▼本記事について
アーキテックスグループに新卒で入社し、戸建新築事業部にてインテリアコーディネーターとして活躍しつつ、社内プロジェクトにも参画する若手メンバーのインタビュー記事です。
「家を建てる」という、人生の中でも大きな経済的意思決定。その最後の満足度を左右するのが、インテリアコーディネーターの仕事です。
アーキテックスグループにおけるインテリアコーディネーターは、単に壁紙や照明を「オシャレに整える」だけの存在ではありません。お客様が言葉にできない「理想」を言語化し、物理的な空間へと翻訳する重要な役割を担います。今回は、新卒入社4年目を迎える Y.Sさんに、インテリアコーディネーターとしての歩みとアーキテックスグループで働く魅力を語ってもらいました。
Y.S / 戸建新築事業部 インテリアコーディネーター
2023年に新卒でアーキテックスグループへ入社。大学で生活環境デザインを専攻。現在はインテリアコーディネーターのメイン担当として活躍するほか、社内の新規プロジェクト「ARCHITEX Fun」にもメンバーとして抜擢されるなど、職種の枠を超えて挑戦を続けている。
手触り感を求め、住宅デザインの道へ進む
ーーまず、建築・住宅業界を志したきっかけを教えてください。
もともとは動物に関わる仕事がしたいと思っていたんです。でも、高校生の時に進路を考える中で、動物の命や意志は自分の努力だけではどうにもできない部分が大きいという現実に直面しました。「自分の頑張りだけではコントロールできないことを仕事にするのは、難しいし苦しいことも多いかもしれない」と感じたんです。
そこで、自分の努力が結果に反映されやすく、かつ以前から興味のあった「建築」の道へと進路を切り替えました。昔から住宅の広告やモデルハウスの見学会の情報を見るのが大好きで、親に連れて行ってもらったりしていたことも影響していたんだと思います。
ーー大学生活では、どのようなことに打ち込んでいましたか?
生活環境デザイン学科に進学し、インテリアを専攻しました。実習では図面を描いたり、椅子の模型をつくったりと、手を動かして学ぶことが多かったです。
ただ、それ以上に多くの時間を費やしたのはアルバイトかもしれません。居酒屋やアパレル店、インテリア雑貨、プロ野球の売り子、バナナジュース店など、全部で10種類ほどのアルバイトを経験しました。
当時は「扶養控除の範囲内でいかに効率よく稼ぐか」を常に考えていて、シフトが重ならないように調整したり、目標金額まであといくらかを毎月計算したりするのが当たり前になっていました。そうして稼いだお金で月に数回旅行に行くなど、学生時代を全力で楽しみたかったんです(笑)。
ーー充実した大学生活ですね。就職活動では何を重視していましたか?
建築業界であること、そして「地元である愛知に密着して働けること」を重視していました。コロナ禍で地元で過ごす時間が増え、地域への愛着が強くなったことも影響しています。
ーー建築業界を見る中で、アーキテックスグループのどんなところに魅力を感じましたか?
多くの企業がオンライン選考を主流にする中で、アーキテックスグループだけは最初から「対面」でのコミュニケーションを非常に大切にしており、その点に魅力を感じました。
初めて対面で参加した1dayのインターンシップは、課題が非常にハードだったんですが、それ以上に社員同士の風通しの良さと、同じ目標に向かって切磋琢磨する活気ある雰囲気が自分に合っていると感じたんです。
また、選考中に一人の学生に対して一人のメンターの先輩がつき、まだ採用されるかもわからない自分に対して、忙しい合間を縫って何度も課題へのアドバイスをくれるなど、会社側の熱量の高さにも心打たれましたね。
ーー店舗デザインか住宅デザインか迷っていたとお聞きしましたが、最終的に住宅を選んだ理由はいかがですか?
