ITコンサルティングやデータ活用支援を主に担当するデジタルコンサルティングユニット(以下、DCU)のリーダーにインタビューしました。自分が希望していたコンサルティング部門に配属されたが、そこからが大変な日々だったと教えてくれました。今ではプロジェクトリーダーとしてチームをけん引しています。困難をどのように乗り越えてきたのか聞いてみました。
--入社の経緯を教えてください。
大学では理工学部に所属し電子回路やC言語について学んでいました。また高校からやっていた日本拳法を大学でも続けていたのですが、力を入れすぎるあまり留年してしまいました…(笑)。
引退後は就職活動をしながら居酒屋のアルバイトをしました。お客さんが来ないのはなぜかと疑問に思い、他店に足を運んで調査・分析をしていました。自分なりに仮説を立てて、店長と相談し他店の良い点を自分のお店でも実践していたんです。提案したことが採用されたのはとても嬉しかったですね。この経験がきっかけとなり、お店や企業の業務改善に貢献できる仕事に就きたいと思うようになりました。
こうした背景からITを活用してコンサルタントとして働ける企業を探し、ARIと出会いました。面接を通して個人を見てくれるARIに惹かれていきましたが、ARIを選んだ最大の理由は「急成長を遂げているARIでなら、私も急成長できるかもしれない」と思ったからでした。留年の遅れを取り戻して一気に成長したいという気持ちが強くあったんです。実際にその選択ができて良かったと思います。
--業務内容を教えてください。
企業内の情報を効率的に可視化できる仕組みを提案・構築するコンサルティングを担当しています。例えば、Excelなどで管理されている企業の業績管理指標や報告資料などをBI(ビジネスインテリジェンス)ツールで可視化しインサイトを引き出し社員の行動を変えるお手伝いをしています。
現行の資料からそのままBIツール上に移行する場合もあれば、より使いやすくなるように指標の定義やグラフの魅せ方を提案する場合もあります。現在は 既存システムからのデータ接続や運用の整理、DWH(データウェアハウス)への取込み、BIでレポーティングなど幅広い業務を担当しています。
チームメンバーは私を含めた3人で、他のチームとも連携しながら大きなプロジェクトを推進しています。またプロジェクトリーダーとしてチームメンバーと1on1をしたり、案件拡大のための営業活動もしています。
--仕事をするうえで大切にしていることを教えてください。
とりあえずどんな仕事でも挑戦してみること、そしてやりたいという意思を発信することです。それを続けていくとチャンスが舞い込みやすくなると信じています。そして回ってきたチャンスは逃しません(笑)。
またお客様やプロジェクトメンバーと積極的にコミュニケーションをとることも大切にしています。お互いを理解し距離が縮まった方がチームの雰囲気も良くなると思っているからです。雰囲気が良いチームの方が仕事の成果も上がりやすいですしね。
--達成感を感じる瞬間を教えてください。
お客様から課題をヒアリングしてその解決策の提案を喜んでもらえたときは達成感があります。そのほかにも要件に合わせてデータの設計をし、思った通りに加工できたり実装できたりすることもうれしいですね。
また何事も新しいことに挑戦することには、やりがいがあります。負荷がかかることもありますが、私は一定のストレスがないと飽きてしまう性分なのかもしれません。少し忙しいくらいが丁度よいと思っています。
--入社以来、成長できたことを教えてください。
念願のコンサルティング部門に配属された時はうれしかったですが、そこからは大変な毎日でした。 1、2年目は上司が細かいことまで指導してくれていました。 仕事に対するマインドから、議事録の書き方や構成の考え方、ロジカルシンキングまでひたすら鍛えてもらっていました。
新卒のころから多くのことを経験し、「教えてもらったことが全てできるようになれば、すぐに一人前になれる」と思い、全部吸収しようと努力しました。 残念ながら成長の速度は遅かったと思います…。
入社2年目の後半に先輩がプロジェクトを抜け自分がARIの代表としてお客様と関わることになりました。そのころから徐々に意識が変わり、自分で何とかしなければならない状況になりました。一人で全て解決できないので、人に頼ったり期待値のすり合わせをすることを覚えました。
これらが出来るようになったことが一番の成長だと感じています。今思えば、上司や先輩がいる環境にどこかで甘えてしまっていたのかもしれません。
お客様先での支援を始めて3年になりますが、常に新しいことにチャレンジしています。BIでの可視化だけでなく、AWSを使ったデータ抽出やDBの操作など自分で調べながらBI導入のプロジェクトに関する一通りの技術を経験しました。
今ではプロジェクトリーダーを任せてもらっています。 お客様の信頼を得たことにより案件も拡大し、今では後輩もチームに入って仕事ができるようになりました。自分で学びながら人に教える立場になり、1年目のころの上司が自分にどれだけ苦労したかが身に染みてわかるようになりました(笑)。あの時、見捨てずに手取り足取り教えてくれた上司には大変感謝しています。
--大変だったことを教えてください。
マネジメントとプレイヤーの両立ですかね。プロジェクトリーダーとして自分がチームを引っ張っていく立場になり、管理業務が増えました。リーダー職は経験も浅く試行錯誤が続きます。限られた時間の中で2つの役割をそつなくこなすことはまだまだ修行が必要そうです。
また最近はプロジェクトの方針として「アジャイル」を取り入ることになりました。初めての経験でもあり、まさに試行錯誤しています。
--どのように乗り越えましたか?
今、まさに乗り越えようとしているところです(笑)。マネジメントに時間を確保できるように、まずは自分のタスクをなるべく早く消化することと、なんでも自分で請け負ってしまうのをやめました。
そして困った事も自分一人で悩まずにチームメンバーとできるだけ横に並んで一緒に考えるようにしています。そういった面でも「アジャイル」を取り入れてチームメンバー全員が考えて行動できる組織作りをしていきたいと考えています。
--今後の展望を教えてください。
一人のビジネスパーソンとして目指しているのは、やはり社長ですかね。 というよりもARIの武内社長や経営陣のような人になりたいと思っています。
最近改めて気づいたのは、ARIの社長や役員、ユニット長クラスの人たちは、みんなにこやかだなと思いました。 出社して社員の顔を見て笑顔で挨拶するのが素晴らしいと思います。私からしたら役職も年代も離れている方ですが、とても接しやすく安心できます。ARIはそんな経営陣に支えられて、居心地が良い組織になったんじゃないかと思います。
自分の周りに人が集まってきて、それが組織になるといいですよね。そんな素晴らしい人たちを目標にまずは笑顔と挨拶から真似をして、素晴らしい組織を作っていきたいですね。
~これから共に働く仲間へ~
仕事は「何をするか」で決めるのも良いですが、「誰と働くか」も大事な要素の一つだと思います。 私は新卒でこの会社に入ったので他の会社といえばお客様先くらいしか知りませんが、非常に恵まれた環境で仕事ができていると常々感じています。ARIは特に個性的な人が多いと感じていますが、裏を返せばほとんどの人が自分の個性を発揮して会社で活躍していると解釈しています。 自分らしさを発揮して仕事をしたいと思っている人とぜひ一緒に働きたいと思います!