「接待って本当にあるの!?」
先日友人から聞かれたのですが、ご回答させていただくと、
あります。普通にあります。
ただ、ドラマとかで見るような和室で懐石料理をみたいな・・・あんなイメージではないです。
もちろんあのような接待もあるかと思いますが稀だと思います。少なくとも私の場合でいうと稀でした。
昨年5月から営業企画部に転籍してきて、一年半が経過しました。
もともとお酒好きで飲み会の席が大好きな私が意外にも困ったのが「接待」でした。
接待ということもあり、自分よりもはるかに年齢も役職も上の方々がほとんどで、
「失礼が無いようにしないと・・・何を話せばいいんだろう・・・未熟だと思われたらどうしよう・・・」
ずっとそんなことを考えていて、あまりお話しすることもなく終了してしまい、次回お会いした時に自分のことを覚えてもらえていない・・・なんてこともありました。
当時の僕は「お客様」という意識が強すぎたのかなと思います。
接待なので「お客様」をおもてなしすることは大前提だとは思うのですが、
自分の身に置き換えて考えてみるとどうでしょう。ものすごく気を使われて表面的な会話だけしかしない
空間を楽しいと感じるでしょうか。
もちろんコテコテの接待もあったりはしますが、お客様も少し砕けた雰囲気でお互いに仕事以外のパーソナルな部分をさらけ出しながら楽しくお酒を飲みたいと思っている方も多いと思います。
おもてなしは大前提ですが、親交を深めるための場でもありますから、それだけでは接待の目的を理解しきれていなかったんですね。
では親交を深めるためにはどうしたらいいのでしょうか。
とにかく相手のことを知り、そして自分のことを知ってもらうことですよね。
そして気をつけなければいけないのが、相手に心を開いて話してもらうには何よりもまず
自分自身が自己開示をしなければなりません。
難しいことかとは思いますが、"ありのままの自分"でいることが最も大切です。
私が接待の席で実際に心掛けていることをお話ししたいと思います。
①表情
やはり、初めて接待をする方やまだそこまで関係性が深くない方と会話するときには
表情はかなり重要です。険しい表情や無表情でいたら「この人楽しくないのかな?」と思われてしまうのは自然なことですよね?
なるべく笑顔でいることが大切です。作り笑顔ということではなく、穏やかで自然な"微笑み"を意識しています。
皆さんも経験があるかと思いますが、にこやかな方とお話ししていると自然と喋りたくなりますよね?
②分からないことは積極的に聞いてみる
会話の中で知らない言葉や事柄が出てきたとします。その時に「世間知らずだなと思われたらどうしよう・・・」と考えて知っているフリをする必要はないのです。
大抵、お酒を飲んでいると饒舌になり、自分の話をしたいと思うのは自然なことだと思います。なので「○○って何ですか?」と素直に聞いてみると、「そっか、君ぐらいの世代なら知らないよなぁ!!あのね、・・・」といった感じで意外と快く教えてくれたりします。自分自身も知らないことを学ぶことが出来るし、さらに別の接待で再度その話が話題に上がるとします。その時に自分が知っていると、「へぇ!!よく知ってるね!!」といった感じになることは意外と多かったです。
この2つを心掛けているだけでも個人的にはかなり接待は充実するのではないかと思います。
時節柄なかなか機会はないと思いますが、またあった際には少し思い出して、実践してみてくださいね。
今年もあっという間で残り1カ月半ほど。
年末を最高の気持ちで迎えられるよう、ラストスパート、駆け抜けていきましょう!!