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自らの仕事の領域に制限をしないことが、社員や会社の成長に繋がると思う。

anicecompany.incは2012年12月に設立。今年で9年目となります。

代表である上妻善弘に、これまでの経緯や仕事に対する想いなどを語っていただきました。


− anicecompanyを立ち上げるまでの経緯について教えてください。

元々は、コンサルティングやマーケティング領域のお仕事に携わっていましたが、次第に自分たちで企画提案から最終のアウトプットまでできるようになりたいと考えるようになり、デザイン会社をはじめることになりました。

当時はプランニングやブランディングのみで対価を稼ぐことがそれほど浸透しておらず、デザインのチカラを借りて一気通貫で提案することから始まりました。


− どのようなお仕事をされていますか?

ファッションとビューティ関連のお仕事が多いです。

基本的にはコンセプトの立案やプロジェクトの立ち上げから始まり、全体のクリエティブまでワンストップで提案しています。

最近だとウェブやEコマースのリニューアル、リブランディングが多いですね。


− 幅広い領域のお仕事をされていますが、どのような方が働いていますか?

システムエンジニア・コーダー・フロントエンジニア・デザイナーなど様々です。

アナイスカンパニーではあえて進行管理を置いていません。

一人一人がしっかりとお客さんと向き合えるようになって欲しい。

仕事やクライアントの間に情を持つことが大切であり、その積み重ねが責任感を強くすると考えていいます。

また、進行管理がいることによって社内で対立するのも良くないですし、個々が社会性やコミュニケーション能力を培うという意味でも、それぞれがプロジェクト管理を行うようにしています。


− 東京と福岡にオフィスがありますが、仕事内容に違いはあるのでしょうか?

基本的にはないですね。

福岡の方はトップがエンジニアなのでシステム寄りの仕事が多いですが、それ以外はあまり変わらないですね。

プロジェクトにはよりますが、ほとんどは東京と福岡でやりとりをしながら進めています。


− 会社として大切にしている考えはありますか?

「新しいことにどんどんチャレンジする」ということですね。

会社のひとつの事業としてやっている食品や化粧品のメーカーも新しいチャレンジですね。

クライアントワークだけだと出来ることは限られてしまうけれど、メーカーをやるとなったらゼロからお届けするまで全て自分たちで行います。

より広い範囲を学ぶことが個々のクリエイターの成長に繋がっていく、そんな環境になっていると思います。

そういったチャレンジによって、会社が少しずつステップアップしていくのが理想です。


− これからの事業展開を教えてください。

今後はお互いの強みを活かした協業スタイルを選択し、一緒に何か新しいものを作るという機会を増やしていきたいですね。

自社だけで全てを賄う必要はないと考えていて、それよりも私にとっては一つでも多くの企画をカタチにする方が優先順位が高いのかもしれません。


− どんな人と働きたいですか?

自らの仕事の領域を制限しない人。

技術の進化も早いので、自分でしっかり学びながら、ストレッチを効かせて仕事の領域を広げることができる人。

表現においては、洗練されたデザインに加えてリッチな動きを求められることも多いので、そういう意味では、アイデアや技術を存分に使える環境はありますね。

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