注目のストーリー
All posts
廃校をリノベーションした働く・学ぶ・遊ぶの複合施設「東神楽大学」とは、整理してみたら参加型のケーキ屋さんだった?!
北海道のまん中・旭川空港を有する東神楽町にて、2021年3月に廃校となった小学校を利活用した新しい施設「東神楽大学」を2022年12月に開校しました。廃校利用・地方創生・事業創出・賑わい創出など多くの可能性を秘めたプロジェクトとして、これから町民はもちろん、町外、観光客、インバウンドと多様な方に活用いただける場所とて成長させていきます。その東神楽大学とはいったい何なのか?改めて整理してみました。コンセプトは「地方に都会以上の"きっかけ"をつくる」こと今、東京と東神楽町の2拠点居住・2拠点ビジネス+全国各地への出張を続ける活動をしてるからこそ思うのは、地方には可能性や価値がまだまだ多く眠っ...
【備忘録】北海道食品事業者応援「スマイルマルシェプロジェクト」を立ち上げてみた、まとめ(裏側編)
最初の町でスライム倒し続けている場合じゃない!企画から実施まで10日ほどでスタートしました。 その間に、大手の企業なども巻き込む一方で、とにかくスタートすることに固執しました。通常なら、様々な企業を巻き込む中では各社の稟議や情報共有、細部確認などが必要なことになってくるかと思います。「急がば回れ」で1つ1つ確実にして確認していく方が結果的には早く到達する可能性があるのもその通りだと思います。後述しますが、判断ミスや共有の遅れなどそんなことやまほどありましたし(笑)が、そんなこと関係ない。 北海道物産展の中止、観光業のほぼ100%STOPで売り先が0に近くなった事業者が困っていて、彼らを応...
【備忘録】北海道食品事業者応援「スマイルマルシェプロジェクト」を立ち上げてみた、まとめ(概要編)
新型コロナウイルスで、弊社の事業も多くの企業同様に経営危機に陥っています。東京での仕事(マルシェのプロデュース・運営)は全て中止(以前再開目処たたず 5/14時点)。北海道で展開している「SouseiMarche」2店舗も、商業施設に入っていることもあり、集客は激減、札幌店は商業施設全体での休業で店舗も休業(5月末まで少なくとも休業決定)。 日本政策金融公庫や信用金庫などに借入打診をしていくばくかの借り入れで時が過ぎるのを待つしかないのか、廃業までいくのか、今やれることはあるのか?とお先真っ暗な中、倒れるとしても前のめりに倒れたい。そんな状況を2月、3月と過ごしていました。 そんな中でこ...
農家や地域の方々と、よそ者プロデューサーで会社をつくり学びの場をつくってみた(後編)
前編では、株式会社東神楽アグリラボを設立したきっかけについて書きました。今回は、その会社の第1弾事業、HAL・Marketについて書いていきます。▼2017年6月に開業したHAL Market(ハル・マーケット)※下の写真は2期目の店舗の開始時の様子(撮影2018年5月)第1弾事業で考えたコト、達成したいと思ったこと経営者としての成長を目指す株式会社東神楽アグリラボとしての最初の事業は、八百屋の経営です。その理由は、出資者の農業者に、「流通経路や価格形成の仕組み、価値の見せ方などを体感してほしい」と考えたからです。稲作中心の農協出荷形態の場合、農家が向き合う日々の相手はJAとなります。よ...
農家や地域の方々と、よそ者プロデューサーで会社をつくり学びの場をつくってみた(前編)
1.設立編農業地域での会社設立と事業展開は実に面白い!!2017年5月1日農業プロデューサーを務める、北海道上川郡東神楽町にて東神楽町農業者や事業者と共同出資での会社(株)東神楽アグリラボを設立しました。この会社の主たる目的は『人材育成』です。といっても、事業としての人材育成 ×会社組織=人材育成の場 〇という考え方ですその背景には東神楽町農業プロデューサーに就任して1年目農業者とのヒアリングや交流会、セミナーなどでの気づき・発見がありました東神楽町は、道内平均をみても後継者が農業に従事している割合も多く事業モデルは、稲作中心+αの基本農協全量出荷が大半、独自で新しい取り組みをしている農...
第1人者として10年間で1000回以上開催している”マルシェ”を書籍にしたワケ
2019年に、タイトルにもある通り、マルシェに関するノウハウ本を日本で初めて書籍化し出版した時のお話です。全ては八百屋からはじまった好きな所に戻る習性があるのだろうか。それともそれしか出来ないのだろうか。私が最初に関わったビジネスは八百屋でした。今思うと良くやらせてもらえたものだなと思いますが、大学生時代に八百屋の立ち上げ、店舗運営、店長などをしていました。1号店OPEN前日に、あらかた目処もたち、翌日からの開業に向けて頑張る為にも食事をと皆で食事をしていたら、社長に怒鳴られたことを今でも覚えてます(笑)開業後はトマトを持って、近隣の家を訪問し八百屋の宣伝、3号店の店長時代には、家に帰る...
マルシェをやり続ける魅力と価値
2019年9月28日(土)、10周年当日を迎えて赤坂アークヒルズにて毎週土曜日に開催しているヒルズマルシェが、10周年を迎えました。当日の1日を振り返り改めて「マルシェはイベントではない」ことが実感出来ました。私の中で「イベント」とは、年に1回や数回、運営側も主催者も多額の予算と熱量を入れて実施し、お客様も非日常の体験を得るために参加するものだと思っています。 ですが、スーパーマーケットやドラッグストアに買い物へ行くとき、そうした熱量で買い物に行くことはないと思います。マルシェも同じです。「コミュニケーション型小売業」としての日常的な買い物の場なのです。当日はマルシェが始まる前に10周年...