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【共同創業者インタビュー】CTOが語る青山芸術の素顔と事業にかける熱い思い

CTO:久野 慎弥(くの しんや)

SIer である株式会社野村総合研究所を経て、株式会社 DONUTS にて企業向けクラウドサービス
「ジョブカン勤怠管理」「ジョブカンワークフロー」「ジョブカン経費精算」の
エンジニアリーダーとして従事。

その後、マイケル株式会社に創業メンバーとして参画、VPoE に従事。
車カスタム好きユーザーのための SNS「CARTUNE」を開発。

マイケル株式会社在職中、同社は株式会社メルカリによる約 15 億円の買収を通じグループ化。
メルカリ時代は、新規事業開発のテクニカルプロダクトマネージャーも担当。

2021年より株式会社青山芸術をCTOとして共同創業。

趣味:ゲーム、ホルン演奏



こんにちは!青山芸術の採用担当です!

今回は創業期から代表と二人三脚で事業を拡大させ、
プロダクトを1人(フルスタック)で開発し、
開発以外も幅広く携わってきたCTOの久野さんにインタビューをしました。

創業時代のお話や、会社内での人物像、会社の雰囲気などのほか、ご自身の思いや今後の展望など貴重なお話いただきました。
ぜひご覧ください!

参画を決意した創業時の秘話

ーー初めに共同創業するに至った経緯を教えてください

僕がマイケル社時代メルカリに買収された際に、
代表の桂と同じ部署で1年間ほど働いていたことがあり、
そのつながりで創業のタイミングに声をかけていただいたことがきっかけです。

参画を決定するまでに、たしか5回くらいご飯を奢ってくれたと思います(笑)

僕らは建築業界の中の「設計」という領域に対して、
人手不足や案件の波の激しさ、不安定な労働環境、
といった業界の問題を解決するためサービスを提供していますが、
自分はそれまで建築設計という業界に触れたことがなかったので、
1回話を聞いただけでは正直業界の課題や自分のミッションがイメージつきませんでした。

ただ桂の根気強い説明から、
「これは解決しなければいけない」と建築設計業界の問題の大きさに気付き、
事業の価値や青山芸術のミッションがクリアになりました。


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事業の価値がクリアになった後は、比較的スムーズに参画を決意しましたね。

話してもらうとわかるのですが、代表の桂がとても真面目な人柄なこと、
桂が投資銀行やメルカリ時代もM&Aなどに携わりファイナンス経験も豊富であり
経営の点で大きく信頼できたこと、
そして桂の感じる建築設計業界の課題の大きさから絶対にこれは解決しないといけないと思えたこと、
といった点が大きな理由でした。




ーーなるほど!ちなみにメルカリの次はどんな事業に携わりたいなど考えられていたんですか?

業界というよりは法人向けのサービスで誰かが困っていることを解消できるような
サービスに携わっていきたいと思っていました。

自分はエンジニアで、もちろんプログラミングが大好きなんですが、
プログラミングそのものが好きというより、プログラミングや技術を活用することで
だれかの困りごと、もっと言うと目に見えて、物理的にも近い人の課題を解決に貢献することが
エンジニアとしてテンションが上がるんです。

イメージでいうと、何千万人のユーザーが使ってもらうようなサービスを作ることも
もちろん素晴らしいと思うのですが、
たとえば隣の席の人が困っているちょっとした課題を
プログラミングや各種サービスなどを活用して手助けした結果、
その人の生産性が上がって喜んでもらうということも、
自分としての満足度は非常に高いというイメージです。

このような価値観とサービスを照らし合わせて考えた際、
toC より toB 向けのサービスの方が、お客さんとも距離が近く、
ユーザーインタビュー等現場の声を元に、本当に困っていることを解消するためのサービス開発や
プロダクトのブラッシュアップができるので、
そういった事業に携わりたいと考えていました。

ーーどのような経験からこの価値観を持つに至ったのでしょうか?

これまでのキャリアを歩む中で気付ききました。

2社目で経験した toB 用クラウドサービス郡(ジョブカン)にて
エンジニアリーダーとして従事していたのですが、
お客さんの声を聞きつつも、クラウドサービスとしてどのような機能を優先して
開発すべきか考えながらプロダクトに落とし込んでいく、
という経験がとても楽しいなと感じた記憶があります。

その他のキャリアも含めると、SIer 、toC サービス、そして先ほどの
toB 用のクラウドサービスと網羅的に経験し、
振り返った中で一番自分の価値観に合っているのが toB 用のクラウドサービスの経験だったので、
先ほどの価値観を持つに至りました。

ーースタートアップのCTOという立場になりこれまでと比較し大きな変化などありましたか?

