インターン生の私がアブログに「ときめく」理由
こんにちは!アブログインターン生の佐藤果歩です。
私は今、週3日フルタイムでアブログ合同会社で働いています。周りからは、「結構働いてるねえ!」と驚かれます。
大学生のうちに何をするかって、とっても重要な選択なんじゃないかなと私は思います。だから、
「自分がときめくことをする。」
これが私の大学生活のモットーです。
ここで言う「ときめく」とは、恋愛の気持ちじゃなくて、自然に惹かれて心が動いてしまう、わくわくにも似た感動にも似た感じを指します。
つまり、自然とアブログに惹かれて毎日満員電車に足を向かわせる私はどうやら、アブログに「ときめいている」ようなのです。
なぜ私はアブログにときめいているのでしょうか…?
自分がやっていて楽しい理由を聞かれるのはなかなか難しいものですが、強いて言うならそれは「アブログが“理念ある”スタートアップだから」だと思います。
アブログは、代表の内田の「留学業界を変えたい」という強い理念をもって生まれた会社です。
このストーリーを知ればきっとあなたも「ときめく」感覚になる、そんなアブログ誕生秘話をご紹介します。
ストーリーは倒産から始まる
「もう、明日からは出社しないでください。」
2010年のある朝、内田がそれまで働いていた大手留学斡旋業者(留学エージェント、以下エージェント)が倒産しました。いきなりの、失業です。
負債額8億円。エージェントは650人もの留学予定者から学費を受け取っていながら、学校へ授業料を支払うことができず倒産しました。
未払いが起きた原因は、エージェントがお客さんから預かった学費をすぐには学校に払わず、支店を増やすことに利用していたためでした。倒産する前、内田は会社からこのように説明されていたそうです。
「一時的な資金繰りの問題が発生しているが、じきに他の会社から資金は調達できる。それまで辛抱してほしい。」
それまでの辛抱。…これは、自分がカウンセリングしたお客さんを留学に行かせてあげるには、また新しいお客さんからお金を集めなければならない、ということを意味していました。
しかし、辛抱は報われませんでした。資金調達が叶わなくなり、突然倒産。学費未払いになってしまった650人は、留学を諦めるか、再び学費を払わなければならなくなりました。
職を失って、あの言葉が生まれた
職を失った内田は、留学業界の仕組みに強く疑問を持つようになりました。
そして、その後のアブログの理念に直接繋がる、この言葉を胸に抱くようになります。
「留学の情報格差を解消したい」
留学は、ほとんどの人にとって一生に一度の経験になります。つまり留学希望者はいつだって情報不足。一方で、業者側であるエージェント・学校は常に圧倒的な情報量を蓄積しています。これが、留学の情報格差です。
では、情報格差が留学業界に何を引き起こしているのか。
エージェントは、留学の情報提供という名目でカウンセリングをします。ですが、そもそも留学希望者は、本当にその情報が正しいのかを自分で判断できません。
これを利用して、自社に有利な情報のみを伝えるなど悪質なサービスを提供する業者がいます。国民生活センターの報告書によると、エージェントに関する相談は1995年度から2004年度の間でなんと3,436件に上っています。(※独立行政法人国民生活センター『増加する「留学等斡旋サービス」トラブル』)
ただ、エージェントは学校の紹介を目的にした会社ではありません。学校を100校紹介したからって、1校紹介した時よりも利益が上がるとは限らないのです。
だから彼らは、コミッションの高い学校を優先して「あなたに合った学校」として紹介せざるを得なくなってしまいます。
その上、留学業を始めるには資格も認可も必要なく、在庫の仕入れも要りません。誰でも開業できるから、さまざまな質の業者が存在しています。これが、留学業界を腐らせている要因なのです。
エージェントが勧める“留学”以外にも、留学にはたくさんの選択肢があることを広く伝えたい。留学希望者が、自分自身で納得いくまで情報を集められる場所が必要だ。
ーー そう思った内田が考えたアイデアが、留学コミュニティサイト「アブログ」でした。
留学コミュニティサイト「アブログ」とは
アブログは、留学経験者の口コミ・体験談が集まるコミュニティサイトです。自分が興味をもった学校の口コミが読めたり、その学校への留学経験者に質問をすることもできます。
留学希望者がそれらを参考にして学校やエージェントを自分で選択ができれば、留学のトラブルは減るだろうと考えたのです。
”あなたにはこの学校の雰囲気が合っていますよ!”
”うちのエージェントは安心です!”
このようにエージェントから言われて、今まではそのまま信じるしかなかった留学希望者が、アブログを使えば自分で判断できるようになります。いろんな選択肢と正しい情報を手に入れ、自分にとって最適な選択をした上で留学してほしいと内田は思ったのです。
逆に全てを他人に決められた留学では、失敗からも成功からも、何も得られない留学になってしまいます。そして最悪の場合エージェント・学校が倒産した時、為す術もない彼らは被害者になる。そんな悲劇が繰り返されることになるでしょう。
▲ アブログに集まる口コミは、約7000件にまでのぼる(2017年6月現在)
アブログはエージェントの味方でもある
ここまで話していると、アブログはエージェントを敵視しているように見えるかもしれません。しかし、私たちは決してエージェントの存在を否定しているわけではありません。
内田は留学カウンセラーとしての経験から、エージェントに背中を押されて留学できた人たちをたくさん知っています。
業者が口コミによって正当に評価される場であるアブログは、良い業者にとっては良いように働き、悪質な業者であれば淘汰される仕組みになっています。
さらに、アブログ上での質問と回答の投稿は、学校やエージェントにも行うことができます。つまりここで、きちんと知識をもった上で情報提供ができ、誠意のある対応ができる業者は、それを留学希望者に直接アピールすることができるのです。
アブログが作りたいもの
このように、質の高い留学業者が正当に評価される場所であることが、アブログの存在価値です。
口コミや回答を参考にして留学をした人が、次の留学希望者にまた口コミや回答を残していく。そんなサイクルをアブログは作りたいと思っています。
「たった一言の感想でも構いません。ぜひアブログにあなたの留学経験を紹介するチャンスをください。必ず、留学をしたい多くの人たちに届けます。」(※アブログ『アブログとは』)
この言葉に、アブログに携わる人たちの心の奥が表されていると思います。
私がときめく理由は、サービスに理念があるから
いかがでしたか?
「留学の情報格差の解消」って、最初はキレイゴトに聞こえるんじゃないかなと思うんです。私も最初はそう感じました。ですが、代表からこのストーリーを聞き、アブログで働いてみるとすぐ、それが違うと分かりました。
なぜキレイゴトに感じないのでしょうか?
「俺が倒産を経験してるからじゃないかな?」
内田は以前、そう答えてくれました。ですが私はそれだけではないと思います。
職を失った時、自分が「おかしい」と思ったことに対し、
自分のアイデアで、自分の力で開発してサービス化する。
その姿勢に心動かされ、その理念に共感して、
アブログにたくさんの人が集まってくる。
だから、アブログの理念はキレイゴトに見えないのだと思います。
これが、私がアブログにときめく理由。
ここで働きたい!と、心から思う理由です。
みなさんは今、何か『ときめくもの』を持っていますか?