▼本記事について
アーキテックスグループに新卒で入社し、戸建新築事業部にて注文住宅ブランドの施工管理職を担う若手メンバーのインタビュー記事です。
「施工管理」という仕事に対して、調整役や職人との板挟みといったハードな印象を持っている人は少なくないかもしれません。もちろん、現場を動かす責任に伴う難しさはありますが、それ以上にアーキテックスグループにおける施工管理は、図面上の理想を、積み重ねた経験と知識、そして引き出しの多さで形にする「プロデューサー」としての側面が強くあります。
今回は、2025年に新卒で入社し、施工管理として2年目で複数の現場を担当するF.Sさんにインタビューしました。どのようにしてスピーディーな独り立ちを成し遂げたかや日々意識していること、業務を通じて感じている仕事のやりがいなどについて詳しくお話を伺いました。
F.S /戸建新築事業部 施工管理
小学校から高校3年生まで野球に打ち込み、大学では建築を専攻。2025年に新卒でアーキテックスグループへ入社し、施工管理職として注文住宅ブランド「カナルホーム」に配属。入社1年目の12月にメイン物件で独り立ちを果たし、現在は4件のプロジェクトを同時並行で担当するなど、若手ながら現場を牽引している。
実力主義を肌で感じ、アーキテックスグループへ
ーーまずは学生時代のことからお聞かせください。
小学校から高校3年生まで、ずっと野球一筋の人生を過ごしてきました。強豪校で甲子園を目指すといった環境ではありませんでしたが、仲間と共に一つの目標に向かって熱中するチームスポーツが純粋に好きだったんです。
ただ、高校3年生の時に大きな怪我をしてしまい、最後の数ヶ月間は思うようにプレーできないもどかしさを味わいました。それでも、小学校、中学校、高校と進学するたびにチームメイトがガラリと変わる環境で、一からコミュニケーションを取り、信頼関係を築いてチームになっていくという経験は、今の自分の大きな財産になっています。新しいコミュニティに飛び込むことへの抵抗感がなくなったのは、この時期のおかげですね。
ーー「建築」の道を選ばれたのはなぜでしょうか?
父の影響が非常に大きいです。私の父はもともと宮大工をしており、その後ゼネコンの施工管理へと転身しました。幼い頃からその働く背中を見ていたので、物心ついた時には建築というものに自然と興味が湧いていましたね。
大学は、福井県内の大学で建築を学びましたが、学べば学ぶほど、今まで何気なく見ていた建物の細かな構造や意図が理解できるようになり、その奥深さにのめり込んでいきました。
ーー就職活動では、どのような軸で企業を探されていたのですか?
大きく二つの軸がありました。
一つは「実力主義」であることです。野球の世界で、年齢に関係なく実力があればレギュラーを掴み取れる環境に身を置いてきました。だからこそ、社会人になっても「年齢が上だから」という理由だけで評価されるのではなく、自分がやった分だけ正当に評価され、チャンスが与えられる環境で働きたいと考えていたんです。
もう一つは「尊敬できる人間関係」があること。
自分が誰と一緒に働くか、どんな人に教わるかも同じくらい重視していました。というのも、大学で建築を学んではいましたが、いざ実務の現場に立つとなると、分からないことだらけです。プロの職人さんたちと対等に渡り合うための生きた知識を、誰から、どのように吸収できるか。周囲の環境や教育の質がそのままプロとしての土台になると考えていましたね。
ーーキャリアの第一歩として、数ある選択肢の中から最終的にアーキテックスグループに決めた理由を教えてください。
アーキテックスグループが「実力主義」を掲げており、それが単なる言葉だけではなく、組織に落とし込まれていると感じたからです。
インターンシップや面談を通じて、入社2年目や3年目の先輩方がすでに責任ある仕事を任されている姿を目の当たりにしました。また、面談で担当してくださった上長が、学生である私に対しても非常にフラットに、一人のプロとして向き合ってくれたことも決め手になりましたね。「この人たちについていきたい」「この人たちのもとで学び、プロとしての実力を身につけて組織の力になりたい」と心から思えたのが、アーキテックスグループでした。
スピード成長を支えた意識と現場で学んだ信頼の勝ち取り方
ーー入社1年目は、具体的にどのようなステップで成長していかれたのでしょうか。
最初の2ヶ月間は専任の教育担当の先輩に密着し、施工管理の基礎を徹底的に叩き込んでいただきました。3ヶ月目からは別の先輩方の現場にも同行し、人によって異なる現場の回し方やノウハウを多角的に吸収していきましたね。
ありがたかったのは、施工管理部門で開催されている『育成プロジェクト』です。月に一度、年齢の近い先輩方に実務の悩みや現場での立ち振る舞いをフランクに相談できる場があり、精神的にも非常に助けられました。
ーー現場に出る際、特に意識していたスタンスはありますか?
「自分から動く、自分から聞く」という姿勢だけは徹底していました。知識も経験もない1年目が待っていても、誰も何も教えてくれません。むしろ、自分から質問を投げかけることが、職人さんや先輩とのコミュニケーションの起点になると考えていました。
実は、働き始めの頃は「なんとなく職人さんは怖そう」という先入観もありましたが、こちらが学ぶ意欲を見せれば、道具の使い方から収まりのコツまで丁寧に教えてくれるプロばかりでした。本当に恵まれた環境だと思います。
ーー職人さんとの関係構築で、特に印象に残っているアドバイスはありますか?
