※この記事は、2023年11月11日に公開したアダビトラジオ「アダビトのCredo for Team①」を書き起こし、読みやすいように編集したものです。
Credo for Teamとは、アダビトで大事にしている組織に対する8つの価値観を言語化したものです。
カルチャーガイドにも記載していますが、今回はもう少し噛み砕いた形で、Credo for Teamをご紹介させていただき、どういったことを大事にしながら、社内でコミュニケーションをとっているのか・どんな風に働いているのか、少しでも知っていただけたら嬉しいです。
気持ちじゃなくて、仕組みに頼る
早坂:Credo for Teamの1つ目ですが、「気持ちじゃなくて仕組みに頼る」です。個人的にこのCredoは僕の好きなCredoの一つなんですが、元々はどういう背景でこのCredoを設定したんですか?
後藤:そうですね、 僕たちみたいな新しいことをたくさんやっていくような会社だと、基本的に失敗やミスがかなり多く起こってしまうんですが、その解決策を気合いや根性みたいな話だけに落ち着けてしまうと、ミスした時は感情的な部分で調子が悪かったみたいになってしまうと思っていて、それだと基本的にはうまくいかないんですよね。
後藤:なぜかというと、大体のミスの理由はそうではないから。
後藤:なので、そういう時に調子やモチベーションなどの感情的な話じゃなくて、「こういう仕組みがあったからミスしなかったよね」、「逆になかったからミスしてたよね」みたいな話だったり、「ミスした時はそれを繰り返さないようにするためには、どういう仕組みが必要か?」っていう風に人じゃなくて、仕組みに対して、何か問題を解決する時に話がいくことが大事かなと。
後藤:その前提には、一緒にやりたいなと思っていて、いい感じのメンバーが集まっているというのが前提の話ではあるんですが、そういう風に考えてます。
早坂:なるほど。それこそ、実際にこのCredoをすごく感じた瞬間があって、物流周りの作業をしていて、一定仕組みが出来上がっていて、ミスが少ない状態になってたんですけど、その時は台風が来て、物流に影響が出るかもという状況で、過去にやって失敗して、やめていた仕組みを急ぐために取り入れてしまったんですね。
早坂:普段の後藤さんってそもそも全く怒らないし、強く注意することすらないんですけど、その時はこの「気持ちじゃなくて仕組みに頼る」っていうCredoの内容をほぼ同じように注意されたことをすごい覚えてて。
後藤:そうですね。誰かを責めたってよりは仕組みを指摘した感じでしたね。
早坂:完全にミスをするパターンですよね、アンチテーゼというか。
早坂:逆に、初見のミスだったり、事前にリスクや失敗の可能性を洗い出したときに想定できていなかったことに対しては、しょうがないという感じで、やり方もそうですし、どうしたら事前に防げたかみたいな部分も含めて仕組みの改善を回していくことが多いですよね。
後藤:そうですね、これに関しては社内のメンバーのどんな人が同様のミスをしたとしても、もう人のせいっていうよりは、そういう仕組みだったり、想定外になってしまったところをもう一歩踏み込んで改善していこうというスタンスで、やってますね。まあ、僕がやっても同じことになってただろうなっていう笑
後藤:基本的に仕組みをどんどん改善していきながら、ミスを減らしていって、その結果、よりお客さんや仕組み、自分に対して価値を出していこうというのがこの「気持ちじゃなくて、仕組みに頼る」というCredoです。
自律思考
早坂:このような流れで、2つ目のCredoにも入っていきたいんですが、2つ目は「自律思考」です。このCredoは同じ言葉では書いてないんですが、求人の中でも似たようなことを触れていて、この「自律思考」はどうしてCredoにしたんですか。
後藤:自律にはいろんなニュアンスがあると思うんですが、自分が自分を律せられるということなので、自己批評的だったり、逆に客観視できるからこそ、自己肯定もできたり、自分が積み上げてきたものに対しての自己効力があるっていうニュアンスで捉えています。
後藤:その上で、そういう人は、何かトラブルが起こったとしても、まず最初に自分なら何ができたのかを考えると思いますし、最終的にいろんなことが起こったときに、こういう風にやっていこうと思えたり、最終的に自分に全部返ってくると思えている人なのかなと思っています。
後藤:そういう人同士で働いていると、もちろんお互いに注意したりっていうこともあると思うんですが、その根底にはお互いに「ありがとう」「お疲れさま」っていう気持ちを持った状態を保てると思っていて。
