1
/
5

22回目のイタリア遠征 <<Episode.02>>


<<Episode.01>>はこちらから

5ヶ月に及ぶ準備期間を終えて(ここでは割愛した苦労バナシもいくつかありますが)いよいよ出発の時を迎えました。愛知・宮城組は、中部国際空港(セントレア)から韓国・仁川へと旅立ちます!



★1時間40分→22時間45分

往路の旅を象徴するキーワードはこの数字データです。これが何を意味するかというと…

私たちが過ごすことになる
仁川国際空港でのトランジット時間!!!!

今回イタリア・ミラノまでの移動には、大韓航空をチョイス。千葉組(成田空港から出発)、大分組(福岡空港から出発)と合流しやすいというのもありましたが、中部国際空港を出発する私たちにとっては、1時間40分というスムーズな乗り継ぎが可能だったことが何より大きかったのです。(午前中に出国して、同日夕方にはミラノに着いちゃうし!)

ご存知の通り、コロナ禍に突入してからというものヒトの移動に制限がかかったことで、世界中の航空会社のフライトが就航取りやめになりました。

(長かったなぁ、およそ400年ぶりの鎖国状態。。。)

各国で制限が解除されて復調しつつあるものの、航空業界の人材難は解決に至っておらず、そもそもデイリー運航だった路線が減便されていたり、働き手不足により小さい機材を使わざるを得ず輸送能力が低下→航空券代金が高騰していたりと、決していいニュースばかりではありません。

愛知県に拠点がある私たちのイタリア遠征の場合、中部国際空港にはまだ十分に国際線フライトがカムバックを果たせていないという現状もあり、過去2回はそれぞれ成田発(カタール経由)、関空発(ドバイ経由)と数時間の国内移動を経ての海外渡航となっていました。

ゆえに、大韓航空の復活は大きなニュースだったのです。…が、あれは確か10月のある日のこと。大阪に出張しておりちょうどラストの打ち合わせを終えた後でした。旅行会社さんから1本の電話がかかってきたのです。話始めが「ちょっと困ったことがありまして」…うわ、嫌な予感しかしない!

仁川発→ミラノ行きのフライトの出発時間が突如前倒しになりまして、
➡︎名古屋(中部)発の我々の到着時間では乗り継ぎ不可となってしまいました。。。

状況を飲み込むのに少し時間がかかりましたが、
この時点で私たちに与えられた選択肢は以下の3つ。

1.他社便へのフライト変更

2. 前日出発する大韓航空の別便に変更→前乗り

3. 大韓航空の社内調整に賭ける

別便に変更するにも空席が少なくなっており、実質的にイタリアまで渡航できるどこにも確証がなくなってしまった状況下で、私は選択を迫られることになったのです。

私が選んだのは、もちろん「2. 前日出発する大韓航空の別便に変更→前乗り」でした!
頭フル回転したのも束の間、再びシートリクエストを出す準備を大急ぎで進めることに。

★仁川上陸まで

結局のところ、大韓航空フライト(名古屋中部→仁川)は前日の13:40発の便に決定。福岡組は前日21:00発となりました。懸念だった座席確保も全員分OKでひと安心。とりあえずみんなで飛べることが決まりました!
なお、空港近くでホテルも確保できたので、22時間限定の韓国オプションツアーの開催が決定しました(もちろん、経由地ツアーだなんて22回目にして初開催に決まってるじゃないですか)

脱線しまくりでしたが、ようやくここで出発当日の話に戻ります。笑

機内食はチキンの照り焼き(当たり前ですがおいしかったです!)


あっという間に、仁川国際空港に到着です!(※大した疲れもなく、汗もかいていない状態での集合写真)

前日までしっかりパッキング頑張ったのに、家族のみなさんに「いってらっしゃい!」と送り出してもらったのに、およそ2時間後にはもうスーツケース拾ってるんだもの。思わず笑いたくなりましたが、まぁみんな元気だからいいか。

★またしてもトラブル発生!

さてホテルへ向かおうとする一行。シャトルバスがあると聞いていたので、予約済みホテルに電話してみると…まさかのお知らせが届きます。

「シャトルバスサービス、ちょっと前にサービス終了しました」

日本語対応はありがたかったのだが、できればそんなニュースは聞きたくなかったぞ。笑

なんとか人数分のジャンボタクシー3台を確保して、空港から20分ほどのところにある仁川市内のホテルへ。チェックインを終えたらもう辺りは夕暮れ時でした。

★ソルロンタンナイト

実は…この先はノープラン。「どっかでごはん食べたらすぐ寝よう」ぐらいにしか考えていませんでした。

ということで、みんなで街へ繰り出しました。

アルファベットが読めれば、文字面から単語の意味をそれなりに理解できることも多いのですが、眼前に広がるのはアルファベットなんてほとんどない、一面ハングル文字の世界。
個人的には久しぶりに「読めすらしない」という境遇に身を置くことができて、とてもおもしろかったです。インド・ニューデリーの街中で感じた

10分ほど歩いて、とあるレストラン、というか食堂にみんなで突入。
※決め手は「24」という数字でした。「24時間やってるんだろうなーファミレスかな?」ぐらいにしか考えていなかった。笑

おいしそうなソルロンタン(牛骨スープ)のセットをみんなで注文。つけ合わせのキムチ各種はおかわりし放題なのですが、小学生にはかなり堪える辛さだったみたいです。美味しくいただいてホテルへ退散。(私はみんなが寝静まったところで福岡組のピックアップに向かいました)

★いよいよ(ようやく)イタリアへ

翌朝、ホテルをチェックアウトして、最寄りの地下鉄駅から再び仁川国際空港へと向かいます。


チェックインを済ませてサクサク出国審査を終えてミラノ行きフライトの搭乗ゲートへ。ここで千葉出発組と合流となりました。いよいよイタリアに向けての長旅(本番)がスタートです!

★13時間超のロングフライト

「飛行時間は13時間40分を予定しております」というアナウンス。これには結構度肝を抜かれました。ロシア・ウクライナ戦争が勃発してからというもの、他国の航空機はロシア上空を飛行することが許されず、空旅の長時間化は避けては通れないものになってしまっています。

※ある日のフライトマップを参照しました(参照元:FlightAware

飛行時間が12時間を超えてくると、機内食が3回出てくるんですね。
まずはランチ。大韓航空の定番とも言えるビビンバをチョイス

離陸からおよそ6時間を過ぎたところで、スナックとしてサンドイッチが登場!
映画を見ながらいただきました。

そして残り2時間程度になったところで、夕食プレートが出てきました。
ビーフをチョイスしたらこんな感じでした。

「ねぇ、コーチ!」と何かを確認するために私を呼ぶ声も最初はちらほら聞こえてきましたが、その頻度も徐々に減っていきます。みんな意外と気付いていないのですが、隣に同じ境遇の仲間がいるというのはとても心強いこと。

言葉の壁は確かにある。伝えたいことが伝わらず、正しい答えが出ないこともあります。しかし、一緒になってもがくことができれば、失敗への恐怖心もシェアできるはず。ここから得られる「小さな手応え」の積み重ねが、そのまま成長につながっていくと信じています。

さて、イタリア到着まであと少しです。

<<Episode.03>>に続く



ACミランアカデミー愛知's job postings

Weekly ranking

Show other rankings
Like 山田 晃裕's Story
Let 山田 晃裕's company know you're interested in their content