こんにちは。anveil の音田です。
今回は「結局、売上ってなんで上がるんだっけ?」という問いに対しての話をしてみたいと思います。
「どうすれば売上が上がるのか?」
この問いに対し、世の中には商品数を増やす、広告費を上げる、CRMを強化するといった「手法」が溢れています。これらはビジネスを動かす重要なレバーですが、多くの現場で「手段」だったはずのものが「目的」にすり替わっているように感じます。
手法をこねくり回す前に、向き合うべき一つの真実があります。
これまでプロダクトに向き合い、顧客と対話を重ねる中で辿り着いた私たちanveil の結論は、非常にシンプルなものです。
「売上とは、顧客の課題を解決した総量である」
これは単なるスローガンではなく、なぜ事業成長が起きるのかをロジカルに説明可能な「指針」だと考えています。
看板という「手段」の先にある、本当の課題
たとえば、わかりやすく私たちが扱う「看板」というプロダクトで考えてみましょう。
お客様である店舗オーナーは、決して「鉄や木のプレート」そのものが欲しくて数万円を払うわけではありません。
私自身、漢方薬店を経営していたからこそ痛感していますが、店主が抱えているのは「道ゆく人が店を素通りしてしまう」という切実な課題です。
看板を買うという行為は、その「入店を阻むハードル」を取り除き、集客というゴールへ到達するための投資に他なりません。
しかし、このゴールへ向かう途中には、看板一つでは解決しきれない「小さな、しかし無視できないハードル」がいくつも存在しています。
「ロゴの不在」への解決: 「そもそも看板に載せるロゴがない」という課題に対し、厳選されたデザイナーによるロゴ制作サービスを提供する
「写真の不在・クオリティ不足」への解決: 「看板やGoogleマップに載せる良い写真がない」という課題に対し、プロのカメラマンをリーズナブルに派遣する
「看板プランニングの迷い」への解決: 「どの看板をどう組み合わせるべきか分からない」という課題に対し、最適な看板計画をサポートする窓口を設置する
これらは一見、看板販売の周辺業務に見えるかもしれません。
しかし、「集客課題を解決する」というゴールから逆算すれば、これらはすべて解決すべき重要な「課題」です。
これらのハードルを一つずつ取り除き、より多くの人が課題解決という結果に辿り着けるようにする。その「解決した量」の積み重ねが、結果として売上という数字になって返ってくる。
この順番で考えることこそが、本質的なビジネスの在り方だとanveil では考えています。
課題解決の総量を増やすための「正しい順番」

この「課題解決の総量」という視点を持つと、組織が取り組むべき優先順位は極めて明快になります。
まず、解決の「質」を高める(プロダクト・サービス開発)
プロダクトや周辺サービスが、顧客の負をどれだけ深く、鋭く解決できる価値(インパクト)を持っているかを突き詰めます。
次に、理解の「解像度」を上げる(インターフェース・クリエイティブ)
優れた解決策も、伝わらなければ存在しないのと同じです。商品ページやUIにおいて、「このサービスが自分の課題をどう解決してくれるのか」が瞬時に伝わる状態を磨き上げます。価値を顧客に接続するための「インターフェース」を研ぎ澄ますステップです。
最後に、解決の「数」を増やす(広報・デリバリー)
「質の高い解決策」と「一瞬で伝わる表現」が揃って初めて、広く届ける意味が生まれます。ここでWeb広告などを使い、課題解決される人の数(総量)を最大化させます。
このステップを無視して、1や2が不十分なまま「売上」だけを追ってweb広告を打つのは、穴の空いたバケツに水を注ぐようなものです。
「顧客の課題解決に対して、効果的に動けているか?」その認識を揃えよう

この記事を読んでいるanveil のメンバー、そして自身のビジネスの成長に悩む方々にも、一度問い直してみてほしいことがあります。
「自分は今日、顧客の課題解決の総量を増やすことに貢献できているか?」
単なるタスクの消化や、手法の実行に終止符を打ち、この「問い」を組織の共通言語にできたとき、生産性は劇的に変わります。
売上を「追うべき数字」としてではなく、「解決した課題の総量という結果」として捉えること。
この真実を組織の根底に置くことで、私たちanveil はこれからも、本質的な価値を提供し続ける存在でありたいと考えています。
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