- Kyoka Tanaka
- 2021.08.27
こんにちは、2021年4月に新卒で入社した、UXデザイナーの田中です。A.C.O.では、昨年からリモートワークが中心となり、オフィスでメンバー同士が直接顔を合わせる機会が少なくなっています。そんな状況の中、同僚とうまく関係を築けるだろうか?とオンラインでのコミュニケーションに不安を抱きながら、今年の4月に自分を含めた7名が新たにA.C.O.に加わりました。
これは私が入社後に感じた良いギャップのひとつですが、A.C.O.には社内のコミュニケーションガイドラインの他に、SlackやGoogle meetなどのオンラインツールを活用し、業務以外のことでも積極的にコミュニケーションを取ろうとする風土があります。
今回は、そのようなカルチャーにならい、私たち新入社員が「雑談会」を開き、お話ししたことをご紹介します。
新入社員の気付きや悩み
2021年4月の新入社員は新卒採用5名、中途採用2名の計7名です。「デザインに関わってきた」という共通点はあるものの、経験も趣味も多様なメンバーが集まりました。同時にこんなにたくさん入社するのは初めてのことだそうで、同期入社組となりました。
この雑談会では入社した4月から6月までの、それぞれの学びや失敗をざっくばらんに共有しました。全体研修を終えた4月の中旬以降は、各部署での研修や実務に取り掛かって行ったので、お互いの動きをあまり把握できていない状況でした。 本来ならばオフラインで歓迎会があったり、研修終わりにみんなで飲みに行ったり、ということがあったはずですが、そうもいかない世の中なので、本当に久しぶりの集合でした。
雑談会の様子
それぞれ取り組んでいることは別々だったものの、話していく中でいくつか共通した気づきや悩みが浮かび上がってきました。その中で「コミュニケーション」に関わる2つのトピックをご紹介します。
①Welcome Relayありがたい…!
Welcome Relayとは、新入社員が社内の既存メンバーと交流をするための仕組みです。入社直後はなかなか交流をもてない別の部署の人やプロジェクトであまり関わらない人を中心に、リレー形式で1on1をしていくというものです。
「みんなどんなこと話してる?」という問いから、Welcome Relayの効果の話に広がりました。既にプロジェクトに参加しているメンバーは「1on1で一度話しておくことで、プロジェクトでも意見を言いやすくなったり、自分らしく振る舞えたりする」という感想を話してくれました。社内にどんな人たちがいるかを知ることができるだけでなく、今後のチームでの仕事のために重要な場であるということをみんなで再確認しました。
Welcome Relayについては、以下の記事でも詳しく紹介しています。
新人向け交流企画「Welcome Relay」をやってみた感想
②こんな時どうしてますか?を聞いてみよう
新入社員には、ちょっとした分からないことが日々出てきます。出社していれば隙を見て先輩に尋ねられるのですが、オンラインだとそれが気軽にできないのが難しい…ということも話題に上がりました。業務内容に直接関わることは確認先があったり、迷わず質問できたりしますが、オンラインでは「こんなときどうしてるんだろう?」「もっと効率的にできる方法はないだろうか?」といったTipsのような情報を聞ける機会が少なく、困ったことも多いようでした。
そこで活用したいのがSlackです。A.C.O.には#knowledge-shareと呼ばれる全社員による知識共有チャンネルがあります。ここに質問を投げかけると、そのテーマに詳しい方、手の空いている方からの回答が得られます。このチャンネルは日々活発に動いており、新入社員でも参加がしやすいため、積極的に活用していこうという話をしました。#knowledge-shareに投稿することで他のメンバーの役に立つこともありますし、時間が経っても参照することが可能になります。
新入社員の小野さんが#knowledge-shareで質問している様子
もやもやを共有して、前向きに
久しぶりに集まって話してみた感想を新入社員のみなさんに聞いてみました。
新卒メンバー
牧さんオンラインメインの業務ということもあり、全員と話すことができたのは実に入社式以来なのでとても新鮮でした。全員がそれぞれのポジションで頑張っているということを知れてモチベーションアップにもなりました。また、自分のプロジェクトで手一杯だったので、みんなが最近取り組んだプロジェクトを近況報告し合うのは興味深かったです。同期としてコミュニケーションが取れる場は貴重だと思うので、近況報告だけでなく雑談なども含め定期的に開催したいです。
Minsooさん同じ時期に入社したとしても、部署やポジションがそれぞれ異なるため一緒に話す機会が少なかったので非常にありがたい時間でした。基本在宅勤務をしているため、同期の業務内容や他部署の状況を把握することが難しかったのですが、今回この雑談会を通して近況の話や業務に関する話だけでなく、もやもやしている悩みや、ちょっとした質問なども気軽に話すことができました。「雑談」が目的になってしまうと、何か話さないといけないというプレッシャーが生じることもあるかと思いますが、今回は立ち話の感覚でカジュアルに話すことができて、とてもいい時間だと感じました。業務に慣れていくにつれ、それぞれ抱えている課題や悩みも変わってくると思うので、定期的にこの雑談会の時間を設けて、気軽に相談できる場を作っていけたらなと思います!
