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様々な経験を積んだベテランコンサルタントの新たな挑戦

今回は、コンサルティング部門/シニアコンサルタント(兼)部長補佐を担当している社員にインタビューしました。これまで積み重ねた業務経験を活かし、ARIではさらにチャレンジャーとしても新たな扉を開けたいと語ってくれました。

<インタビュー>

--今までのキャリアを教えてください。

小さい頃からヴァイオリンを学んでいたのですが、音大卒業時に「このまま音楽だけの一生ではなく違う世界も見てみたい」と思い、一般企業への就職を目指しました。たまたまIT企業に事務職で応募したのですが、適性試験の結果からプログラマーとして採用されてしまい…。これが転機となり、今日までIT関連の仕事をしています。

プログラマーとして働くうちに、「何故こういう機能が必要なんだろう?」と上流工程に興味を持つようになりました。結果、企画からシステム構築に携われるユーザー系企業(航空系企業のIT関連会社)に転職しました。在籍時には「システムエンジニア」「プロジェクトリーダー」「プロジェクトマネージャー」「IT企画」など多くの立場で様々な経験を積むことができました。中には予算が数百億単位のプロジェクトもありましたね。また管理職としての経験も積むことができたのは良かったです。

大変楽しくやりがいのある環境でしたが、当時はまだ管理職ではなく現場で経験を積みたい思いが強く、総合医療メーカーや総合電機メーカーの情報システム部門に活動の場を移しました。そこではITシステムをつくるだけではなく、IT監査やPMO導入、PM研修などIT組織を強化するための様々なプロジェクトを推進する機会に恵まれました。

特に、総合電機メーカーでは、システム中期計画の立案や予算化に関わると同時に、ユーザー側のプロジェクト立上げ/業務分析/業務改善から、パッケージの検討/導入、付随するシステム開発プロジェクトの立上げ、ヘルプデスクの発足からカットオーバー後の運用保守に至るまで、ITに関連する業務の全工程に関わることができました。今考えても貴重な経験をさせていただいたと感謝しています。

--ARIに入社した理由を教えてください。

ARIでの最初の面談はフリーディスカッションでした。単なる経歴説明や表面的な入社動機だけではなく、「今まで培った経験を踏まえて"本当にやりたい事"は何か」「その"やりたい事"はARIで実現出来るのか」を当時の部門長が一緒に考えてくれました。

約2時間じっくりお話をしたのですが、面談を通じて「今までの経験値を言語化し、より多くの人に活用してもらいたい」「新しいビジネスにつなげられないか」という、私自身も気付いていなかった新たな方向性や可能性にも気付くことができました。

「ARIなら自分のやりたいことを実現出来るだけでなく、新しいチャレンジも出来るかもしれない」そう考えて、ARIへの入社を決めました。

--業務内容を教えてください。

デジタルコンサルティングユニットという部署でコンサルティング業務を担当しています。入社以来一貫して、様々な事業会社のIT部門様に向けたコンサルティングを行っております。対象領域はIT企画業務全般から予算化、予実管理、プロジェクト管理プロセスやPMOの導入、開発/品質管理プロセス整備など幅広いです。

また社内の技術標準化を担当しているTechCoE事業室を兼務し、社内のプロジェクトマネージャー育成の支援もしています。

他には、部長補佐という役割で組織マネジメントにも携わっています。主に、若手に対しては月に1度の1on1を通じてお悩み相談を受けたり、中途入社社員に対してはオンボーディング支援を行なったりしています。今年度は新入社員のOJT教育も担当しています。お客様業務がメインではありますが、出来るだけ部署内のメンバーが快適に会社生活を送れるよう、出来る範囲でのサポートを心掛けています。

「当事者(相談者)」「上司」「お客様」「第三者」と視点を切り替えながら状況を捉え、自分の経験を当てはめながらアドバイスをするようにしています。これは、お客様のプロジェクトでも同じです。関係者の視点にそれぞれ切り替えて、状況に応じた最適な提案をするように心がけています。

