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今回は、add moreで担当した実績についてご紹介いたします。
プロジェクトの概要、案件の進め方、そして今後の取り組みについて書かせていただきました。
『プロジェクトについて』
横浜十番館様から、横浜 馬車道にある老舗フレンチレストラン「馬車道十番館」のサイトリニューアルのご相談を受け、当プロジェクトがスタートしました。
リニューアルにあたってのご要望としては、若い世代の方にも興味を持ってもらいたいという事と、社内で情報更新を可能にしたいとの事でした。そこから詳細なヒアリングを進めていきました。
まずは競合となる企業様のサイトをピックアップし、現在のサイトがどの位置にいるかの認識合わせからスタートしました。それを基にリニューアル後のサイトをどの位置に持っていくかの擦り合せを行い、ご要望も踏まえて方向性を決めていきました。
『制作の進め方』
ヒアリングを進めている中で、横浜十番館様の中に「若い女性にリーチしていきたい」という強い思いがあったため、まずは「若い女性」というワードの温度感や捉え方を、話し合いの中で見つけていきました。そこからベンチマークサイトを決め、デザインのトンマナを策定しました。
トンマナについては、港をイメージしたネイビー案と、レンガ造りの建物をイメージしたブラウン案の2案提案し、最終的に爽やかで上品な印象のネイビー案で進めることになりました。
また制作を進める中で見えてきた事は、写真素材の重要性でした。
Webサイトにおいて、写真のクオリティーはサイト全体の印象に大きく影響を与える為、「どのような事を伝える絵が欲しいのか」と「どのような雰囲気のものが良いか」をより具体化し、カメラマンと共に撮影する絵をブラッシュアップしました。
「更新しやすいサイトにしたい」とのご要望に対しては、サイトにはレストランだけでなく喫茶室やバーの情報なども掲載しており更新対象のページが多いため、一部のページのみに管理機能を設けるのではなく、サイト全体への「WordPress」の導入を提案しました。
プロジェクトを進行するための打ち合わせには、週に1回の定例ミーティングを設けました。
メールではニュアンスの伝わりにくい仕様のご確認、提案に関してのフィードバック等を、直接顔を併せてミーティングを行う事で、横浜十番館様との認識にズレがなくスムーズに進行出来たと思います。
『add moreな取り組み』
「馬車道十番館」は、老若男女問わず幅広い層のお客様に支持されているため、昔からのご贔屓様と新規のお客様の双方にとって、使いやすく馴染みやすいサイトになるよう、デザイン・構成を慎重に検討する必要があると考えました。昔から通っているお店が全く新しくなってしまったらやはり寂しいと感じると思うので、そうならないようにご贔屓様への配慮には特に気をつけました。
時代と共に歩んでいる「馬車道十番館」と、昔から変わらない「馬車道十番館」の両方が伝わるようにバランスを大切にしました。
また横浜の方は地元愛が強い印象を受けたので、そのような方々にも足を運んでいただきたいと考えました。その為に、地元の人から見える「馬車道十番館」像を知るために実際に何度か訪れ調査をしました。横浜の公園で座っているご年配の方や、横浜の行きつけの店に来ている幅広い層の浜っ子(横浜にゆかりを持つ人々)の方々にお話を伺いながら、浜っ子から見える「馬車道十番館」像を肌で感じていきました。そこで得た体験も、今回のサイトリニューアルのエッセンスとして取り入れてます。
その他、サイトに掲載する文章にも注力しました。老若男女や、ご贔屓様と新規のお客様問わず、皆さんに安心感や納得感を持ってもらえるようにライティングしました。
他にも工夫した点や心がけた点は多々あるのですが。
リニューアルの結果、横浜十番館様からのレストランの予約件数の増加や、WordPressの導入による店舗スタッフの更新のしやすさなど、嬉しいご報告をいただきほっとしております。
現在は運用フェーズに入っており、サイトの改修などを引き続き担当させていただいております。
『今後の展開』
「馬車道十番館」のサイトには「Googleアナリティクス」や「Google Search Console」を設定しているため、日々のPV数、閲覧されている時間帯やデバイスの割合、検索ワードなど、様々なデータが計測できます。
それらのデータを元により多くのお客様に見ていただけるよう、SEOの「内部施策」と「外部施策」も含め、運用を行っていければと考えております。
Webサイトがきっかけで実際に店舗にきていただける方をもっと増やせるよう、今後もより効果的な提案をしていきます。