こんにちは。
株式会社アナザーパス代表の高橋です。
タイトルに合わないふざけたサムネで申し訳ないです。
さて、今回はwantedlyを彷徨っているであろう、多くの大学生の方々に向けた記事を書こうと思います。
ズバリ、「インターンって意味あんの?」というテーマです。
インターンをやりたくてwantedlyの募集を見ている学生さんも多いと思うので、ぜひ参考にしてくださいませ。
インターンをしたい学生たちの気持ち
最初に、インターンに参加したい学生側の気持ちをまとめます。
「学歴に自信のある人」と「学歴に自信のない人」では、インターンの捉え方も大きく変わってくる訳なのでこんな前置きをしました。
「学歴に自信のある人」のインターン
「学歴に自信のある人」のインターンのパターンは下記の2つです。
①大手企業に就職するための「ステップ」としてのインターン
②学歴を捨ててでも、ベンチャーマインドで働きたい!
①は想像に容易く、
・大手企業が選考フローの一部として開催している短期インターンに参加すること
・ベンチャー企業の長期インターン生になり、就活の「ガクチカ」に使うこと
の2つの目的があります。
「大手企業に就職する」という目的を持っている方にとっては、当然の選択肢になりうると思います。
②のパターンは、理解に苦しむ人も多いかもしれません。
大手企業に就職せず、ベンチャー企業で働いたり自分で起業したりする、というパターンです。
せっかく大手企業にエントリーするチャンスがあるにも関わらず、それを捨てて茨の道を進むのです。
このパターンは結構理解を得るのが難しく、ご家庭によってはお父さんに殴られたり、お母さんに泣かれたりもします。
そういう僕もそこそこの高学歴なのですが、普通に卒業してフリーターになるという激ヤバムーブをかましたので、親にも怒られましたし、友人たちからは「アイツは終わった」と言われていました。
ですが、一定数いますよね。王道をはずれちゃう人って。
ちなみに僕は決して「起業するから就職しない!」と思っていた訳ではないです。笑
さて、話を戻すと、やはり学歴に関係なく「ベンチャー企業で働きたい!」「起業したい!」という気持ちを持ってインターンを探している学生さんは、一定数いるのです。
「学歴に自信のない人」のインターン
一方で、「学歴に自信のない人」のインターンのパターンは下記の2つです。
①少しでも学歴をカバーするために実務経験を積んでおきたい
②そのままインターン先に就職してしまいたい
①はそのままの意味で、なるべく学歴をカバーする経験を積んで、少しでも良い企業に入りたい、という気持ちです。
確かにこれは就活における戦略としてはアリだと思います。
ただし、目的が「学歴のカバー」なのであれば、インターンに固執する必要はありません。
アルバイトで結果を残したり、体育会系の部活で結果を残したり、インドで着物を売ったり、カンボジアに学校を建てたりなど、企業の採用担当者に「すげえ」と思わせる方法はいくらでもあります。
「他の活動ではなく、なぜ、長期インターンなのか」を説明できなければいけませんね。
②については、wantedlyでの長期インターン募集において最も重要なセクターだと思われます。
長期インターンで、社員と変わらないような業務を任せてもらって、会社の理念や目標、カルチャーを学生のうちから理解し、インターン先の社長に「このまま入社しちゃいなよ!」と採用してもらうことを指します。
これも企業側・学生側双方にとってめちゃくちゃ建設的な手段だと思います。
インターンを募集する企業の気持ち
一方、インターンを募集している企業側はどんな気持ちなのでしょうか。
下記のパターンに分けられます。
①インターン生をスポット的な戦力として考えている
②インターン生を長期的な戦力として考えている
①インターン生をスポット的な戦力として考えている
このパターンの会社では、社員の補佐的なお仕事を任されることが多く、悪く言えば「雑用」になってしまうことがあります。
※もちろん、このパターンの全部の会社がそうではありません。
理由は簡単で、会社的には「1-2年でいなくなってしまうメンバー」という認識なので、引き継ぎが必要になるような重要な仕事は任せられないからです。
言い換えると、教育する時間もあまり割けないので、元々そこそこ仕事のできる学生を採用したがります。
語弊を恐れずに言うと、新卒採用時の大手企業と同じく、高学歴の学生を採用する傾向にあります。
これは、大手企業に就職するための「ステップ」としてのインターンとして考えている「学歴に自信のある学生」からしても良いことで、インターン先に就職することなく、「長期インターン」というアルバイトよりも「強い」経験を引っ提げて、本命の大手企業の就活に臨めるのです。
つまり、企業側と学生側の「双方の利益が一致」しているということですね。
一方、「学歴を捨ててでも、ベンチャーマインドで働きたい!」という学生がエントリーしてくれた場合、企業にとってはウハウハな訳です。
通常のフローでは出会えないような高学歴な学生を採用できるからですね。
②インターン生を長期的な戦力として考えている
このパターンの会社は、「学生インターンにも裁量の大きい仕事を任せ、あわよくばそのまま新卒として就職してほしい!」という想いが全面に出ています。
僕の知り合いの会社の中には、学生インターンに子会社の社長を任せ、新規事業を一からグロースさせる、という会社もあります。
そして、このような会社の特徴は下記の通りです。
・比較的小規模
・採用基準が学歴ではなく「パッション」や「人間性」
そのため、応募する学生側の学歴もさまざまで、高学歴だから必ずインターンに受かる、という訳ではありません。
インターンって意味あんの?
この記事の本題ですね。
結論、意味はあると思います。
ただし、何となくやるのはNGです。
前述した合計4パターンのどれかの理由がある場合にのみ、インターンをやる意味はあると思います。
周りもやってるから何となくやりたい、なんてのは論外ですのでご注意を。
で、「インターンをやる理由」を明確にした上で、その目的が達成できるような企業でインターンをしなければ意味はなくなってしまいます。
裁量のある仕事を経験したいのに、社員補佐という名の雑用をやらされてしまう
そのままの就職も考えたいのに、インターン生からの社員登用は行っていない企業に応募してしまう
ということにならないよう、注意深く募集を探しましょう。
端的に言うと、「自分の思惑」と「企業の思惑」が一致しているインターンを選ぼうね、という話です。
本当にインターンしたいの?
ドキッとした人います?
皆さんは本当にインターンをしたいんですか?
したいなら、なぜしたいんですか?
その「なぜ」を達成できる企業を探せていますか?
この問いかけを念頭に置いて、改めて思考を整理してから募集を探しましょう。
ちなみに…
僕が代表を務める株式会社アナザーパスでもインターン生を募集しています。
JR山手線の大塚駅から徒歩5分という、なかなか立地の良い場所にあるデザイナーズオフィスです。
気軽に応募してみてくださいね。