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A.C.O.のデザイナー・ディレクター・総務が語る、それぞれの生キャリアストーリー

  • Ayako Masuda
  • 2021.02.25

こんにちは、デザイナーの益田です。A.C.O.にはユニークなキャリアの持ち主がたくさんいますが、入社してからもそれぞれ新しい挑戦をしています。今回はさまざまな部署・役割のメンバーに、A.C.O.に入ってからのキャリアについてインタビューをしてみました。

情報設計で培ったノウハウを武器に、プロジェクトディレクション部へ異動

長谷川 大輔・神奈川大学工学部機械工学科を卒業。自動車内装部品メーカーにてプロダクト設計の経験を経て、現在に至る。プロジェクトマネジメント、情報設計担当。

Daisuke Hasegawa

ー長谷川くんは、昨年9月にUX/IA部からPD部に異動しましたね。どのような経緯があったのでしょうか。

A.C.O.に入ってからの3年間は、コーポレートサイトを中心とした情報設計に携わってきました。情報設計のアウトプットは、予算、スケジュール、後工程への情報連携や実装されたものの仕様の確認など、プロジェクト全体を考慮してつくる必要があります。ですが情報設計は設計フェーズが終わると徐々にプロジェクトから抜けていくため、プロジェクト全体を自分で経験したいということからPD部への異動を考えるようになりました。 1on1ミーティングで上司に相談したところ前向きに受け取ってもらい、半年くらい様子を見て異動となりました。

ー異動してみて、何か変化はありましたか。また、挑戦したいことはありますか。

やはりプロジェクト全体を見れるようになったのが一番大きな変化です。とてもやりがいを感じています。設計での経験を活かし、つくるものとその工程を具体的にイメージしながらスケジュールを引いています。これからは、設計ノウハウを他のPMにも展開していきたいです。また、自分がPMと設計をカバーできるので、小規模なプロジェクトならデザイナーと2名体制でも動けるようになると思います。スタートアップ案件など、少数精鋭で取り組むプロジェクトも面白そうです。

ーA.C.O.で良かったと思うことはありますか。

言いたいことを言いやすい環境にあることがA.C.O.の良いところだと思います。上司も現場に近い目線で親身に相談に乗ってくれました。

ー私もよく上司や同僚に相談しています。長谷川くんは、PMに転身するまでに何か悩んだことはありましたか。

UX/IA部に残りUXに寄るべきか、PMに寄るべきか悩んだときもありましたが、設計業務とともにディレクション業務をやっていたので、「1つ隣のキャリア」であるPMを選んで良かったと思います。あと、先輩と飲みにいったのが良かった。僕はデザイナーの吉岡さんによくアドバイスをもらっていました。鵜呑みにはしないけど(笑)、自分の中で消化して次の一歩につなげられました。


デザイナーの吉岡と長谷川

ーみんな、たくさんアドバイスくれますよね。着実にステップアップしていて、素敵です。ありがとうございました!

OKRから成功体験を重ねて、「伝えられる」デザイナーに

岩田 紗季・武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業。制作会社にてランディングサイトやコーポレートサイトなどのデザインを経て現在に至る。

Saki Iwata

ーもうすぐ出産予定のさきちゃん(インタビュー当時)。産休前にインタビューに応えてくれてありがとうございます!A.C.O.に入るまでのキャリアはStaff Storiesでも話してくれましたが、入ってからはどのようなキャリアを築いてきましたか。

「デザインをどう伝えるか」を考えた3年間でした。前職でたくさんデザインをつくっていたので手を動かすことには自信があったのですが、自分のデザインを言語化することが本当に苦手でした。

ー確かに、「苦手」と話していましたね。でも今はさきちゃんらしい、良いプレゼンをしている印象です。どのように克服したのでしょうか。

とにかくプレゼンテーションの機会をたくさんもらいました。OKRにも毎回「デザインの言語化」について挙げ、プロジェクトでもアピールしました。上司の沖山さんも、親身になってくれてチャンスを一緒につくってもらいました。そうして場数をこなしていったんです。克服のきっかけはデザインスプリントカードの社内お披露目会です。あのプレゼンが好評で自信がついた気がします。


デザインスプリントカード社内お披露目会にて

ーOKRを上手に活用していたんですね。これから産休・育休もとるかと思いますが、復職後、何か次の目標はありますか。

やっぱり、母親としての人生とデザイナーとしてのキャリアを両立させていきたいですね。

ーフレックスタイムで、子育てしながらバリバリ働いている人もいますよね。楽しみなことがたくさんありますね!

