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【A.C.O. Designers Podcast】フリーランスからA.C.O.に入社したデザイナー対談

  • A.C.O. Journal Desk
  • 2022.03.18

こんにちは、A.C.O. Journal編集部です。今回は、A.C.O. Designers Podcastから、フリーランスを経て、A.C.O.のデザイナーになったメンバーの対談を記事としても紹介します。Podcastは以下からもお聞きいただけます。

登場人物


大出 岳志

世界一周を経験し、バンクーバーでフリーランスとして活動。リノベーションを通して空間の企画運用するベンチャー会社を経て、A.C.O.に入社。デザイン部所属。サウナとフラミンゴが好き。


小池 翔太

都内の広告代理店で、大手コンビニチェーンに向けた物販企画や企業のブランディングを行うグラフィックデザイナーとして4年経験。その後、独立してファッション雑誌の挿絵、Webサイトのデザイン、開発などを1年半程経験。その後A.C.O.にUIデザイナーとして入社。開発の知見を活かしたメンテナブルな設計を得意とする。ニックネームはケリー。


藤川 裕介

日本大学理工学部にて意匠建築を専攻。大学卒業後、デザイン専門学校、フリーランスとしての活動を経て、2019年A.C.O.に入社。アートディレクターとして世界観のクリエイティブ提案から開発工程を意識したデザインシステムの設計まで幅広く担当し、デザイン案件をリードする役割を担う。趣味はバスケとマジック。

大出:本日はフリーランスからA.C.O.に入社したメンバー同士で対談をしようと思います。ファシリテーターはデザイナーの大出です。

ケリー:UIデザイナーのケリーこと小池です。よろしくお願いします。

藤川:デザイナーの藤川です。よろしくお願いします。

大出:この3人が、フリーランスを経て、A.C.O.に入社したメンバーです。僕はカナダでデザインとプログラミングの専門学校に通ってから、その後2年ほどフリーランスとしてデザイナーをしていて、そこから事業会社を経てA.C.O.に入社しました。2人も、簡単に今までの経歴の紹介をお願いできますか?

ケリー:僕はグラフィックデザインの会社に5年ほど勤めて、その後1年半ほどフリーランスの期間がありました。当時はイラストレーター志望で、会社に所属しているときからポートフォリオサイトを作ったり、知人のツテでデザインやイラストの仕事をフリーランスとして受けるようになりました。

藤川:僕は大学卒業後にデザインの専門学校に通っていて、卒業後はアルバイトとして専門学校のティーチングアシスタントをしていました。その間にフリーランスとしての仕事も受けていました。

大出:ありがとうございます。ではまず、フリーランスのいいところについて話していきたいと思います。藤くんはどうでしょうか?

藤川:「自分で責任を持って最初から最後までやる」という経験を会社に入る前にできたことは大きかったですね。良くも悪くも経験が浅かったので、自分の裁量や興味次第で仕事を選ぶことができたのはよかったと思います。

大出:確かに、プロジェクトの最初から最後まで、全体を通して関われるというのはすごくいい経験だったと僕も思います。

ケリー:仕事の裁量を自分で決めて、自分がやりたい仕事をできるのは魅力ですよね。

藤川:会社に入ると、事務的な作業など、デザイン以外にもやらなければならないことが多くあると思います。フリーランスの魅力のひとつとして、興味がある分野の仕事を自分で取りに行ってみたり、面白そうだと思った気持ちのままその仕事だけできる、というのは大きいですね。会社に所属していると、一つの仕事に全集中!というのはどうしても難しいので。あとは自分が働くほど、もらえるお金が目に見えて増えるので、それもモチベーションにはなってましたね。

大出:では、次はフリーランスで大変だったことについて話していきたいと思います。僕はもともと、プログラミングができたのでフロントエンド、ディベロッパーとして仕事をもらうことが多かったのですが、そうするとデザインそのものにあまり関われないという悩みがありました。

藤川:一番大きかったのは、裁量がある一方で、裏を返すと自分の裁量の範囲内でしか仕事ができなかったことです。挑戦的なことをする上でサポートしてくれる人もいなければ、やりたいと思ってることに自信を持って飛び込みづらい。会社に入ったら、先輩のサポートとして大きいプロジェクトに入るチャンスもあると思うのですが、フリーランスは経験ありきなので、そもそも大きいプロジェクトを受けるチャンスが少ないです。そうするとどうしても受ける仕事の規模は小さくなってしまいます。それがつまらないわけではなかったのですが、できていること以上に自分のできることが増えていく感覚はあまりありませんでした。

ケリー:藤川さんの話、すごくわかります。僕は1人で完結できる仕事がほとんどで、チームで仕事をした経験がありませんでした。A.C.O.に入ったのも、チームで仕事をしてみたかった気持ちが大きかったからです。

藤川:確かに、チームではなく個人の仕事で、相談できる環境がなかったという点も大変でした。当時はWebサイトを作ることが多かったんですが、コーディングまで自分でやっていました。アニメーションなど、表現の幅を広げた提案をしたかったのに、それをすぐにできますと言えないという葛藤がありました。クオリティをあげたい気持ちはあるけど技術的な相談ができる環境でもなくて諦めた経験が結構しんどかったですね。

大出:確かに、フリーランスだとチームで働く経験はほとんどないし、相談相手もいないので孤独な戦いになりますよね。藤くんはそういう経験があったから、自分はデザインに集中して、開発は得意な人にやってもらいたいという理由でA.C.Oに入ったんですか?