「馴れ合いはいけない」という先輩の言葉です。
最初は職人さんに受け入れてもらえたことが嬉しくて、つい甘えてしまいそうになった時期がありました。しかし、施工管理はあくまで現場をハンドリングし、品質に責任を持つ立場です。職人さんと仲良くなることは大切ですが、馴れ合いになって自分の管理が疎かになれば、結局は職人さんにもお客様にも迷惑をかけてしまいます。
休憩時間は楽しく話しても、仕事の話になればパッと切り替える。その絶妙な距離感を保つことが、プロとしての姿勢だと学びました。
ーーそういった距離感を意識しながら、ベテランの職人さんから信頼を得るコツはあるのでしょうか。
一方的に助けてもらうだけの関係を作らないようにすることですね。1年目はどうしてもミスをしたり、手配が漏れたりして職人さんに負担をかけてしまうことがあります。そんな時は、負担をかけた分以上に、今の自分にできることで現場に貢献し切ることを心がけました。
助けてもらって当たり前と思わない。
その姿勢こそが大切であり、徹底し続けることで「あなたがそこまで言うなら、やってやるよ」という信頼に繋がっていくのだと実感しています。
理想を現実に変える。施工管理ならではの面白さ
ーー独り立ちのタイミングについても教えてください。
1年目の12月に、初めてメインの物件を任せていただきました。通常は年明け以降になることが多いと聞いていたので、スピード感を持ってステップアップできたのだと思います。正直、最初は不安もありましたが、それ以上に「早く実力を試したい」という気持ちが勝っていました。
現在は図面チェックを含めて4件のプロジェクトを同時並行で担当していますが、この「待ったなし」の環境が、自分をさらに成長させてくれていると感じますね。
ーーすごいスピード感ですね!実際に現場を一人で動かすようになって、施工管理の面白さをどこに感じていますか?
図面という2次元の世界が、自分の指示や調整によって、実際に人が住める3次元の建物へと変わっていくプロセスそのものが面白いです。
特に、設計士やインテリアコーディネーターが描いた図面は、時に「現場での施工が非常に難しい」ケースがあります。そこで施工管理が知識をフル稼働させ、「こうすれば実現できる」という具体的な「収まり」を提案し、それが採用されて形になった時はやりがいを感じますね。
ーー「上がってきた図面通りにつくる」だけが仕事ではないのですね。
そうですね。むしろ、設計段階からミーティングに参加し、「この収まりでは現場が苦労する」「もっとこうすれば美しく仕上がる」といった意見を求められる場面も増えてきました。
施工管理は、いわば図面を形にする上での「最後の砦」のような役割です。自分が責任を持ってチェックしなければ、現場の職人さんが施工できずに困ってしまいますし、最終的にお客様に不利益が及んでしまう可能性もあります。そのため、必然的に求められる知識量も多くなる。大変ではありますが、その難しさがそのままこの仕事のやりがいや誇りに繋がっていると感じています。
ーー日々の膨大な知識習得は、どのように工夫されているのでしょうか。
とにかく「記録」と「アウトプット」を徹底しています。現場に行けば、まずは何でも写真を撮る。その時は意味が分からなくても、後で見返したり先輩に聞いたりすることで、「あ、ここはこういう意図でこだわっていたんだ」と点と点が繋がる瞬間があるんです。
また、iPadに先輩のアドバイスをすべてメモし、一日の終わりの日報で自分の言葉に書き換えてアウトプットする。このサイクルを繰り返すことで、一つひとつの知識を現場で活かせる形で身につけてきました。
多ブランド展開がもたらす経験値を武器に、頼られる存在へ
ーーアーキテックスグループで施工管理に挑戦するメリットは何だと感じますか?
一つの会社にいながら、全く異なる複数のブランドで「家づくり」を経験できることです。現在私は「カナルホーム」を担当していますが、2年目からは「SIMPLE is...」という別のブランドにも挑戦する予定です。
ブランドが変われば、使う材料も、協力してくれる職人さんも、工程のルールもガラリと変わります。別の会社に転職したかのような新しい学びがある環境は、成長を急ぎたい自分にとって最高のステージですね。
ーー社内の他部署や、他ブランドの担当者との関わりはいかがですか?
非常にオープンでフラットな関わり方ができています。他部署の先輩や別のブランドを担当している先輩にも気軽に相談できる環境があります。
たとえ自分が担当外の領域であっても、豊富な技術と引き出しを持つ先輩方が快く知見を共有してくれますし、逆に新人の私の意見もしっかりと聞き入れてもらえる。個人で数字を追うのはもちろんですが、それだけでなく、会社全体で「より良い建築」を目指そうとするこのカルチャーは、アーキテックスグループならではの特徴だと思います。
ーー今後の目標を聞かせてください。
まずは、担当する複数のブランドを完璧にこなし、どんな要望にも応えられる施工管理のプロになることです。
そして、2年目以降は新卒の後輩たちが入ってきます。自分が先輩方に守られながら挑戦させてもらったように、今度は自分が、後輩のどんな質問にも即座に答えられるような「頼れる先輩」になりたいですね。
ーー最後に、どのような方と一緒に働きたいか、メッセージをお願いします。
「素直さ」と「向上心」を併せ持っている方と一緒に働きたいです。
施工管理の仕事は、決して楽なことばかりではありません。ミスをして職人さんに指摘されることもあれば、予定通りに進まないトラブルに直面することもあります。そんな時に、言い訳をせずに自分の至らなさを認め、そこから何を学べるかを考えられる人なら、この環境で驚くほどのスピードで成長できるはずです。未経験でも、自分の手でチャンスを掴み取りたいという野心を持った方と、現場で切磋琢磨できる日を楽しみにしています!