アーキテックスグループのインターンシップで、質疑応答の時間に先輩が話してくれた言葉が決め手になりました。
店舗デザインか住宅デザインのどちらがいいかという質問に対して、先輩は「店舗は公共の場で大きなデザインを披露できる喜びがあるけれど、感謝されるのは主にオーナーさん。でも住宅は、そこで生活する人を想像しながらつくり、最後には使う人から直接『ありがとう』と言ってもらえる。これは住宅ならではの魅力だよ」と教えてくれました。
その話を聞いて、自分自身の性格を振り返ったとき、直接お礼を言われたり、感謝が目に見える形の方がより深くやりがいを実感できるし、頑張れると考え、「住宅」という道を選びました。
センスだけでは不十分。地道な努力を重ね、お客様の人生に寄り添う
ーー入社からこれまでのキャッチアップの流れを教えてください。
最初は、ソフトの使い方を覚えるところからスタートしました。いきなり新築住宅を担当するのではなく、まずは実務に慣れるためのステップとして、リフォームや賃貸部門の案件に取り組みました。数ヶ月かけてIllustratorやPhotoshopといったソフトの操作を習得し、その後、7月頃から先輩の打ち合わせに同席し、12月頃には独り立ちをするという流れでした。
専門知識が必要な仕事であることを考えると、かなり早いスピード感だと思います。正直、当時は覚えることが多くて必死な部分もありましたが、一対一の教育担当の方がついてくださったのは心強かったですね。移動中やランチの時間に「最近どんな感じ?」「何か大変なことある?」とさりげなく声をかけてくださり、そういった何気ない日常のコミュニケーションに精神的にもすごく救われていたなと感じます。
ーー確かに心強いですね。独り立ちし、実際にプロとしてお客様の前に立つ中で感じる難しさはありますか?
センスだけでは通用せず、住宅設備や配線といった「正解」のある領域を、生活者の目線で論理的に説明しなければならない点は難しいですね。
最初はコーディネーターにとって重要なのは「センス」だと思っていました。でも、いざ実務に入ると、設備やコンセントの位置など、センス以前に使い勝手としての正解が決まっている領域がすごくたくさんあり、驚きましたね。
ーーそれをお客様に説明するのも難しいポイントだと。
そうですね。お客様にとって、図面は一生に一度見るか見ないかの慣れないものです。だからこそ、私たちがその図面の中を歩き回るようなイメージを頭の中でつくり上げ、「ここにスイッチがないと夜に不便ですよ」といった根拠を持って、分かりやすく説明していく必要があります。単にオシャレにするだけでなく、住む人の目線でロジカルに伝える。それが先輩から学んだプロとしての役割でした。
今でもわからないことがあれば、メーカーさんに質問したり、開放的なフロアで働いている利点を活かして周りの先輩の会話からヒントを得たりして、日々知識を積み上げています。
ーー具体的には、どのように打ち合わせを進めていくのでしょうか。
基本的にお打ち合わせは「3回」という限られた回数の中で、お家のすべてを確定させていきます。アーキテックスグループでは、営業がご契約をいただき、設計士が間取りを確定させた段階でインテリアコーディネーターへとパスが回ってきます。すでに営業や設計士との間で信頼関係が築かれている状態で引き継いでいただけるので、その期待に応える責任があると感じています。
具体的な打ち合わせ内容としては、まず1回目に電気配線や住宅設備、キッチンの仕様などの確認を行います。色決めにワクワクして来られるお客様が多い中で、コンセントの位置など細かい話を詰める作業は大変な面もありますが、いかに楽しく進められるかを意識しています。
続く2回目は、壁紙や実物サンプルを提示しながらの提案と予算のすり合わせ。そして3回目に、最終的な決定内容と金額の確認を行います。この3回ですべてを確定させる必要があるため、事前の準備が非常に重要になります。
ーー裏側での実務作業もかなりのボリュームになりそうですね。
そうですね。業務全体の約半分は、各種メーカーや業者への見積もり依頼などの事務作業や予算管理。残りの半分で、サンプルの取り寄せやCADを使ったパース作成、施工事例のピックアップなどを行います。お客様のやりたいことと予算は比例するため、特に金額の提示は大きな責任を伴う仕事だと思っています。
ーーインテリアコーディネーターとして意識していることはありますか?
