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「日本一、ハイパフォーマンス組織を創る」大手人材業界からベンチャー人事への挑戦。

合屋 奈津実/Natsumi Goya(28)
福岡県出身 2022年3月入社
コーポレート室 マネージャー
できない理由ではなく、できる方法を考える
趣味はキャンプ・旅行


ビジョン達成に向け、経営陣と現場の間に立ち、立場や意見の違いを汲み取りながら着実に前進させる。難しいポジションにもかかわらず、その統率力とコミュニケーション力、タスクマネジメント力でわずか1年足らずでコーポレート室を立ち上げた合屋。誰に対しても腰が低く、きめ細かな気配りを得意とする一方でダイナミックに改革を押し進める。静と動を巧みに操る彼女に、入社の背景や目指す組織像を聞いた。

成果への執着心。

目標へのコミット力に長ける合屋。前職の大手人材会社ではリーダーにキャリアアップ後、退職に至るまで15ヶ月連続で目標達成を果たしたという。

目標達成にこだわるようになったのは、前職での経験が大きいですね。人材業界で4年ほど営業をしていたのですが、数字に厳しい会社で。最終営業日に今月あと200万円足りない、という時でも数字が締まる最後の1分1秒まで全員で駆け回るような組織でした。締めまで残り1時間で3万円が足りず、片っ端から顧客をあたって滑り込みで達成なんてこともよくありましたね。

シビアな環境を楽しめたのは、幼稚園から高校まで打ち込んだ新体操の経験があったからかな、と。新体操は点数がすべて。幾度となく点数で評価されるうちに、数字に対する執着心が培われたんだと思います。

入社3年目でリーダーポジションにて新設組織の立ち上げを経験。休眠顧客の再開拓がミッションで一人200社ほど担当していました。4、5人のチームだったので約1,000社になりますね。「お客様から何を期待されていて、何を返せるのか」このポイントを外すと二度とご縁をいただけないので、常に考えていました。あとは担当社数がとても多いのでタスクマネジメントも重要で。KPIを引いて、いつまでに何をするのか、細かい管理力はこのとき身についたと思います。

未知へ飛び込む面白さ。

大手企業でのキャリアアップを約束された状況にもかかわらず、あえてベンチャー企業へ飛び込んだ理由とは。

大学卒業前からゆくゆくはベンチャー企業での人事を考えていました。就活イベントの運営や、スタートアップが集まるバーでのアルバイト経験がきっかけですね。人事の方と話すうちに、組織が猛スピードで成長していく過程を当事者として経験したいと思うようになりました。

3年で卒業と決めていたのですが、前職が楽しくて思わず長居してしまって(笑)。マネージャーへのキャリアを見据えたときに、このままいたら挑戦する機会を見失ってしまうと思い、転職を決意。九州を飛び出したときも、今回の転職も、新しい環境に飛び込んで一からがむしゃらにやってみることが、わたしにとって人生の醍醐味なんだと思います。

急成長中のベンチャーはたくさんありますが、アンカーは生産性の高さやメンバーの優秀さだけでなく、クライアントに対する誠実さを感じましたね。人材業界もデジタルマーケティング業界も、無形商材だからこそ定性的な軸がないと事業がぶれてしまうと感じていて。数字、成果がすべてだけど、大前提として「クライアントの事業成長のために」という姿勢は実際に入社してさらに感じました。

変化に躊躇なし。

大手企業からベンチャーへ飛び込んだ合屋に、その醍醐味を聞いた。

いまはコーポレート室で人事面での重要指標の管理に加えて採用、育成、労務、総務、法務、事業推進などを管掌しています。管掌といっても各分野に特化したメンバーがいるので、それぞれの目標をうまく達成するには、事業とコーポレートにズレはないか、など全体最適の上でいかに成長させるかということに注力しています。

ベンチャーに入社してみてそのスピードの速さや、一人の影響力の大きさにこれまでとの違いを感じましたね。入社早々、採用フローを大きく変える提案をしたのですが「やってみよう」と、全社を巻き込んで即実行できて。これまでの仕組みを大事にしつつも、新しいことに躊躇せず最短で取り入れる社風は組織が大きくなっても文化として残したいですね。

あとは30人という少数精鋭組織だからこそ、一人ひとりの影響力の大きさを感じます。行動次第で無限に挑戦できるし、インパクトある成果を残すこともできる。逆もしかりで、マイナス面も影響してしまう。だからこそとくに採用はその方の人生だけでなく、コスト面でも組織への影響面でも大きな責任を感じます。一つひとつの判断に感覚ではなく根拠を持って意思決定することは常に意識していますね。

定量化をテーマにハイパフォーマンス組織を創る。

合屋が目指す組織像と課題とは。

アンカーのビジョン「日本一、No.1を創る会社」を実現するためにコーポレート部門として「日本一、ハイパフォーマンス組織の体現」を目標に掲げています。日本では生産性の高さを再現性をもって体現できている企業はまだまだ少ないですよね。

組織化に取り組むうえで、課題は多いですが事業サイドとコーポレートサイドがいかに足並みを揃えるか、ここがキーだと思っています。どちらか一方に偏ればどこかに歪みが出て、事業は脆く崩れてしまう。中長期の目標に紐づけて、各セクションと連携してどれだけ歩幅をあせてアクセルを踏めるか、ということに注力しています。

人事面においては定量化が一つのテーマだと思っています。人という定性的な存在に、根拠を持って意思決定する。定量的なデータをもとに成果から逆算して人事配置や人事施策を実行するようなイメージです。最終的にはだれが意思決定をしても同じ選択になるくらい精度の高いデータベースを作りたいですね。感覚的に進められる領域でいかに根拠を持ったうえで組織創りを進められるか、これが人事職の醍醐味だと思います。

というと、なんだか機械的に感じると思いますが「クライアントのために、全員が幸せに働けるように」ということは前提として大事にしたい。売上や成果といった定量面だけを重視する会社もありますが、アンカーは定性的な信条と成果にこだわる定量面のバランスの良さがお客様から支持いただいている一つのポイントだと思います。日本一に共感くださるクライアントやメンバーとともに、一つでも多くの日本一を実現できるようにハイパフォーマンス組織を形にしていきます。


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