ARIGATOBANKは、「お金に困っている人をゼロにする」というビジョンを掲げた、
前澤友作が100%株主のFintech系スタートアップです。
お金がある人から必要としている人へ、お金の流れを変えることによってお金で悩んでいる人を少しでも減らし、挑戦する人を応援したいという想いから、
現在「kifutown」というCtoCの寄付プラットフォームを運用しています。
今回は取締役兼経営管理本部長を務める山口に話を聞き、
「現職までのキャリア」
「ARIGATOBANKのValue」
「メンバーの魅力」
「今後の展望」
に迫ります。
それでは早速、インタビューに移りましょう。
どんな学生だったのか?
慶應義塾大学に通っていて、建築を学びながらサークルでサッカー漬けの毎日を過ごしていました。
大学に入学して2年ほど経過した時にweb2.0がすごく流行りだしました。
誰もやっていないことをやりたかった僕は「建築ではなくてwebについて学んでみたい!」と思ったのですが、残念ながら大学にはまだ学問として存在していません。
当時webについて学ぶには実践の場に足を踏み入れるしかなかったんですね。
そこでIT企業で長期インターンを始めることにしたんです。
それからの大学生活は夢中でサッカーとインターンに取り組みました。
その経験もあって、職種や業種にこだわらずに「30歳までに自分の意思で自由に動ける人材になりたい、そのためにも若くして責任を取らせてくれる働き方をしたい」という想いを軸に就職活動を行いました。
「自由を得たいのなら責任を背負わなければならない」
当時から今でも自分のなかで大切にしているスタンスです。
新卒で入社したDeNA時代
新卒で入社したDeNAでは最初の2年半は新卒採用を担当し、その後3年ほど新規事業の開発に従事しました。
音楽サービスGroovy、アプリ広告ネットワーク、動画サービス、ゲームメディアなど多くの新規事業を立ち上げました。
学生時代から自分の考えたことを実現できるような仕事がしたいと思っていたので、新卒の会社でどんどん新しいことに挑戦できる環境のなか働けたのはよい経験でした。
アメリカ発ベンチャーSprinklrの日本支社の立ち上げ
DeNAでは非常に密度の濃い時間を過ごしていたのですが、自分で考えたことを形にするのはもうできるという感覚が芽生えてきました。
何か新しい挑戦をしたいと考えた時に「英語」「ソフトウェア」という2つの未知の領域を魅力的に感じ、アメリカ発ベンチャーのSplinklrに日本支社創業メンバーとして参画しました。
英語がまったく話せないにもかかわらず面接から打ち合わせの資料まで全部英語なので、最初は言語の壁に相当苦労しましたね。
必死に食らいついてなんとかついていくような怒涛の日々でした。
3年間で日本法人のディレクターになり、社長室室長として事業戦略、採用、社内人事等コーポレート業務を幅広く管掌し、英語も話せるようになりました。
はじめは数人だった社員数も50人規模にまで成長させることができました。
当然仕事で結果を出すと給料も上がりますし権限も得ます。
僕は採用や社内人事における大きな権限を与えられていたので、人を解雇しなければならない立場になったんです。
それが自分のやりたいことから乖離してしまっていると感じていました。
そんな時、アフリカのキリマンジャロ登山で電波を絶って自分と向き合ってみた結果、まずは組織の看板を下ろしてみようと思い、Sprinklrとのお別れを決意しました。
脱サラして気づいた「自分がもっともしたいこと」
脱サラしてからはクラウドファンディングで資金を集めてクラフトビールの事業を自ら立ち上げて自由に楽しみながら働いていました。
しかしある日OYO本社の社員から突然連絡が来て「インドのユニコーンベンチャーOYOの日本法人立ち上げを手伝ってくれないか?」と言われました。
結果的には時間もあったので引き受けたんですけど、脱サラしてみて気づいたのは、僕はやっぱり「やりたいと思ったことをゼロから形作るのが好き」ということですね。
OYOでもブランディングや集客、売上最大化の事業責任者として、急成長中の外資系スタートアップの立ち上げフェーズならではのカオスな状況を楽しむことができました。