PMからバックオフィスへ、組織デザインに挑戦。きっかけは社長との対話

岡田 真人・WEB制作会社にてコーダーとしてキャリアをスタート。スタートアップのデジタル戦略や運用設計などの業務に携わり、現在に至る。

Masato Okada

ー岡田さんははじめPMとして活躍されていましたが、何をきっかけにキャリアチェンジをしようと思ったのでしょうか。

採用課題を耳にして、何かできないかと思ったことがきっかけです。ちょうどPMとしては自分の型ができて安定してきていたので、今までの経験を活かしながら何か新しいことにチャレンジしたいと考えていました。

ー最初は採用に興味があったんですね。そこから、なぜオフィスマネジメント部へ異動となったんですか。

社長の倉島さんと直接、何度も話しました。採用から会社の課題を深掘りしていくうちに、組織そのものを改善するオフィスマネジメント部の方が、自分のPMとしての知見も活かせて会社に貢献できると考えました。そこからは、異動の話をどんどん具体化していったという感じです。

ー異動してからは、どんなことをしているのでしょうか。

みんなが働きやすい環境をつくるために、組織デザインをしています。プロジェクトへのアサインを効率化したり、育成環境を整えたりですね。PMでの経験が活きています。あと、フロントエンドができるので、マクロを組んでいろいろシステムをつくっています。データを扱って経営寄りのこともしていきたいですね。


A.C.O. JAMで組織プランを発表する岡田

ー私たちも、岡田さんがつくったシステムにいつも助けられています。着々と次に進んでいるように見えますが、悩んでいる後輩がいたら、なんて声をかけますか。

まず自分の想いを口に出すことですね。口に出していくと、周りがチャンスをつくってくれて、自然とできるようになってくるんです。

ーさきちゃんも、同じことを言っていました。特にA.C.O.は、口に出せばいろいろチャレンジさせてくれますよね。プレッシャーに感じることもありますが(笑)、やりがいがあります。ありがとうございました。

「新規開拓が自分のミッション」。0から始めたUX/IA部のこれまでとこれから

川北 奈津・静岡大学情報学部卒業。情報科学芸術大学院大学(IAMAS) メディア表現研究科修士課程修了。作品制作・展示活動、広告制作会社勤務を経て、現在に至る。

Natsu Kawakita

ーなつさんは、UX/IA部のマネージャーをやりながらプロジェクトの最前線でも活躍されていますよね。これまでキャリアプランなどはあったのでしょうか。

軸はありました。自分のミッションは「新しい風」なんです。20代で積んだプランナーとしての経験を土台に、新しい領域を開拓していくこと、リサーチをしっかりすること、ワークショップのような体を使った活動をすること……これらを仕事の中で大事にしています。社長の倉島さんをはじめ、A.C.O.はメンバー同士、互いに信頼しています。だからいろいろチャレンジできました。

ー「新しい風」、なつさんにぴったりな言葉ですね。新規開拓はどうやってできるようになったのでしょうか。

2015年に、エスノグラフィリサーチやアート思考を活用したイノベーションプロジェクトなど、実験的な仕事に関わったことが大きいです。また、プロジェクトを進める上でディレクションスキルが求められますが、それらはプロジェクトを通して身に付けました。特にCOOの満尾さんからクライアントに対してのコミュニケーションやチームをリードするための姿勢を学びました。

ーそうして、2017年にUX/IA部を立ち上げたんですね。大変だったことはありましたか。

まだ社会においてもUXデザインの認知が低く、売り物とするのが難しかったです。社内のメンバーから厳しく言われたこともありましたが、投資の時期だと見守ってくれました。そんなとき、当時京都大学の研究員でエスノグラフィを専門にしていた比嘉さんと出会い、文化人類学的な物の見方を教わりました。こうして多くのな出会いを重ねていくうちに、部署の方も軌道に乗っていきました。


