◯基本情報技術者試験をまず目指そう
こんにちは、オルターブースの小島です。
今回は、エンジニアが技術を身に着けていく勉強方法について話していこうかなと思います。
エンジニアは、基本的に常に勉強です。
だから、勉強嫌いな人はあまりエンジニアに向いてないと思います。
「エンジニアになるには、まず何からやればいいか?」
という質問をよく受けます。
プログラミングの参考書を買ってきて一からやるのが、初級者がよくやってしまう勉強方法です。
まあ別にいいんですが、その方法だとだいたい心が折れるんですよね。書いてあることが難しくて。
参考書の内容が難しく感じてしまうのは、基礎を分かってないからなんですね。
基礎が分かってないのに、基礎が分かっていることが前提の参考書がほとんどなので、そりゃ読んでも理解できないんですよ。
じゃあどうすればいいのかっていうと、一番簡単な方法は「基本情報技術者試験」という国家資格を取ることです。
それが一番の近道です。
この資格を取れば何か仕事に繋がるとか、そういうメリットは全くありません。
ただ、ITの基礎を勉強するのにもってこいの資格なんですね。
逆にいうと、基本情報技術者試験レベルの勉強をしてないと、基礎が抜けているからエンジニアとして求められる仕事と自分の技術レベルがだんだん噛み合わなくなってくる。
なので、「何から勉強すればいいか?」という質問に対しては、まずは基本情報技術者試験を頑張って受けましょう、ということですね。
そんなに難しい試験じゃないし、国家試験なので受講費も安い。
ぜひ頑張ってもらいたい。
◯午前試験、午後試験で対策は違う
この資格は、大きく午前試験、午後試験に分かれていて、午前試験は比較的簡単です。
もっというと、直前の徹夜の短期記憶でまかなえちゃうような内容です。
計算問題も一応あるんですが、それを除いてもほとんど短期記憶でなんとかなる。
問題は午後試験で、プログラミングの問題なんですよ。
プログラミングと言っても、難しいものから簡単なものまであるんですが、何も知らない人はたぶん解けないと思います。
実際にプログラミングを勉強しないといけない。
この基本情報技術者試験にも合格のコツがあります。
言ってしまえばすごく簡単な話ですが、過去5年分の過去問の暗記ですね。それで100%受かります。
5年分の過去問の暗記と聞くと、結構大変だと思うじゃないですか。
実は超簡単です。問題数がそもそも少ないので。
暗記で取れるのは午前試験で、午後試験に関しても、過去問をさらうことで出題の傾向が分かってくるんですよ。
暗記するぐらい一生懸命覚えちゃえば午後試験も対策できるようになるんです。
どの試験にも通ずることですが、基本的に過去問をやればいいんです。
過去問をやりまくればだいたいの試験に受かっちゃいます。
そうすることで成功体験を得られて、少しずつ少しずつ成功体験を増やしていきながら、技術力も伸ばしていける。
これが初級者向けの正攻法ですね。
最近はどこのベンダーもeラーニングコースを無料で提供していますので、それを一通り勉強してもいい。
そういう所はだいたいハンズオンでサポートしてくれて、実際にプログラミングをやりながら学べるようになっています。
何も分からなくても、とりあえず一通りやってみる。それでなんとなく勉強した気になる。
それでいいんです。
それを何回も何回もやっていくとだいたい内容も覚えられます。
プログラミングに関しては座学だけではなかなか技術として身に付かないので、基本情報技術者試験の勉強が一通り終わったら、次はプログラミングを実際に自分でやってみたらいい。
僕はジーズアカデミーのメンターをやっているんですが、そこでも生徒の皆さんは手を動かしてプログラミングを作っています。
はっきりと言えるのは、プログラミングに触って初めて技術が身につく。
でもいきなりプログラミングをやるとなると、やっぱり難しい。
一つおすすめのやり方としては勉強会に行くことですね。
勉強会に行って、いろんな人の話を聞いてみるというやり方です。
勉強会に行けば刺激を貰えるし、仲間も増えるんですね。
ここまでが初級者の勉強方法です。
☆本記事は2020年11月24日に配信された弊社代表・小島のVlogをもとに再構成しています。
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