前澤友作との出会い、そしてARIGATOBANKの創業
前澤さんとの最初の出会いは、前澤さんの「新規事業を作りたいから初期メンバーを募集します!」というツイートに応募した時ですね。
無事選考に受かって入社してからは、前澤さんにひたすら新規事業案を提案し続けました。そのなかの一つに今のARIGATOBANKの原型となる決済事業がありました。
話を進めるうちに、事業ではなく一つの会社にしてしまおうということで、ビジョン「お金に困っている人をゼロにする」を旗印として掲げるARIGATOBANKが誕生したんです。
ー山口(写真左)と代表の白石(写真右)
ARIGATOBANKが掲げる3つのValueについて
・Be a Professional
ARIGATOBANKにいるメンバーには、みんな何かのプロであると言えるような存在であってほしいと思っています。
やはり働くうえではそのみちのプロであってほしいし、結果それが一人ひとりの自己実現にもつながっていくと思っています。
・Grow to be Kind
「成長」は誰かに勝つためのものではなくて、優しくなるためのものだと思っています。
ARIGATOBANKのメンバーには「あの企業に勝ちたい」とか「あの人に勝ちたい」ではなく、「誰かのために優しくなる」そのために成長してほしいという想いが込められています。
・Be a Giver
これは社名にも表れているんですけど、このValueには「ありがとう」という言葉が循環するような会社になってほしいという想いが込められています。
「ありがとう」の輪を広げていくためには、やはり誰かに何かをしてあげたいという優しい気持ちとそれに素直に感謝できるような気持ちが必要だと思っているので、人に何かを与えられる人であろうというValueを設定しています。
ARIGATOBANKが目指す組織
先ほどValueでも触れましたが、ARIGATOBANKのメンバーはみんな何かのプロフェッショナルです。
なんらかのサービスや事業を責任者レベルで立ち上げた経験のある人材揃いなんですよ。
自分で考えてそれを実現することで世の中に価値を生み出してきた人が非常に多い組織だと思っています。
僕のなかでひとつ役割として背負っているのは、そんな優秀なメンバーをまとめあげて「ビジョンで統一された組織を作ること」ですね。
今後もさまざまな事業を立ち上げていきますし、さまざまなメンバーが増えていきますが、とにかく「お金に困っている人をゼロにする」というビジョンに対して一枚岩でなければならないと思っています。
そのために一つひとつの細かい意思決定もビジョンやバリューを反映させるべきですし、そういった文化は僕が進んで浸透させていきたいです。
今後ARIGATOBANKが歩む道
長期的にはやはりお金に余裕がある人から必要としている人への新しいお金の流れを生み出すのが目標です。
資本主義では、どうしてもお金を持っている人と必要とする人の格差がどんどん広がってしまいます。
そんななかでお金に余裕がある人からお金を必要としている人に直接的にお金が流れていくインフラを作ることができれば、「お金に困っている人をゼロにする」というビジョンの達成に近づくことができると思います。
インフラになるためには、ユーザーに長く愛されるようなサービスを作ることが重要です。
その第一歩として、現在は短期的な目標として電子マネーの前払い式決済サービスのローンチを掲げています。
電子マネー機能をkifutownに追加することで、寄付でのお金のやり取りが格段に早く楽になります。
未来の仲間へメッセージ
ARIGATOBANKはビジョンに向かって全員でプロダクトを作っていく会社です。
「お金に困っている人をゼロにする」
このミッションを魅力的に感じてくださる方なら非常に楽しんで仕事ができる環境だと思います。
そしてARIGATOBANKはこれからも多くの挑戦をしていく会社です。
カオスな状況を楽しみながら、世の中に大きなインパクトを残してみたい方、ぜひ一緒に働きましょう!
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