新卒では日本IBMに入社し、製造業をクライアントとしたシステム導入案件を支援するITコンサルタントとしての業務を経験しました。大企業向けのシステム導入プロジェクトは規模も大きくやりがいもあった一方で、仕事のスピード感や手触り感、自分の期待するベクトルへの成長においてギャップを感じ、ITの仕事をこの先5年、10年続けるのかと自分に問うた時に、この際キャリアを仕切り直し、学生時代から興味を持っていた人材業界でキャリアを積みたいと考えました。 そこでアンテロープの同業にあたる別の人材紹介会社に転職し、コンサルティング業界への転職支援に従事し始めたものの、短期的な数字の達成や高単価の成約に重きを置いている点に違和感を覚えました。キャリアコンサルタントの成績よりも、キャンディデートのキャリアの発展を純粋に追求しご支援出来る環境で働きたいと考え、アンテロープの門をたたきました。
同業他社からの転職の形で入社を決めたのですが、決め手は「キャンディデート・ファースト」というポリシーを社内のメンバーがまっとうに実践している点でした。入社後も一人ひとりのキャンディデートといかに関係を構築していくかという観点で、メンバーがコミュニケーションを取っている姿が印象的です。 他の人材紹介会社ではなかなかない光景ですが「このキャンディデートの志望業界と自分の担当業界が異なるから、その領域に強いメンバーに担当を変更しよう」というやり取りが日常的に発生しており、それによって実際に転職を成功させたケースはかなり多いです。また、アンテロープには目の前の大きな数字を狙うスタンドプレーに走るメンバーや、自分のKPI達成のために強引な意思決定を迫るようなコミュニケーションを取る人は誰一人としておらず、長年の誠実な仕事ぶりの積み重ねの結果、キャンディデートからもクライアントからも信頼を勝ち取り、それが更なる成果を呼び込むというポジティブな循環が成り立っています。 インテグリティーを重視した上で全メンバーが高い成果を出しているという、人材業界では稀有な環境でキャンディデートのキャリアの発展を純粋に追求できる環境が、アンテロープの魅力だと感じています。
良くも悪くも【一切管理・強制されない】点です。人材業界では売上額はもちろん、各種プロセスのKPIの進捗状況等が管理されたり強制されたりすることが多いですが、弊社にはそのような点がほとんどなく、メンバーそれぞれのスタイルで高い成果を上げています。 もちろん、最低限の水準は各コンサルタントに求められる部分はありますが、キャンディデートとの面談実施時間の調整、出勤orリモート勤務等の一日の時間の使い方から、自分自身の目標設定、目標達成のための働き方(量/質の設定)等、基本的にすべて自己判断となります。 その分高い自律スキルが求められる環境ではありますが、一人のプロフェッショナルとしてそれぞれが成果の出しやすい働き方が尊重される文化が浸透しています。
この仕事の魅力は本当にたくさんあるのですが、強いて挙げるとすれば【他者の人生の目標達成のプロセスに伴走できる点】です。これまでの自分自身の人生を振り返ってみて、大きな成果を残した時に自分の手元に残るものは成果そのものではなく、そこに至るまでのプロセスを経て得たものだと感じており、今後の人生においても一人でも多くの方の目標達成のプロセスに携わる生き方を実践し続けたいという気持ちがあります。 この仕事はまさにそのような仕事の積み重ねで、自分自身が理想としている生き方をブレなく実践できる仕事であり、日々本当に充実感を持って働くことが出来ています。 私の場合、コンサルティング業界を志望する同世代のキャンディデートをご支援する場合が多く、他者の目標達成や人生の大きな意思決定のプロセスに伴走する中で、仕事を通じて新たな人間関係を構築している、という実感もあります。中にはIBM時代の同期や学生時代の友人の転職支援をご支援したことで、人間関係を再構築したようなケースもありました。 一方で自分自身もキャンディデート側からは選ばれる立場である以上、日々の仕事や生活を通じて内面・スキルともに磨き続けることが求められる「人間的な修行」のような側面もありますが、自分が磨かればその分キャンディデートに対して貢献できることも増えてくるので、その点含め総じて楽しく働いています。
仕事とプライベートのバランスは、非常に取りやすい環境であると感じています。もちろん一定の成果を出している前提とはなりますが、全社的にも有給取得や年次休暇の取得率は高く、私自身もこんなに休んでいいのか、というくらい有給を活用しています。 学生時代、内閣府主催の国際交流事業に参加したり、バックパックで長期で海外旅行をしたりということをしていたので、海外旅行にもよく行きますし、社会人になってから始めたダイビングをコロナ禍以降に本格的にスタートしたこともあり、沖縄や小笠原諸島までダイビングをしに行ったりもしています(もちろん、旅行先にPCは持っていきますが)。目安としては、年に3~4回程度、中長期での旅行が出来ているイメージで、こればかりはスケジュールを自己管理する環境であるからこそ実現出来ていると感じています。
金融・コンサルティング業界への転職支援を強みにしている弊社ですが、今後はコンサルティング業界への支援領域でよりアンテロープのプレゼンスを高めていくことに貢献したいです。私自身がその領域に強い競合他社から転職してきたという点もありますが、人材紹介業界も日々大きな変化がありとてもエキサイティングな業界です。その中でいかにしてアンテロープがキャンディデートやクライアントから信頼されるエージェントとして選び続けられるかという点に純粋に挑戦していきたいと考えており、そこにつながるはじめの一歩として「キャンディデート・ファースト」を実践しながら目の前のキャンディデートのご支援に全力を尽くすことを少しずつ積み重ねていきたいです。
アンテロープは人材紹介会社の中でも「キャンディデート・ファースト」を愚直に長年追求し、その積み重ねの結果として得た信頼のもとこれまで20年以上ビジネスを展開してきました。一方、2020年以降アンテロープには業界未経験の方を中心に新しいメンバーが多数加入して定着し、個人的にもいい意味での潮目の変化を感じています。 ぜひそういったポジティブな流れの中に参画し、金融業界・コンサルティング業界への転職支援を一緒に盛り上げていきませんか? 皆様と一緒に働けるのを心待ちにしております!