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【キャラジオ!#2】なんで人はキャラクターを好きになるのか?

Photo by Dex Ezekiel on Unsplash

キャラクタータレント事務所「Simple Side Mascots(サイマス)」と、キャラクター雑貨ブランド「tretoy(トレトイ)」を運営するアダビトのしゃちょー、そうたろがキャラについてぐだぐだ喋る番組「キャラジオ!」

今回は「#2 なんで人はキャラクターを好きになるのか?」を書き起こし、追記・加筆したストーリーをお届けします。

※本記事は2020年11月時点での情報となっております。

キャラジオ!」はこちらからお聴きいただけます!

こんばんは、そうたろです。

今日もゆるく喋っていこうと思っているんですけども、今日は「なんで人はキャラクターを好きになるのか?」という話をしていこうかなと思っています。

日本においてキャラクターが身近である理由

キャラクターグッズやキャラクターの市場は日本国内だとすごく大きくて、商品市場だけでも1兆2000億ぐらいのお金が動いている、という風に見られています。

特に日本は「アニミズム(汎霊説)」と言って、「動物や植物だけじゃなくて岩や山、川とにも魂や思いが宿っているんだ」みたいな思想があるので、どんな物を見てもキャラクター的な「魂が宿っている」という風に考える傾向にあったりするんですよね。

擬人化(人間でないものを人間に見立てて表現すること)して物事を考えているから、キャラクターがすごく日本で発達していて、身近になっている...ということが、よく定説で言われています。

なので、特に日本で「キャラクター」というのは、”好き”に流れるという傾向にあると思っているんですけど。

人がキャラクターを好きになるキッカケ

自分との間に「似ている」という関係性を見つけたとき

人がキャラクターを好きになるには「キッカケ」があるんですけど、一番あるキッカケと言われることが「(自分とキャラクターの間に)何らかの関係を見つけることでキャラクターに好意を抱く」という風に言われています。

「何らかの関係」というのは、自分とキャラクターの中にある関係のことを言います。

係がない状態から「関係がある状態」に移行して「気になるな〜」という存在になって、最終的に”好き”になる、という風に言われているんですけど。

「なんらかの関係ってなんなのか?」という話を細かく考えていくと、何個かあるんですけど、たとえば「このキャラクターは自分と似ているな」とか。

似ているというのは、顔かもしれないですし背格好かもしれないですし。あとは、性格的なことや、歴史的なこと、目標的なことかもしれません。「自分と似ている要素がある」というときに関係性を見つけたりします。あとは「このキャラはもう一人のあなたです」みたいな、ほとんど自分と同じようなキャラだなと「最上級の似ている」を感じたりとか。

「欲望 / 欲求」を満足させてくれる関係性を見つけたとき

あとは、似ている要素以外で言うと「面白いことをすごい教えてくれるよ」というところも関係を抱きやすいですね。「このキャラクターを見ていると、面白いことをあなたにしてくれますよ」ということですね。

たとえば「キャラクター」というと、いわゆるイラストやマスコットキャラクター、アニメ・漫画のキャラクターを想像すると思います。

でも、けっこう日本人は「自分をキャラクター化させて名を売っていくこと」をやるスタイルの人が多いんじゃないかなと思うんです。最近で言うと”ROLANDさん”とかが自分をキャラクター化させている気がするんですけど。

そういったように(自分をキャラクター化して)「こういうこととかが面白いな」ということをするのも、関係性を築くキッカケになります。

あとはDisneyだと「夢の世界に連れてってくれますよ」みたいな。サンリオさんとかもそうかもしれないですけど、夢の世界に連れてってくれて、自分を違う感情や非日常的なことを味わわせてくれるよみたいなことも関係性ですね。

あとは「あなたの欲望を満たしてくれます」みたいな、色々な欲望があると思うんですけど、たとえば「言いたいことを代わりに言ってくれる」みたいなことは、関係性を見つけるというところで大事になってきます。

けっこう身に覚えがあるんじゃないかなというところもあると思うんですけど...特に最近だと個人的に思うのは、もちろん見た目の関係性もあるんですけど、「自分の言いたいことを言ってくれる」ところがすごく大事だったりとか。

最近だとここ数年「コウペンちゃん」というペンギンのキャラクターがすごく流行っていますけど、何をやっても「えらいね〜」って褒めてくれるキャラクターなんですよね。

こう...SNSが繁栄して、みんなが「承認されたいな」みたいなのが可視化された中で、なかなか日常で褒めてくれないところにコウペンちゃんが現れて、そこで何をやっても「えらい」と褒めてくれるところが、すごくこのSNS社会で疲れた人々の心に刺さったりするような構造があったりして。

次に来るキャラクターとの新しい関係性

(コウペンちゃんは)すごく大ヒットしているんですけど、僕は次の新しい関係性に移行しているんじゃないかなと言う考えを持っていまして、「他者貢献系」というのが次のキャラクターで来るんじゃないかなと思っています。

これはたとえば、鬼滅の刃の炭治郎なんかはそうだと思うし、あとは最近流行っている「お文具」というキャラクターがいるんですけど、すごく可愛いキャラクターで...キャラクターなんですけど、これはもはや”超人”なんですよね。

(超人は)「普通の人にはできない発想」とか、「信じられない(くらいの)優しさ」とか、「なんで自分の身を犠牲にして、そんなに人のために尽くせるの?」みたいな、そういったところがあるんですよね、異常な優しさというか。

(他者から)承認されていくことを覚えた人々...「えらいね」って言われることや「いいね👍」をもらえることが当たり前になった人たちは、もっともっとより大きな寄りかかれるみたいなところに包み込んでほしい、導かれたいみたいな欲求が出てくるんじゃないのかな〜なんて妄想していたりしています。

人々の助けになるようなキャラクターをつくる

そこ(包み込んでほしい、導かれたい欲求が出てくる)の背景としては、コロナ禍で不安な気持ちの人がすごく多い中で、少しでも「頼れる」「拠り所となる」ようなものや「変わらない確かなものがある」というところがすごく大事になってきているのかなと思います。

そういったキャラクターたちが、なんか不安だな、辛いなと思っている人々の心を、収束させてくれるんじゃないかなと思っております。

僕の会社もキャラクターを作っていくということをやっていたり、キャラクター雑貨を売っていたりするので、そういったことを意識して人々の助けになるような、関係性を持ってもらえるようなキャラクターを作っていきたいと思っています。

ということで、今日は「なんで人はキャラクターを好きになるのか?」という話をちょっとだけしてみました。

おわりに

これはでも誰向けなんでしょうね(笑)

前回から引き続いてキャラクターの何かを喋っているんですけど、誰が聞きたいのかというのがですね、まったくわかっていない迷走ラジオ「キャラジオ!」ということでやっているので。

何か喋って欲しい内容があれば、いろんなところで連絡してもらえればなと思っておりますのでぜひぜひよろしくお願いします。

みなさま今日もおつかれさまでした。ではまた次回、お会いすることがあればぜひ聴いてみてください。

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