企業型DCの提案が導入されるまで
目次
企業型DCの提案が導入されるまで
提案までの背景
経営会議
導入メリット
導入デメリット
導入決定後
感想
終わりに
AD5では、週1回行う「案件会議」。月1回行う「経営会議」があります。
案件会議は、案件の進捗状況の確認と1週間の作業内容の確認がメインです。
経営会議は、会社の意思決定を行う会議で、ここで業務、業務外、福利厚生等、会社にまつわる様々な内容を話し合い決定していきます。
今回は、その経営会議で挙がった一案「企業型DCの導入提案」について、弊社の会議の決定過程を記事にしました。
提案までの背景
ある会議にて、AD5は福利厚生が少ないという話になり、福利厚生を増やしていこうという提案が挙がりました。
その目的を果たすために、弊社では委員会(またはプロジェクト)を組織し、今回は私含めて2名で福利厚生委員会が立ち上がりました。
同業他社を中心に福利厚生を見ていき、様々案が挙がりましたが、過去に会議で提案された企業型DCの導入は、どうか?という話になりました。
- 以前(1年以上前)に挙がった提案だが、導入機運が高まらず導入に至らなかった。
- 転職してきた社員が、前の会社で企業型DCに入っており、個人型に切り替えずに継続したかった。
- 他社での企業型DC導入が増えていっているという事情もありました。
上記の点から、委員会として企業型DCを再提案しようということになりました。
経営会議
経営会議では、プロポーザルレビューという時間があります。この時間で、社員が会社にまつわる様々な提案を行います。
企業型DCの提案を行い、下記のメリット・デメリットを洗い出しました。
導入メリット
- 社員の資産形成に繋がる。
- 貯蓄より投資という時代の流れから、社員に投資教育を会社として実施できる。
- 採用面でプラス(前の勤め先で企業型DCが存在する場合、IDecoに切り替える負担が無くなる。資産形成を継続できる。)
導入デメリット
- 会社として掛金の拠出が必要になる。
- 運営費(手数料)が発生する。
- 制度運用の事務負担が発生する。
採用面でプラス、投資による資産形成という時代の流れに乗るためにも導入するという結論に至りました。導入に際しての社会保険労務士さんからの説明会のセッティングや導入に係る事務は、福利厚生委員会から名前を変えた企業型DC委員会が引き受け、毎月の経営会議にて進捗状況の共有を行いました。
導入決定後
また今まで投資に縁が無かった社員に対しても、導入への不安が無くなるよう、弊社代表や企業型DC委員会が、制度内容の説明会を開催しました。
委員会、社員、社労士事務所様が一丸となり、円滑に事が進み、弊社では、2025年の4月より企業型DC導入が決まりました。
感想
弊社のプロポーザルレビューは様々案が挙がりますが、企業型DCの導入は、導入に際して社内での事務手続き、また社外(社労士事務所さん)も絡むプロジェクトだったこともあり、導入に至るまで労力がかかるものでした。その分、大きなプロジェクトを終えたような達成感を感じられました。
終わりに
以上が、「企業型DC」という福利厚生導入の過程でした。
弊社では、提案〜決定〜導入を一貫して社員が担います。下記は全て社員が提案し、それを経営会議で話し合い導入が決まったものです。
- 企業型DC
- ランチ会(1 to 1で社員同士で会社経費にてランチ。)
- 地域清掃(以前より実施している公園清掃をパワーアップして、通勤路をキレイにしたいよね、という経緯)
などなど。
今後も会社内の色々なことを記事にしていくのでお楽しみに!