後藤:それは他人のせいにしないだったり、自分を向上していこうっていうような前提がないと、やっぱり なかなか生まれにくいものだと考えているので、Credoとして自律思考を設定しています。
後藤:その思考を持っていると、みんながプロ意識を持って、みんなでどんどんいいものを作っていけるかなっていうのはすごくあります。
早坂:そうですね、自律思考で考えると「他責にしない」、「内省しましょう」みたいな文脈があると思っていて、他責にしないっていうことがどういうことなのかでいうと、やっぱり「結局自分に何ができたのか」みたいなことだと思っていて、ひいては自分で責任を持つことだと思うんですよね。
早坂:何様だって感じなんですが、責任を持つっていう部分に近いんですが、結構勘違いしてる人が多いなと思うのは、 責任は単体で自分が背負えるものじゃないっていうのがあると思っていて、責任を背負うから自由や裁量があったり、 自分の考えを反映したりとかができるなと。責任がない自由は自由ではないし、自由に対してはもちろん責任が伴ったりするなとは思います。
早坂: 特に今ぐらいのフェーズだと、一人一人がそういう責任を持った上で、自分が最大限いいパフォーマンスを出していくためには、自立思考みたいな形で、自分でちゃんと自分の荷物を持つ意識は大切だなと感じますね。すごい強い人であればあるほどすごい いいんだろうなって気は きてるっすね
後藤:そうですね、大事だなと思います。ただ、言い方がめっちゃ怖い会社みたいだけど笑
早坂:え、怖いですか笑どの仕事でも仕事同じじゃないですか笑
後藤:わー、そうです。分かんない分かんない。その通りだよ笑
早坂:そのポジションとりあえずずるいな笑
早坂:でも責任はやっぱりなんか責任があるからこそ 自分が何とかしてやるんだとか。
早坂:だからこそ、自分の力だけじゃ無理なときは、そのことを達成するという責任は自分が逃げているから、他の人にも協力してもらおう っていう気持ちになったりとか。
後藤:そうですね、本当に。
早坂: ということなので、責任っていうと少し重い言葉ではあるんですけど、自由に動いてほしいからこそじゃ責任を持ってもらうみたいな。
後藤:いや〜、そうですね。こちらから責任を持ってくださいっていうのは易々とは言えないっていうのがすごく大事な前提としてあって。責任を持てる人に対して、ありがとうございます!っていう流れじゃないと成立しないので。
後藤:だからこそ、自分に返ってくる人と一緒に仕事をしていると気持ちいいですし、ありがたいなとポジション的にも僕は個人的にいつも感じてることですね。
早坂:確かに、常に意識しろみたいなことではないし、めちゃめちゃ高い水準で責任感を強くみたいなことを求めてるというよりも、自然体で自分が明らかに責任やケツを持つべきだろうみたいなところに関して、きつい場面でも他責にしないみたいなことをやり切れる人はとても大事だなと思います。
憶測しない
早坂:3つ目は「憶測しない」です。字面だけなら小学生でもわかると思うんですが、これが意外と難しかったりすると思っていて、アダビトではこの「憶測しない」というのはどういう風に定義していますか?
後藤:そうですね、コミュニケーションがいつでも取れるわけではないので、何でも喋りましょうっていうのが 一番いいとは思うんですが、難しい時もあると思うので、なるべく相手に対して変な想像をしすぎないというか。
後藤:聞いてみないとわからない部分ももちろんあるので、その人の本当に思ってることみたいなのをちゃんと聞いたり、考えるのもそうですし、あとは、イメージだけで物事を考えていくと、結構ずれることの方が多いので、大事だと思います。
早坂:憶測しないとある意味対極とも取れる考え方で、相手目線を持つっていう相手の考えていることを想像するみたいなことをやった上で、ここから先はわからないなって部分に対しては、主観で妄想を広げていかずに、相手のことを考えた上で、フラットであるみたいなところ ですかね。
後藤:そうですね、難しい部分もあるとは思うんですが、なるべく本音を話していくというところを 大事にしていきたいと思いますね。
最後に
最後まで読んでいただきありがとうございました!
今回はアダビトで大事にしている組織に対する8つの価値観であるCredo for Teamのうち、3つをご紹介させていただきました。
残りのCredoについても、ご紹介していますので、ぜひご覧いただければ幸いです。
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