笛さん入社直後からリモートワークが続いており、新入社員同士で話せる機会が少なかったためとても楽しかったです! 自身の経験や失敗談、趣味や普段の過ごし方などを話してたりしました。 特に、今どんな案件で仕事しているのか共有し合ったりして「〇〇が大変!」「〇〇が〜!!」と盛り上がりました。入社後、リモートワーク続きで不安なことが多くあったのですが、新入社員同士でさまざまなことを話せて良かったです。 いつか全員がオフィスに出社して、ランチしながら雑談込みで盛り上がりたいですね!(笑)
小野さん久しぶりに地元にかえったような気持ちになりました(笑)積もる話も多く、あっという間の時間でした。 悩みの共有から最近やっていることまで、メンバーの意外な一面を知れておもしろかったです。この雑談会のおかげか、何かあったときに相談する回数が増えました。在宅で気軽に雑談しづらい状況のなかで、こういう場があるのはありがたいですね。これから回を重ねるごとに、同期の成長を垣間見ることができると思うと、ワクワクします。
中途メンバー
大出さん僕にとって初めての“同期”なので、みんなで集まる時間が温かいです。終始ニンマリしてしまいました。みんなそれぞれが何かに悩んでいて、それが同期のアドバイスで改善できることもあれば、できないこともあって。でも、同期がいるっていうことが、前向きに考えるきっかけになるんだな〜同期っていいな〜。同期自慢です。今後も、悩んだことを話したり、テーマを決めて話したり、ボードゲームしたりしたいです。
福島さんまずはじめに、中途で入ったのにたくさんの同期がいることにありがたみを感じています。経験年数は違っても、スタートラインは変わらないと思うので悩みや不安を相談し合うことができ、また解決策も提案し合える仲間がいることは本当に素晴らしいことだと思います。 入社から数ヶ月経ってそれぞれの経験を踏まえて雑談をしてみて、自分が抱えている問題、また気づいてはいないけれど実は抱えていた問題を顕在化することができました。特にリモートワークへの不安など、このタイミングで入社したからこそ理解し合えることもあると思うので、今後も雑談会を通してインプットとアウトプットができればと思っています。
カジュアルな会ではありましたが、みなさんそれぞれ良い気づきがあったみたいですね。私自身もこの雑談会を通して気軽に相談できる存在がいること、できる環境であることに改めて感謝しました。苦戦したことも、共感してもらうだけですっと気持ちが軽くなった気がします。 業務に関係あることはもちろん、それ以外でも共有しながらこれからも全員が気持ち良く働ける環境を一緒に作っていけたらと思います。
おわりに
今回は一例として新入社員の雑談会についてご紹介しましたが、A.C.O.では他にも「パパトーク」や「Global Chat」など、さまざまなカジュアルな会が開かれています。オフィスで偶然生まれる雑談ももちろん良いですが、リモートワークだからこそあえて時間をとって相手をよく知ろうとする、日頃思っていることを共有するのはA.C.O.の素敵な文化のひとつです。入社前の自分に不安になることないよ!と言ってあげたいですね。「新入社員雑談会」は今後スケジュールの合間を縫って月に一回は開催する予定ですが、回を追うごとに話題が変化していくのも今から楽しみです。
A.C.O.では、一緒に働いてくれる方を探しています。興味のある方はWantedlyから応募お待ちしています!
A.C.O.で一緒に働きませんか。
- 未経験可
- デザイナー
- ディレクター
UI/UXデザインに関するご相談や、
案件のご依頼はこちら
by Kyoka Tanaka
京都工芸繊維大学デザイン経営工学課程卒業。同大学院デザイン学専攻修了。2021年4月にUXデザイナーとして新卒入社。ニックネームはきょん。