダクトの改善など、提案が採用されやすい環境にあります。プロダクトがより良くなっていくことを肌で感じられるのは、やりがいを感じる部分の1つですね。

檜谷:

現在行っているUI改善も、スピーディーにバージョンアップできていて、その都度進化している手応えを実感しています。

それから、多くの人の役に立つプロダクトを開発していること自体にも、とてもやりがいを感じています。決して大げさな表現ではなく、世の中には人事評価で人生が変わる人が、たくさんいると思うんですよ。そういうプロダクトを、我々エンジニアが主体となって開発している。これは、胸を張って言えることです。


エンジニアのために整えられた快適な開発環境

――エンジニアの働く環境について、教えていただけますか?

檜谷:

オフィスの環境として特徴的なのは、営業フロアとは区切られたエンジニアチームのための空間が用意されていることですね。この部屋には、入り口で靴を脱いで入室します。リラックスして仕事ができるようにということで、ふかふかの絨毯が敷かれているんですよ。

パーティションで区切られた一人ひとりのデスクには、ディスプレイを2枚並べても余裕があるくらい、広々としたスペースが確保されています。

大庭:

電話も必要な担当者の分のみで、最小限しか置かれていません。電話のやり取りが多い営業フロアとは区切られているので、こちらの部屋には外線がかかってこないようになっているんです。作業に集中できる環境を用意してもらっているのは、本当に助かっています。

それから、エンジニア向けの福利厚生として、書籍購入や資格取得の支援制度もあります。例えば、開発のメイン言語であるRubyの資格試験を、会社負担で2回まで受けさせてもらえるとか。スキルアップしやすい環境が整っていると思いますね。今月からは、「20%ルール」を適応しようとしていて、業務に関することが前提ですが、週に1度は好きな言語で好きなアプリなどを作ることができる施策も考えています。


リモート可など柔軟な働き方で、子どもの送り迎えも

――エンジニアの勤務形態など、働き方についてはいかがでしょうか?

檜谷:

リモートワークにも対応していて、柔軟な働き方ができます。エンジニアのことを、すごく大切に考えてくれている会社だなと感じますね。

大庭:

リモートワークの他に、フレックス制度もあります。私はこれを活用して、週に1日は子どもの迎えに行っています。コアタイムが11:00~16:00なので、始業時間を前倒しにして、少し早く上がるようにしているんですよ。

そうすることで、子どもの迎えから、夕飯、お風呂、寝かしつけまで、一連の流れができて、ワークライフバランスの充実にとても役立っています。仕事とプライベートにメリハリが付くことで、精神的な余裕も生まれますし、生産性の向上にも繋がっているなと感じます。

檜谷:

私は出社時間を遅めにして、子どもを送ってから出社しています。今まではできないと諦めていたことだったので、家族にもとても喜ばれました。帰りも、よほど納期が迫った業務があるなどの状況でない限り、定時に帰宅できています。

今後、スペシャリストとして活躍できる体制づくりも

――エンジニアチーム内のコミュニケーションで、工夫されていることはありますか?

大庭:

ランチミーティングを活用したりしていますね。プロジェクトの打ち上げや、チームで行っている誕生会などもあります。もちろん強制参加ではないので、安心してください(笑)。

何か困ったことがあった時に、些細なことでも振り向けば気軽に誰かに相談できるような、そういったチームを目指しています。

檜谷:

単に風通しの良いチームであるというだけでなく、レスポンスもスピーディですね。それから、「市場に求められているものを作っていこう」というマインドを、チームの中でしっかり共有できていることも大きいと思います。

――エンジニアチームの体制として、今後目指していることを教えてください。

檜谷:

現在は、メンバー全員がフルスタックエンジニアとして活躍しています。将来的には、フロントエンドやバックエンドなどに分け、それぞれ専門分野に特化して活躍できる体制にしていけたらと考えています。

大庭:

もちろん担当できる領域に制約を設けるわけではなく、望めば幅広い領域で活躍できる環境を整えます。オールマイティーなスキルを持つエンジニアと、専門的なスキルを持つハイクラスなエンジニアを増やしていくことで、チーム全体としての底上げを狙っています。

その他に、さまざまなことにチャレンジしやすい仕組みも作っています。例えば、先ほど挙げた「20%ルール」のように週1日は通常業務を行わず、自由に開発できる日を設けたり、部署内に小さなチームを作り、隔週でプロジェクトの発表会を行ったりなどですね。そのようにして、常に新しいことに取り組んでいける環境を整えています。

業界でもっと存在感を示せる、強いエンジニアチームに

――それでは最後に、お二人が求めるエンジニア像について教えてください。

檜谷:

エンジニアチームとしては、まだまだ未完成だと認識しています。でも、だからこそお互いに改善点を話し合いながら、日々進化していける環境にあります。ミッションに合わせて変化していける人、向上心やチャレンジ精神にあふれる人と一緒に働きたいですね。

大庭:

もっと増やしていきたいと考えているのは、プロダクトをイチから作る観点を持ったエンジニア。それから、新規のシステムはもちろんのこと、既存のものをより使いやすく改善していくために必要な、UI/UXに強いエンジニアもまだ人数が足りていません。

檜谷:

エンジニアチームは、約半数が新卒入社組と平均年齢が若いのですが、スキルは十分に高いチームだと自負しています。あしたのチームは、人事コンサルティングの領域で知られている会社ですが、エンジニアチームとしても、もっと業界で存在感を示していけるような強いチームに成長させていきたいと思っています。

大庭:

集中して作業できるオフィスや、チームとしての風通しの良さなど、エンジニアにとって働きやすく、新しいことにチャレンジできる環境が整っています。興味を持っていただけた方には、ぜひ一度オフィスを見に来ていただきたいですね。

――檜谷さん、大庭さん、本日はありがとうございました!

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