お客様に対して誠実であり続けることを意識しています。
前提として、「お客様のご要望を全て受け入れること=誠実」とは思っていません。お客様の暮らしを想像し、時には要望に沿っていないことも伝える。それこそが誠実な姿勢だと考えています。
例えば、デザイン性が高くてもメンテナンス性が劣る素材については、今だけでなく10年後、20年後もこの家で満足していただきたいからこそ、リスクも正直にお伝えするようにしています。その上で、どうすれば理想のイメージを叶えつつ、長く快適に暮らせるか。プロとしての責任を持って、より良い選択肢を一緒に考え抜くことが、本当の意味でお客様の人生に寄り添うということだと思っています。
数字があるからこその手応えとインテリアコーディネーターとしてのやりがい
ーーインテリアコーディネーターにも数字の目標がありますが、この点はどう捉えていますか?
数字は、自分の評価やお客様への貢献度が目に見える形になるため、プロとしての手応えを感じられる指標だと捉えています。もちろん、ただ稼ぎたいという理由でお客様に押し付けるようなことはありませんが、自分の提案でお客様の満足度が上がることは大きな喜びです。
特にやりがいを感じるのは、家具やカーテンといったプラスアルファの「付加価値提案」が採用された時です。これらはお家を建てた後にいつか必ず買うものですが、空間のすべてを把握している私たちがご提案することで、より統一感のある住まいになると考えています。
自分の提案を認めていただき、大きな金額の契約に繋がったときは、営業職のような嬉しさも感じます。単に要望を聞くだけではなく、プロとして付加価値を生み出し、それが数字として評価される。これはビジネスとしても非常に面白い側面だと思っています。
ーーインテリアコーディネーターとして働く中でのやりがいについても教えてください。
やはり、お客様から私個人に向けて感謝の言葉をいただいたときはやりがいを感じますね。
インテリアコーディネーターの仕事は打ち合わせが終わると施工管理へ引き継ぐため、その後はお客様と直接お会いする機会が滅多になくなります。だからこそ、打ち合わせの最後に「Yさんと会うのもこれで終わりか」と惜しんでいただけたり、お手紙や感謝の言葉を用意してくださったりすると、自分の提案が本当にお客様の心に届いたんだなと強く実感します。
もちろん、オプションが多い物件などは準備も大変で、自分を追い込んで考え抜く時間も必要になります。でも、そうした試行錯誤の末に提案したものが決まり、お客様の表情がパッと明るくなる瞬間。その喜びを共有できることが、何よりのやりがいであり、この仕事を続けていく原動力になっています。
若手が主導し未来をつくる。アーキテックスグループのカルチャー
ーー現在は「ARCHITEX fun」という新規プロジェクトにも参画されているとお聞きしました。
はい。現在は通常の業務に加えて、オーナー様向けのアフターサポートサービス「ARCHITEX fun」のプロジェクトにも参画しています。
私は以前から、「インテリアコーディネーターとして、住宅の枠にとらわれず、自由な発想で暮らしを彩る企画にも携わってみたい」と公言していました。当時は具体的な動きがなかったのですが、面談のたびに伝え続けていたんです。その結果、「山本さんがやりたがっていたことに近いプロジェクトが始まるから」と、ARCHITEX funのメンバーとして声をかけていただきました。
「やりたい」と手を挙げれば、年齢に関係なく機会を用意してくれる非常にフラットな文化があり、これは若手にとって大きな魅力だと思います。ただ、任されたからには、成果に繋げる責任も伴います。このチャンスの裏側にある責任を「自分の実力を証明するための心地良いプレッシャー」として前向きに楽しめる。そんな方にとっては、ピッタリの環境だと思います。
ーー最後に、今後この会社で実現したい目標やビジョンを教えてください。
まずは、ずっとやりたいと言い続けてきた宿泊施設のプロジェクトを、何としてでも形にしてやり切りたいという思いが強いです。実際に始動するタイミングは分かりませんが、声を上げ続けながら、その時に備え、日々の業務からARCHITEX funでの取り組みまで全力で取り組んでいきます。
また、一人のコーディネーターとしては、「心の余裕」を持ったプロを目指しています。年次が上がるにつれて仕事の難易度は上がっていきますが、忙しいからといって余裕のない姿を見せてしまうと、後輩たちが質問しにくい空気をつくってしまいます。どんなに忙しくてもそれを表に出さず、後輩たちが「ちょっと相談したいな」と思ったときに、いつでも気軽に頼ってもらえる。そんな、良い意味で周りを「甘えさせてあげられる」ような、芯の強いプロフェッショナルになっていきたいです!