こんにちは!アーキタイプの採用担当米原です。
今回からインタビュー企画がスタートしました!
第1弾、トップバッターはアーキタイプ代表の中嶋 淳さんです
アーキタイプを創業したきっかけや今後の展望についてインタビューしました!
Profile
中嶋 淳
アーキタイプ株式会社 代表取締役CEO
1989年電通入社。
各種企業コミュニケーション立案業務ののち、1994年からインターネットビジネス・スペシャリストとして100社以上のマーケティング・事業戦略立案、サービス/ブランド構築に携わる。
2000年インスパイア創業の直後から合流
事業会社に対する新規事業コンサルティング、ベンチャー企業へのインキュベーションを担当。2005年取締役副社長就任。
2006年5月アーキタイプ設立、代表取締役に就任。
IT領域のシード・スタートアップベンチャー企業のインキュベーションとIT課題を持つ事業会社への戦略コンサルティングを行う。
ーー淳さん今日はよろしくお願いします!
よろしくお願いします。
ーー早速ですが、淳さんは新卒で入社した電通を辞めて、創業したばかりのインスパイアに入社されていますよね。大企業の電通を辞めることに抵抗はなかったのでしょうか?
実は電通は元々10年でやめるつもりだったんだよね。というのも10年くらい一つの会社にいないとしっかり学べないだろうなと思って。でも5年目くらいからインターネットビジネスが始まって、面白くて11年半、少しだけ長居してしまったかな(笑)
ーーなるほど。新しいビジネスが始まるタイミングに居合わせてしまったと。それは確かに離れ難いですね(笑)その後、電通、インスパイアを経てアーキタイプを創業したきっかけはありますか?
2005年ごろにはIT系の有力スタートアップが出てきて、起業家と会うことが多くなったことかな。当時のスタートアップには今で言う社外取締役、メンター、コーチみたいなポジションの人がいなくて、個別によく相談を受けていたんだけど、インスパイアはIT系スタートアップを支援する方向じゃなかったから、なかなか話を通すことができなかったんだよね。
どうしようかと悩んでいた時、当時はてな副社長だった川崎裕一さんに相談したら「中嶋さんがやったら良いんじゃないですか」って言われてね。当時自分は40代。20代、30代起業家の相談にも乗れるようになってきたし、50代60代の先輩経営者をちゃんと説得できるようにもなってきた。それで当時オープンイノベーションって言葉はなかったんだけど、ベンチャー企業と大企業のやりたいことを繋ぐような会社を作ってみようと思ったんだよね。
ーーまだオープンイノベーションという言葉が生まれる前から大企業とスタートアップの協業を考えていらっしゃったのですね。そして2006年にアーキタイプを創業しましたが、創業時、ご自身が取り組むべき一番の課題は何だと考えていましたか?
起業家ファーストっていう考え方をどうやって会社のDNAに植え付けるかってことだったね。どうしても投資先の会社を子会社扱いしてしまう人がいたから、きちんとリスペクトの気持ちを持ってコミュニケーションをしようねとか。きっとそういうお互いをリスペクトし合う風土が醸成された所に起業家が集まるし、起業家が集まれば大企業もそのコミュニティへ相談にくる。この「起業家ファースト」の考え方は、今も変わらずアーキタイプベンチャーズに受け継がれていると思っている。
ーー起業家ファースト。この想いが今もアーキタイプベンチャーズに受け継がれているからこそ今も多くの起業家から信頼され続けているんでしょうね。事業の方はどうですか?起業したときに描いていたビジョン通りになっていますか?
大企業とスタートアップをつなげてくってところは、自分たちが全部主導したわけじゃないけど、世の中オープンイノベーションの流れになってきているのを見て、少しは貢献できたのかな?と思います。
ーー最近はオープンイノベーションもメジャーになり始め、同業他社も増えてきていますが、淳さんからみたアーキタイプの良さ、誇れるものは何でしょうか?
社員みんなが、新規事業創出をどうやって誰もができるような形にしていくか、一生懸命いろんな事業会社にインストールしようとしているところが自慢ですね。
大企業もどんどんスタートアップのように魅力的な場所になることを夢みて頑張っている人たちがアーキタイプには集まっています。
ーー強い想いを持った人たちが集まるアーキタイプでは現在、活発に採用活動を実施していますが、淳さんから見た欲しい人材とはどんな人でしょうか?
1つは、大きな企業の中からでも外からでもいろんなやり方、新しいやり方で新事業を作って、大企業に元気になってもらいたいと思っている人が欲しいよね。
2つ目は将来起業したいけど、まだ自分の中で事業ドメインやビジネスアイデアが練れてない人。こういう人に来て欲しい。クライアントの新規事業プロジェクトに関わりながら、自分のビジネスを固めていって起業する、アーキタイプ発でどんどん起業家が生まれるような、そういう人も欲しいね。
ーーなるほど。しかし、採用面接時に「将来起業したいです」と伝えてしまうと、コストをかけてもいずれ出ていくなら採らない方がいいのではないか?という意見もあると思うのですが、この点はどのようにお考えですか?
クライアントに新規事業やっていきしましょう!って言ってる社員が誰も起業しない会社よりも、既に何社も起業してますって方が説得力があるんじゃないかな?
実際アーキタイプを卒業して資金調達している会社が3社あるけど、これはすごく誇らしい。そういう人がどんどん増えていってくれたら嬉しいな。
ーーでは、最後にアーキタイプとして今後目指していきたいところと、淳さん個人として目指していきたいところをお伺いしてもよろしいですか?
BtoBベンチャーキャピタルのアーキタイプベンチャーズ、北米をメインにコンサルティング事業を行うアーキタイプデジタル、PR&マーケティングのアーキタイプ・コミュニケーションズがグループ会社にあるから、今後、グループ全体で強いブランドにして、クライアントさんの課題発見や、起業家をサポートしながらどこまでいい社会を創り出すのに貢献できるかだね。
アーキタイプがやっているコンサルの方だと新規事業が形になってインパクトを与える。投資先だったら投資先がしっかり上場できたり、買収されてしっかり事業になって成果を作ってくってところかな。
中嶋個人としては健康。健康に留意しながら長くこういう仕事ができるような人生でありたいよね(笑)。あとはまだ言えない。まだまだやりますよ…!
淳さんありがとうございました!
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