主にAWS,Azureなどのパブリッククラウド導入支援サービスを推進する部門の部長にインタビュー。約20年間続けたアプリケーション領域から、新たな挑戦となるクラウドインフラ領域へ。その挑戦の過程はとても魅力的に映りました。
<経歴>新卒から約20年間、大手社会インフラ企業の情報システム子会社や大手電機メーカーにてアプリケーション領域のPMを経験。ARIへの転職をきっかけにクラウドアーキテクトに転身し、現在はクラウドインフラ部門の部長を務める。
<インタビュー>
--ARIに入社した理由を教えてください。
大学を卒業してから、大手の企業で約20年間システムエンジニアをしていました。ふと昔に考えていた「面白いアプリを作りたい」という目標を思い出しました。「ベンチャー企業であればアイディアをすぐに形にできるのではないか」そんな観点から転職先を探したところ、ARIに出会いました。
幸いいくつか候補はありましたが、最後の決め手は風通しが良く人間味がある会社であること、そして一緒に働きたいと思える人がいたからだった気がします。
面接で何人かの人とお会いして、皆さん素敵でした。中でも役員の中野さんと話をする機会があり、一緒に働きたいと思ったんです。
--なぜクラウドアーキテクトへの転身を考えたのですか。
特に強い希望があって転身を決意したということではありません。実はAWSの案件にたまたまアサインされたことがきっかけでした。その時初めてAWSを触ったのですが、これまで自分がいた世界との違いに大きな衝撃を受けました。オンプレだと時間がかかってしまうことも、クラウドなら画面上で操作するだけでいいんです。圧倒的なスピード感に感動しました。
そこからクラウドにのめり込みました。AWSのアーキテクチャの提案やプリセールスを通して様々なAWSの技術を磨きました。資格試験にもチャレンジして複数の資格を取得しました。
入社前に考えていた面白いアプリを作ることも諦めていません。最近ではAR(仮想現実)を使ったアプリのプロトタイプを作りました。これからも、アイディアを形にしていきたいですね。
--仕事をするうえで大切にしていることを教えてください。
チームの雰囲気にはかなり気を使っています。雰囲気が悪いとチームの生産性が下がってしまうからです。少し雰囲気が悪くなっているなと感じた場合は、その原因を探って早めにコミュニケーションをとるようにしています。チャットグループでの発言や会議の様子は、気にしていますね。
仕事をしていれば時には落ち込んでしまう時もあると思います。そんな様子を感じさせるメンバーがいれば、積極的にコミュニケーションをとり、本人が望めばいつでもじっくり話を聞くようにしています。
正直いうと、自分もプレイヤーとしてのタスクを持つ中で、こうしたコミュニケーションを徹底することは結構大変です。ただそのおかげでメンバー全員の成長を日々実感できていますし、私自身も学ばせてもらっています。
コミュニケーションを大切にするという観点では、お客様に対しても同じですね。ただ、何事も言われたことを鵜呑みにするのではなく「本当に必要なことは何か」「その発言の意図は何か」をお客様に立場になって考え提案するようにしています。
--クラウドインフラ部門の業務内容を教えてください。
前職ではアプリケーション領域のシステムエンジニアでしたが、今はクラウドインフラの部門でプロジェクトマネージャーやプリセールス、部門の運営を担当しています。
私が所属するクラウドインフラ部門では、クラウドサービスであるAWSとAzureを主に扱い、アーキテクチャの提案、設計、構築などを行っています。お客様の業界・業種は官公庁や通信業、金融業など様々ですね。
中でも「運用自動化サービス」に力を入れています。今まで運用者が手動でやっていた作業を標準化し、構成管理ツールを活用して自動化していくサービスです。業務フローを整理したり、Infrastructure as Code(インフラ アズ コード)とどっぷり向き合うことが必要になるので、アプリケーションエンジニアだった経験が今とても役立っています。
--どのような組織を目指していますか。
クラウドといえばARIと思っていただけるように、他社に負けない技術力を手に入れるべく、チーム全員で成長していきます。ただやみくもに技術力を磨くだけでなく、注力する領域(ターゲット)を絞り、誰も手を付けていないところを見つけて尖っていきたいですね。
メンバーの育成方針については部門で協議し、直接的な指導は課長陣に任せるようにしています。皆さん技術力が高く、中にはAWSのTop Engineersに選出されたメンバーもいるんですよ。
--今後の展望を聞かせてください。
インフラがメインの部門ではありますが、他の部署と協業して、デザイン、アプリ、インフラと一気通貫でシステムを構築できるようにしたいです。
お客様からスマホアプリを作りたいと言われたら、その全てをARIでご提供できるようなイメージです。こうしたコラボレーションができるプロジェクトを増やしていきたいですね。
〜これから共に働く仲間へ〜
遠慮せずに自ら発信すれば、挑戦できる会社です。ARIを一緒に盛り上げていきましょう!