青山芸術以前は、ベンチャーといってもすでに大きくなっていたり、
サービスとしても方向性がある程度定まっているところからのジョインが多かったのですが、
今回は共同創業という形で、自分も経営に携わりつつサービスの PMF から行っていく
という点がまずこれまでと大きな変化でしたね。

自分も経営的な視点から桂に意見を伝えつつ、
サービスだけでなく会社としてどうしていくかを議論をしながら成長を推進しているのは、
自分自身の視点など踏まえ大きく変わったなと感じます。



これまでの開発の軌跡

ーー久野さんが青山芸術でこれまで行ってこられたことを教えていただけますか?

現在4サービスを提供していますが、デザインを除いた部分はすべて1人で開発してきました。
デザイン部分は桂が担当しています。

10年前だとそうもいかなかったと思いますが、
今はクラウド基盤や web アーキテクチャも非常に整ってきていますので、
まだ今のフェーズであれば開発は自分1人で行うことができ、
そのほうが方針変更なども柔軟に行えるという判断でこのようにしております。

ーー改めて1人ってすごいですね!ちなみにこれまでの開発で特に難しかった点などありますか?

最初にリリースした titel (タイテル) というサービスは特に難しかったと思います。

技術の話は複雑な話になってしまうので、またの機会にしようと思いますが、
建築家の方々が自分の魅力を伝えるための CGM システム
(建築家様が自分でコンテンツを投稿するシステム)の構築であったり、
titel (タイテル) は toB だけでなく、toC 向けのサービスでもあるので、
集客という観点でSEOも意識しなければいけないというのが要因としてあります。

こちらのコンテンツも露出を意識したキーワード選定からコンテンツ企画等、
自分の本領ではありませんでしたが本格的に SEO 対策にも取り組みました。

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共同創業者としての役割と意識

ーー共同創業者としてどのような立ち回りを意識されていますか?

数字を伸ばすということに責任を持っています。

経営に携わるようになって、開発だけでなく、
プロダクトの成長はもちろん採用活動や協力会社管理等、
日々の数字のモニタリングから進捗確認まで幅広く自分で取りに行くようにしています。

桂は営業や経営面にリソースを割くことが多いのですが、桂自身が開発を行うこともあり、
それぞれが何をやるかというのは話し合って決めるというよりは、
自分がやるべきことだなと思ったことは巻き取るようにしています。

メルカリ時代から桂と一緒に仕事をしていたこともあり、
現状は阿吽の呼吸でそれぞれ仕事ができているかなと思います。

ーーメルカリの縦割りな組織から横断的に取り組むという環境の変化に抵抗はありましたか?

特になかったですね。
むしろ今の動き方の方がフットワーク軽く動けるので性に合っているなと感じています。

メンバーとのコミュニケーション

ーーCTOという立場でメンバーとのコミュニケーションはどのようなことを意識していますか?

あまり特別に意識するというよりは、自分の好きなことを好きなように
発信したりコミュニケーションしています。(笑)

たとえば自分は飲食が好きで新しいお店を調べるのも好きなので、
良い店を見つけたら slack に報告したりとかしてます。
お酒が好きな人も多いので、ぼそっとお酒飲みたいねってつぶやくと、
自然と飲み会がセッティングされたり、
かなりコミュニケーションはとりやすい雰囲気かなとは思います。

【久野さんの社内での飲食情報発信】

【社内で作られた「食べログ」をもじった「久のログ」スタンプ】

社内の行動指針について

ーー 社内のバリュー(行動指針)で大事にしていることは何ですか?

「即レス」です。

現在、行動指針はいくつか策定中ではありますが、
特に「即レス」は代表の桂とも意見が一致し、絶対に大事にしていこうと考えています。

toB のサービスを行う以上、顧客とのコミュニケーションの重要性は言うまでもありません。
ここで、「対応の早さ」と「対応の質」はトレードオフではなく、
僕らの考えとしては対応スピードの早さそのものが重要な価値のひとつと考えております。
また、社内のコミュニケーションであっても、気づいた人が直ぐになにか反応する、
という行動指針があることで、責任者がはっきりしたり、
自分で案件を動かしていこうというプロ意識が根付きます。

このような理由で、社内外問わず、スピード感を持って即レスポンスしよう、
ということを行動指針で大事にしています。

最後に

建築設計業界は、伝統的な業界であるが故に DX や効率化が進んでいない領域も一部残っている産業です。

これまでの日本を支えてきて、
世界にも誇る高い技術があるにも関わらず、
働く方々が完全に報われていない場面もある業界というのが現実です。

僕たちは働く人たちがより良い環境で技術や
機会を余すことなく活かして仕事に取り組めるサービス
を作っていきたいと思っています。

・困っている人を助ける事業に取り組みたい
・建築設計業界の課題を解決したい
・創業期から一緒に世の中へインパクトの大きい事業を作っていきたい
といったモチベーションをお持ちの方と一緒に挑戦していきたいと思っています!

弊社に興味を持ってくださった方はぜひご連絡お待ちしています!



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