文化人類学者・比嘉と川北

ーUX/IA部はA.C.O.の仕事の領域を大きく拡げましたよね。これからの自分のキャリアをどうしていきたいですか。

何になりたいか、というよりも何をしたいかを考えています。今は世の中がどう変わるのか、少し先の未来についてよく考えています。あとは、モンスター・ラボのグローバル性やテクノロジーをどんどん活かしていきたいですね。

ーまっすぐに進んでますね!なつさんも悩んだり迷ったりするんでしょうか。

正直悩むことはあまりないです。悩むよりは、自分のパワーになることをもらいにいったり、見つけるようにしています。沖山さんから「フロンティアだからね」とよく言ってもらうんですが、そう言ってもらうと力が湧いてくるんです。

ーなつさんは、自分への負荷のかけ方がうまいと思います。私も、そうなれるよう頑張ります!

グラフィックデザインからデジタルの世界へ。チャンスをつくって、次のステップに挑む

角田 有右・東京都立大学にてシステムデザイン専攻。ベンチャーでデザイン部署の立ち上げ、ブランディングデザインをメインとした活動を経てA.C.O.に参加。

Yusuke Sumida

ー角田さんは11月にアートディレクターとして入社したばかりですね。元々グラフィックデザインを中心に活躍していましたが、そもそもデザイナーになったきっかけはなんだったのでしょうか。

高校では電気科を専攻していましたが、親がデザイナーだったこともあったからか、自然とデザイナーを志すようになり、大学ではプロダクトデザインを学びました。ただ肌に合わず、自由にアイデアやイメージを表現できるグラフィックデザインに興味が寄っていきました。卒業後はアニメ制作会社にデザイナーとして入社し、販促デザインを担当していました。

ーそのあと、ベンチャー企業でクライアントワーク中心のデザイン部を立ち上げていますね。その間に何があったのでしょうか。

だんだんとデザインを通してビジネスをつくることに興味を持つようになりました。表現力を上げるために、1日1グラフィックにチャレンジしたり、副業をしたり、とにかくデザインが上手くなりたくていろいろな活動をしていましたね。そうしたなか、とある会社のロゴをつくる機会をもらえたんです。チャンスだと思って、当時の力を振り絞りました。ロゴはクライアントにも気に入ってもらい、その後「うちの会社に入らないか」と誘われました。実はそこが、前職の会社なんです。

ーおお、すごい!

そこからデザイン部を自分で立ち上げ、6年間、ブランディングデザインをメインに携わりました。クライアントと直接コミュニケーションをとってデザインすることに意味があると思っていたのでほとんどが直案件でした。ちなみに、コンペの勝率はかなり高かったですよ(笑)

ーA.C.O.へ転職したきっかけはなんだったのでしょうか。

一番はコロナです。コロナが流行して、残念ながら仕事量が激減しました。またその影響でデジタルへの需要が一気に高まったと肌で感じ、デジタルデザインの業界へ転職しようと決意しました。A.C.O.には、時代とともに企業が柔軟に変化をしているところに惹かれて、入社を決めました。


オフィスにて

ーどんな状況でも自分の強みを活かしながら努力を重ね、次につなげていくところが角田さんらしいというか、熱い方だなと感じました。これからも、どうぞよろしくお願いします!

最後に

今回は、A.C.O.のメンバー5名に、キャリアについてインタビューしました。私自身デザイン未経験からA.C.O.に入って3年が経ち、これから何をしていきたいのかよく考えますが、今回インタビュアーとして話を聞いて、背中を押されるような前向きな気持ちになりました。この記事が皆さんにとっても、何かのヒントになることができたら幸いです。 A.C.O.では、一緒に働いてくれるデザイナーディレクターを募集しています。興味のある方はWantedlyから応募お待ちしています。

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by Ayako Masuda

上智大学総合人間科学部社会学科卒業後、通信大手会社に勤めながら、京都造形芸術大学通信教育部情報デザインコース学士課程を修了。外資系ITコンサルティング会社を経て、現在に至る。デザイン部所属。

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