藤川:それもあるのですが、フリーランスとして受ける仕事の制作規模や案件の種類も理由の一つです。WebサイトだとLPのような小規模なものが多く、アプリのUIデザインの経験はほぼ0でした。アプリについては知見もほぼなかったので、このままフリーランスを続けてもできるようにならないなと思ってしまったんです。あとは、良くも悪くも自分よりデザインができる人や違う考えの人に会えなかったことも大きいです。そういう環境に身を置かないとだめになってしまうというか、当時は今みたいにデザインコミュニティのようなものも少なかったので、漠然とした不安がありました。そこから、会社に入ったほうがいいなとより強く思うようになったんです。

大出:すごくわかります!

ケリー:藤川さんはフリーランスのとき営業はどうやっていたんですか?

藤川:もともと大学の建築学科出身で、研究室OBのコミュニティから建築のイベントのサイトを依頼されたようなところから始まりました。建築業界は特に業界知識を求められるので、そこから広がっていったような感じです。

大出:独自の商流を持ってたんですね。

藤川:自分は運が良くて、ありがたいことにツテが多かったです。同級生が会社をやっていて、そこから仕事をもらったりすることもありました。フリーランスとして仕事をしていくにはある程度の運も大事だと思ってます。

大出:ケリーはどうですか?

ケリー:自分はイラストレーターとして営業をかけていました。最初は「東京 出版社」などのキーワードで検索して、片っ端から何百通も営業メールを送っていましたね。アポイントをとってポートフォリオを見せて…をひたすら繰り返していました。それでも返信が来るのは2割くらいでしたね。今思い出すと大変でした。ちなみに大出くんはどうだったんですか?

大出:僕は専門学校を卒業したときにポートフォリオを作って、それが運よくアワードを取ることができたんです。派手でインパクトがあるものを作ったので、ありがたいことに個性派なクライアントから問い合わせをもらうことが多かったですね。ただ、そういう経緯もあって、デザインというよりもアニメーションやプログラミングのクオリティを求めてくるクライアントの方が多かったんですよね。

では、少し質問を変えて、フリーランスから、会社に入ってみてどう?っていう質問をしてみます。

藤川:フリーランス時代よりも、確実にできることが増えたと思います。良い意味で自分だけの裁量ではないので、新しいことや挑戦もしやすい環境になりました。自分以外に頼れる人たちがいるという仕事環境だと思ってます!

大出:その環境があるから攻めた提案ができたり、自分がいいと思っているものを作れると改めて思いますね。第三者の目線があるのはやっぱり良いなと実感しました。自分だけだと良し悪しの判断もつかなくなってくることが多いので…。一方で、フリーランスから会社員になって、逆に物足りなさを感じることはありませんか?

ケリー:僕は今の環境が結構ベストだと思っています。フルリモートでコアタイムもないフルフレックス勤務なので、個人的には理想的な働き方ができています。

藤川:フルリモート・フルフレックスはコロナ禍で変わったことでもあるので、フリーランスだったときにできていたような働き方を会社に所属しながらできている気がして、より良い環境になっていると思いますね。

大出:確かに。藤くんはフリーランスから会社員になってからの物足りなさのようなものはありますか?

藤川:物足りなさというよりも、考えが変わったという感じなのですが、今までは、会社の仕事で作るものが自分の実績として全てだと思って働いていたんです。でも、会社でアウトプットして学べるものと、そこから自分がやりたいことが会社のプロジェクトとしてはできないのであれば個人でもやればいいなと思うようになりました。A.C.O.に所属しながらできないわけではないし、そういう選択肢を取れる環境が理想的だなと思ってます。

大出:そういう話を聞くと、A.C.O.ってすごく働きやすいですよね。色々な人がいるし、プロジェクトもやりやすいなと思ってます。

藤川:本当にそうですね。もともとデザイナーじゃなかったメンバーでもイラストが得意だから頼むというようなこともあります。そういう個性を活かして働ける会社の環境は面白いしいいなって思いますね。

大出:会社をめちゃくちゃ持ち上げて、ほんわかした雰囲気で終わりましたね(笑)ありがとうございました!

A.C.O. Designers Podcastでは、A.C.O.のメンバーがデザインに関する話から雑談まで、幅広いテーマで話しています。今後も更新していきますので、お楽しみに。

現在、デザイナーをはじめとするさまざまな職種でメンバーを募集しています。記事やPodcastから興味を持っていただけた方は、ぜひ、Wantedlyよりご連絡ください!お待ちしています。

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