株式会社葵に入る前
大学では、寝る間も惜しんで遊んでいました(笑)。経済学部“ジャズ学科”の学生だったと言っても過言ではないです。 ジャス研究会に入って、ライブハウスで演奏したり路上でライブをしたりお店で演奏したり…平均年間12回以上はライブをしていました。中3から始めたギターはもちろん演奏していましたが、歌も、DJプレイも、色々やっていました。 もともと子供の頃から器用貧乏なんです。今のアオイゼミでの立ち位置も器用貧乏感があふれてると思うんですけど(笑)。子供の頃はプラモを作ったり、ラジコンで遊んだり、サッカーもやっていました。 そんなわけで大学でも興味があることはなんでも手を出していました。自分の大学のサークルに所属しつつも、他大学のジャズ研に入り浸って合宿に同行したり、さらに他の大学の人とバンドを組んで学祭で演奏したり… 年々交友範囲や行動範囲が広がってアクティブさに拍車がかった結果、当時やっていたバイト1つだけでは月々の交通費・飲食費などをまかなえなくなり、大学4年の10月頃にWantedlyでアルバイトを探しました。そのときに受けた中の1つが、アオイゼミでした。アオイゼミでバイトを始めた時はちょうどオフィス移転をしたばかりの時期で、傘立てをつくったり本棚をつくったり、DIY仕事をしましたよ! このように大学4年でアオイゼミのバイトを始めたわけですが、それまで就活をしなかったという訳では無く、3年の秋にスーツは買ってやる気はありました。そして12月に大学内での企業説明会があったんですけど、その時、4週連続で風邪をひいたんです。実話です。で、「これは神が就活をするなと言っているんだ。啓示だな。」と確信しまして、12月の末には就活をやめました。その時バイトをしていた中学受験専門の塾に就職すればいいかな、それもダメなら別にフリーターでもいいかな、と思っていました。 大学4年の秋に始めたアオイゼミのバイトですが、最初から月80〜90時間くらいわりとガッツリ働いていたんです。で、年末に社長の石井さんに「就職先無いならウチ入っちゃえば?」と言われ、新卒での入社を決めました。 そんな縁があって入社したアオイゼミですが、Wantedlyから応募した理由は以下の4つです。 ●せっかく8時間以上働くなら、「社会にインパクトを与えられることがしたい」と思ったから。 …石井さんの起業のきっかけ「家計における教育費の負担を軽減したい」がいいな、と思ったんです。 アオイゼミのバイトを始める前は、中学受験専門の塾でバイトをしていたんです。講師ではなく事務方(事務、営業、電話など)の仕事をしていました。保護者の方と面談することも多かったのですが、そこで感じたのは「中学受験って、親の所得格差による教育格差の縮図なんだな。」ということです。中学受験って、奢侈品(しゃしひん)なんですよ。(※奢侈品…必需品以外の物・ぜいたく品)親御さんの名刺をみると「教授」「医者」「弁護士」「大企業のお偉いさん」…。その塾は集団授業6万+個別指導2万で月に約8万円かかり、プラス夏期講習とかは別料金だったので、親が金もってないと無理じゃん!と感じましたね。この仕組みって、高校受験とか大学受験でも似たようなものだと思うんです。一部は自力で勉強する人もいますけど、「親がお金もってないから塾行けなくて、ポテンシャルはあったのに志望校に入れなかった」という人はけっこう多いと思います。そういう機会の不平等をアオイゼミなら改善できる、と思いました。 ●ベンチャー企業で働きたいと思っていたから。 …ぼく飽きっぽくて、自分が大企業でスーツ着て働いてるイメージがなかったんです。多くの刺激を受けながら働きたかった。刺激があった方が飽きないですから。倒産のリスクもある、安定がないベンチャー企業は刺激が多そうでいいなと思いました。 ●インターネットが好きで、IT企業を希望していたから。 …中1の時に初めてうちにPCがやってきて、はじめてAmazonでラジコンパーツをかったときはその便利さに驚きました。また、YouTubeでギターの「教則動画」を見ながら練習をして、それでギターが弾けるようになりました。それらの経験から、インターネットの可能性を感じていました。 ●映像授業の良さを知っていたから。 …ぼくは映像授業の予備校に通って大学受験をしたんです。高2春休みから始め、当時50点/200だった英語の点数が、夏休み終わり頃には170点/200取れるようになったんです。これって、普通の予備校に通っていたら無理だったと思います。映像授業だからこそ「今日は英語6コマ」とか自分に最適の方法で勉強できたんです。スタートが遅れても高速学習で取り返せる、先生が目の前にいないから指される心配がなくてリラックスして受講できる、などメリットが多いことを実感しました。
現在
一言で表すのが本当に難しいです。アオイゼミは、ぼく以外の人はなにかしら、授業ができるとかプログラミングができるとか「武器」があると思うんですけど、ぼくはアオイゼミの中で「なにも専門を持たない」という意味で浮いていると思います。(笑) やはり、器用貧乏が生きているのかな、と思います。 本当に色々やっているのですが、例えば、 授業の配信スタッフ、動画編集や動画制作、事務、動画アップ作業、郵送物発送作業、備品管理補充などをしています。 仕事の楽しさは、いろんなことができて刺激的であることです。様々なことをするし、起こるので飽きないです。あと、授業の配信スタッフや会社見学会のスタッフをやっていて、ユーザーと直接コミュニケーションを取る機会が多く、ユーザーからのリアクションをすぐ聞けるのが楽しいですね。 アオイゼミは会社の規模もサービス内容もどんどん進化していくので面白いですし、周りで働いている方もユニークなので飽きないです。
株式会社葵について
「多様性」があって面白いと思います。元講師とか、元保険営業とか、アメリカ留学帰りとか、いろいろなバックグラウンドを持った人びとがそれぞれの知恵を出しながらアオイゼミを作っているのだと感じます。 ルールは最低限しかないですね、良くも悪くも。いろいろなバックグラウンドを持った人びとが萎縮せずに力を発揮できる環境になっていると思います。言いたいことが言えるのがよいと思います。 でもこれから会社が大きくなっていく中で、どんなルールが生まれるのかどんなカルチャーになるのか、個人的にはとても興味を持っています。
今後どういうことをしていきたいか
ぼくは、この会社の“パテ”だと思っているので(※パテ=くぼみ、割れ、穴等の欠陥を埋めて、平らさを向上させるために用いられる塗料)、ふってくる仕事を効率よく消していきたいです。ゲームで言ったら“テトリス”ですね。 あと、配信スタッフや会社見学会スタッフとして、ユーザーと直接触れ合う機会も多いので、ファン作りに貢献していきたいです。