「目的があっての手段だ」なんて考え、つまらなくないですか? : けんすう日記
手段と目的お昼休みで時間が15分くらいあったので、ぐわーっと思ったことを書いちゃいます。乱文。僕があんまり好きじゃない言葉に以下のものがあります。「手段を目的化しちゃいけない」なんか一見正しそうなんです。そして、適当に人を説教するときにとても便利な言
http://blog.livedoor.jp/kensuu/archives/54448950.html
こんにちは、アドバンの採用広報/マーケターの濱口です。
みなさんは連続起業家のけんすうさん知っていますか?
2013年の日記を引っ張り出してきて何を言ってるんだ?って感じですけど、見つけたのが昨日なので許してください笑
もちろん話したかったのは僕がいかに遅れているかではなく、その内容に関して、です。
「手段を目的化しちゃいけない」ってよく言いますよね?
けんすうさんも言っているけど、おそらくその言葉は「正しい」んですよね。
でも、、、
僕はiPhoneが出た時に異常に欲しかった。
別に電話したいわけでもメールしたいわけじゃなくて、猛烈に欲しかった。
ジョブズは「顧客が欲しいのは携帯電話じゃない、電話を使って何をするかだ」なんて言わなかったと思うんですよね。
素晴らしいプロダクトを作りたいと常々いっていた。
そしてiPhoneは素晴らしいプロダクトだった。
だから欲しかったんですよ。
「iPhoneを使って何をするかがあって、はじめてiPhoneを買うべきだ。iPhoneを持つことが目的になるのはおかしい」
なんて言われたら、僕はそいつのことをなんてつまんねー人間なんだと思うと思うんですよ。
そうなんですよね。そんなこと言われても。。。ってなりますよね。
ジョブズは"iPhone"は顧客の潜在ニーズを具現化させたもので、マーケティングの集大成のようにどや顔で語っているけど、これは(ジョブズも好きな)フォードの言うところの早い馬(多機能な馬?)なんですよね。
「もし顧客に、彼らの望むものを聞いていたら、彼らは『もっと速い馬が欲しい』と答えていただろう。」 ヘンリーフォード
でもどう思いますか?電話の体験。変わりませんでしたか?
iPhone買いませんでしたか?わくわくしませんでしたか?
ちょー早い馬がそこそこの値段で出たら買いますよね笑
「顧客はドリルではなくて穴を欲しがっている」
T・レビット博士 "マーケティング発想法"
という文脈で言うなら、ドリルを渡されるのもちょーわくわくするんですよね。
映画監督の小津安二郎さんが、ぴったりの言葉を残しています。
どうでもよいことは流行に従い、 重大なことは道徳に従い、 芸術のことは自分に従う。
映画監督 小津安二郎 1903年12月12日~1963年12月12日(60歳没)
高度成長期は「早い馬」は売れなかったであろう「早い馬」も、今なら嗜好品という枠で勝負できそうじゃないですか?
今のこの成熟社会なら「ちょー早い馬」、売れる気しないですか?
穴ばっかり探してませんか?
ブルーオーシャンばっかり探してませんか?
気が付けばそこはレッドオーシャンかもしれないですよ?
タイムマシーンを使う目的も「過去を変える」とか「未来を知る」ですが、「タイムマシーンを使うこと」にロマンがあってわくわくしますよね?
瞬間移動もそうだと思います。
例外は地震予知とかでしょうか?
こっちは「防災」という目的が達成されればいいかもしれないですね。
アドバンでは社会人として基礎的な部分を大事にしながらも日々、わくわくを探しています!