「グロースマーケティング×事業創造」で価値を最大化する。代表千野が見据えるこれからのAnchorとは。 | MEMBER
今年6月に第8期を迎えたAnchor。昨期にはミッション、ビジョン、バリュー、カルチャー(以下、MMVC)の刷新、2つの新設部門の立ち上げなどを経験し、従業員数は2倍の30名となりました。これか...
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天羽 奨平/Shohei Tenba(23)
大阪府大阪市出身 2023年2月入社
桃山学院大学 ビジネスデザイン学部
グロースマーケティング事業部 クライアントグロース課
何事も全力で楽しむ
趣味はバンドのライブ、競馬(解説Youtube運用経験有り)
世渡り上手でコミュ力が高く、根拠のない自信がその立ち振る舞いから伺える。「この手のタイプは早くに鼻をへし折らないと…」と、アンカーが立ちはだかる。案の定、インターン選考で根拠のない自信が見事に砕け散ったと語るのは23卒新卒社員の天羽。リーダーシップに長け、在学中には事業の立ち上げやクリエイティブセンスを活かしたYoutubeチャンネルの運営を経験。学生起業家を目指した彼が、アンカーに就職した理由とは。
大学3年生で事業の立ち上げを経験。ビジネスプランコンテストで最優秀賞を受賞するも、コンテストはあくまで”机上の空論”と語る。
起業を志すようになったのは大学での経験がきっかけです。起業家の輩出を目的に新設された桃山学院大学のビジネスデザイン学部に興味を持って。なんとなく4年間を過ごすより、ここなら自分の長所をさらに伸ばせるんじゃないかと思って入学しました。
本腰を入れたのは3年生のころ。座学の枠を超えて、なんでも良いから一回自分たちでやろう!と思って、有志数名で事業の立ち上げを経験したんです。学生でも参入しやすい飲食業界で、廃棄処分に目をつけて売れ残ったお弁当を仕入れて会社員をターゲットに販売するというシンプルな事業だったのですが、全く相手にされなくて。
何社もまわったのですが学生という時点で門前払い。話を聞いてくれたとしても実績がないので取引まで至りません。大学のビジネスコンテストで最優秀賞をいただいたこともありますが、ビジコンはあくまで「机上の空論」。実際に動いてみて、これまで考えてきたビジネスモデルが単なる絵でしかなかったと、身に染みましたね。それでも3年生のうちに経験や能力不足を痛感できたことは貴重な収穫でした。
学生起業家を思い描いていた天羽の気持ちを一変させた老舗企業の社長の言葉とは。
当時、就職は全く考えていなかったんです。極端ですが嫌々就職するくらいならフリーターか起業、どちらかと思っていて。一旦就職してから起業することが遠回りに思えて、学生のうちに起業してやりながら大きくした方が早いんじゃないかと。でも、あるとき老舗企業の社長さんに相談する機会があって、社長の言葉で考えが180度変化したんです。
「天羽くん、想像力ってなんやと思う?」「センスですかね?!」と、的外れな答えを返した僕に、社長はこう諭してくれました。「知識や経験の引き出しをたくさん増やすこと、その引き出しの使い方、掛け合わせ方が想像力や」。自分の引き出しをみてみると、知識も経験もなかった。引き出しの増やし方を考えたとき、「就職一択」とスイッチが入りました。
マーケティング力をつけるためにデジタルマーケティング業界で、その中でも「日本一」を掲げるアンカーをみて、ここで極めたら最短で起業できると思ってアンカー一本で受けました。妥協して他の会社を探すのが嫌だったので落ちたらフリーターと、腹を括っていましたね(笑)。
人生で初めて鼻を折られることとなったアンカーでの採用試験。学生扱い一切なしのインターンを振り返る。
昔から何事もそつなくこなしてきて、根拠のない自信だけは持っていて。この自信が人生で初めてバッキバキに砕けたのがアンカーでのインターン選考でした。手応えはイマイチだったのですが、インターン翌日に人事の方から会社に来てくださいと電話があって。「受かった!わざわざ呼び出して落とすわけがない。」と、物凄いルンルン気分でオフィスに向かったんです。そしたら人事の方と役員の安本さんがいて、予期せぬ安本さんからの激辛フィードバックは一言一句いまでも覚えていますね。
「これまで人生世渡り上手で何事もうまくこなしてきたと思うけど、社会では通用しないし、コミュニケーション力が高いと思っているけど、社会人のコミュニケーション力とは別物。根拠のない自信がないと前に進めないときもあるけど、もしいま鼻が伸びているならバッキバキに折って。」
このフィードバックだけじゃなくて、社員の方々からいただいた言葉も含めて、アンカーの選考には「学生だから」という前提が全くない。コミュニケーションの基準はすべてクライアントへの提供価値が前提です。その厳しさすべてが成長のチャンスと感じ、ここでもっと高い壁にぶち当たってみたいと思いました。インターン再チャレンジから内定をいただいたときはほんとに嬉しかったですね。
新卒天羽が見るアンカーとは。自身の就活論についても聞いてみた。
スピードの速さと人の良さ、これがアンカーの特徴ですよね。スピードはとにかく速い。最終面接で千野さんに30歳までに起業したいと伝えたのですが、いまはあと2年必死で打ち込めばいけるんじゃないかと思っています。
同業界に就職した同世代との話からもアンカーのスピードの速さ、経験領域の広さに違いを感じますね。一方は入社3ヶ月目も研修中、そのころ僕は案件責任者を任せてもらっていて。施策立案、制作、分析、改善まで一人でやっている僕に「それうちの会社の3人分の仕事」っていうんです。単純計算で3倍速で成長してるんだなと思いました。
挑戦のチャンスが誰もにあるところも良いですよね。これまでアンカーになかった動画広告の内製化に挑戦して、実績までつくれたことは大きな収穫でした。ディスプレイ広告って初動から成果を出すことが難しいと言われているんですが、最近初動から目標CPAを達成することができて。着実に経験値が上がっていると実感しています。
不満は…思いつかないですね。アンカーでのすべての経験が起業につながるので仕事そのものがやりがいなんです。一切妥協せずに就活してよかった。保険をかけて他の企業を受けたところでモチベーションも上がらないし、好きって思っている人と戦っても勝てないじゃないですか。成長が遅れて、モチベーションも下がって負のループになってしまう。あのとき老舗企業の社長に出会っていなかったら、いまごろフリーターになっていたかもしれませんね(笑)。起業家として社長に再会できるように、どんな逆境も楽しみながら経験を積んでいきたいです。