現在は、感染症対策のためフルリモートで働いています。通勤時間が無くなった分、時間が有効に使えており仕事もプライベートもうまくいっています。ARIがリモートワークを導入してくれたことには、大変ありがたく感じています。

--仕事をするうえで大切にしていることを教えてください。

常に「プロフェッショナルとしての仕事をすること」です。お客様も会社も私の技術やサービスへの対価を払ってくださるわけなので、その対価に見合うのは当然として、対価以上だと感じていただけるように努めています。

--達成感を味わえる瞬間を教えてください。

コンサルティングに入った会社でプロセスを策定し、それが現場に適用・運用開始された時に達成感があります。

直近では、システムトラブルの再発防止策検討のプロセス策定を行ないましたが、現場のキーマンとコンセンサスを取りながら、現場の負荷にならないように適用していくことに尽力し、3ヶ月近くかかって運用に乗せることが出来ました。まだ成果が出ていないので気は抜けませんが、口だけのコンサルにならないように、運用まで確実に乗せて成果が見えるところまで支援することにこだわっています。

--仕事のやりがいを教えてください。

我々の仕事は、技術を駆使したり、人に協力を得たりしながら、何かを生み出していくものですので、基本的には前向きで楽しい仕事だと思っています。色々な人と出会い話せるので、知り合いが増え有益な情報や考え方を得る機会も多いです。未だに自己研鑽の日々が送れるのは贅沢なことだと感じます。

--大変だったことを教えてください。

過去に在籍した小規模な会社では、コンプライアンス上の問題を見て見ぬふりをしたり放置したりすることもありました。そのしわ寄せは現場に来るので管理職として板挟みになることが多く、自分自身も納得していないことを会社の方針として実行せざるを得ないのが非常に辛かったです。そう考えると、ARIはコンプライアンス遵守に力を入れている会社なので、不快に感じたり大変だったりした経験はありませんね。

その他では、大昔ですが開発プロジェクトで深夜残業や休日出勤を繰り返していたことがあり、体力的には非常に辛かったことがありました。

--どのように乗り越えましたか?

関係者との信頼関係を築くように心がけました。一人で出来ることには限界があるので、周りからの協力を得やすいようにお互いが歩み寄れる形を築くようにしました。もちろん自分でも全力を尽くしましたが、思わぬところで思わぬタイミングで思わぬ人が支援してくれて、そのおかげで着地出来たプロジェクトは数多くあります。

信頼関係を築くためには、そもそもブレない方針/指針を自分の中で持つことが大事かと思います。今、何か困難な出来事があったら同じように乗り越えるのではないでしょうか。周囲と信頼関係を築くことが最も重要だと感じています。

--今後の展望を教えてください。

今までの知識や経験を整理し、「型(スタイル)を作って行きたい」と考えています。いまだに多くの開発プロジェクトが失敗する中で、まだまだ成功への道筋が属人的だと感じています。もう少し体系立てて失敗プロジェクトを減らせないものかと日々の仕事の中で検討しています。

また、もう一度プログラマーとして「モノ作り」に携わりたいという気持ちもあります。自分で作った物が動く楽しさや喜びは、エンジニアとしての原点だと思っています。

最後に、大きい話ですが、もっとグローバルな視点や考えを取り入れた仕事の仕方を展開して行きたいです。外資系企業では仕事のスピードが違うので、お客様先の環境に左右されず、自分の方からそのようなスタイルを作り出せないかということを考えています。いつまでも昭和の仕事スタイルでなく、年齢も性別も関係無く、役割ベースで物事をシンプル且つスピーディーに進められるような文化を日本でも定着させて行きたいです。

~これから共に働く仲間へ~

出来上がっている環境から与えられることを望む人よりは、一緒に環境を作り後進に与えることを望む人の方が、ARIには合っているのではないかと思います。既成概念にとらわれない、新しいIT企業のスタイルを一緒に作っていきましょう。

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