こんにちは。
ファンコミュニケーションズ採用担当です。
今年4月に入社した2026年新卒メンバー向けに、こんな研修を実施しました!
💡ビジネスマナーなどを含めた「社会人基礎研修」(約3週間)
💡配属予定の職種ごとに行う「職種別研修」(約9日間)
今回は2つ目の「職種別研修」の内容にフォーカス!
彼らに課されたのは「9日間で、アフィリエイトサービス(ASP)の心臓部を丸ごと作り切る」という、一見すると「無理では……?」と思ってしまうような超ハードなミッション。
渡された仕様書は、なんと約663行・23,000文字。定義されたユースケースは22個におよぶ大ボリュームです。
このミッションにどう立ち向かい、どう駆け抜けたのか──────
彼らが残してくれた熱い振り返りレポートをベースに、その舞台裏をお届けします!

まずはプロダクトオーナーから開発の依頼
目次
👥新卒メンバー紹介
🫀挑んだミッション:サービスを支える「心臓部」を作る
💻チーム開発の工夫:1日30分の「軽量スクラム」で認識ズレや手戻りの量を激減
🧠AIとの付き合い方:人間がお手本を作り、AIでスケールさせる
🎤成果物発表会の様子
🎓9日間を終えて、新卒3人に積み上がった「5つの気づき」
👥新卒メンバー紹介
🧑💻Kです。
どうも、Nowで、youngな、Z世代です。
🧑💻Sです。
趣味は映画を見ることです🎬
🧑💻Yです。
学生時代はエンジニアのアルバイトでLaravel+MySQLのレガシーなプロジェクトに携わっていましたが、今回の研修ではモダンな開発に触れられたと思っています💻
🫀挑んだミッション:サービスを支える「心臓部」を作る
当社の主力事業であるA8.netを深く理解するために、アフィリエイトの仕組み(ASPプラットフォーム)を開発しました。
このサービスで最も重要なのは、「誰がどの広告から来て、何を買ったか」を正確に追跡する(トラッキング)ことです。
ここが1回でも壊れたり、データがズレたりすれば、広告主からもメディア側からも信頼を失ってしまいます。そのため、以下の2つのこだわりを持って設計に挑みました。
- 「絶対に止めない」ためのシステム分離
日常的に使う「管理画面」と、秒間で大量のアクセスが来る「追跡機能(トラッキング)」を完全に切り離して構築。追跡機能にアクセスが集中してスパイクが起きても、管理画面は平然と動き続ける「落ちない設計」を追求しました。 - 地味だけど絶対に崩せない「防衛線」
「ユーザーが購入完了画面を何度もリロードしたら?」「悪意ある第三者がデータを偽造してきたら?」といった、実運用で起きる落とし穴に一つひとつ静かな対策を仕込みました。

💻チーム開発の工夫:1日30分の「軽量スクラム」で認識ズレや手戻りの量を激減
9日間という短期決戦を生き抜くため、3人のミニマムなチームだからこそ、プロセスの質にこだわりました。
- 朝15分の「プランニング(予防接種)」
毎朝タスクを明確にし、「ここで詰まりそう」「他のメンバーと擦り合わせたい」という見えない問題を朝のうちにすべて共有。問題が大きくなる前に芽を摘みました。 - スクラムマスターが「盾」になる
外部との調整や雑務はスクラムマスターが一手に引き受け、他のメンバーはコードを書くことに100%集中できる環境を作りました。 - 夕方15分の「振り返り(日次KPT)」
「今日起きた問題(Problem)」を「明日試す行動(Try)」に落とし込み、24時間以内に開発プロセスをアップデートし続ける超高速サイクルを回しました。
🔄 24時間で回す爆速KPTフロー
Problem: 「PRレビューが詰まりがち」など、技術・プロセスの問題を全員で出す。
Try: 「明日からPRテンプレートに必須項目を増やす」など、翌日の具体的なアクションをコミット。
Keep: 翌日試してうまくいったアクションは、チームの「標準(Keep)」として即定着させる。

🧠AIとの付き合い方:人間がお手本を作り、AIでスケールさせる
このスケジュールをやり切るにはAIの力が不可欠でしたが、「AIへの丸投げ」では絶対に成立しません。彼らが見つけたAIとの理想的な分業がこちらです。
- 最初の一本は人間が書く
最初の設計やコードを人間が美しく定義(お手本作り)します。AIはその「丁寧さ」を忠実にコピーして増殖してくれるため、2本目以降は仕様を渡すだけで、爆速で綺麗なコードを量産してくれました。 - AIの暴走を止めるハーネスとしての「Linterとテスト」
AIが書いたコードでテストが落ちれば、それはそのまま「やり直し」のシグナル。人間が一行ずつ精読しなくても、ハーネスが一次フィルタになってくれます。

🎤成果物発表会の様子
配属部署のMGR陣が集まり、成果物発表会を行いました♪

成果物発表会の様子

成果物のこだわりや難しかったことなどを発表!

最後にプロダクトオーナーからフィードバック
🎓9日間を終えて、新卒3人に積み上がった「5つの気づき」
無事にシステムを完成させ、限界突破した新卒チームの中に、エンジニアとしての確固たる「考え方」が積み上がりました。
- テストは時間を「生み出すもの」だった
「テストを書くと開発時間が削られる」と思いがちですが、逆でした。テストがしっかりあるからこそ、恐れずに改善ができ、AIにも思い切って仕事を任せられました。テストは未来の自分たちの時間を増やす投資でした。 - 速さと品質は、対立しない
「期限が短いから品質は犠牲にする」は間違いでした。一度品質を妥協すると、後からバグのリカバリコストで結局スピードを失います。品質を高めることこそが、最速への近道でした。 - AI時代だからこそ、人間の「設計力」の価値が増す
最初の設計を雑にすれば、AIは雑なコードを量産します。AIをうまく使えるかどうかは、人間がどれだけ最初の型をしっかり考えられるかにかかっています。 - プロセス(進め方)は、コードと同じくらい大事
朝夕の合計30分を毎日守り抜いたからこそ、チームの足並みは一度も崩れませんでした。優れたものづくりは、作業時間だけで成立するものではありません。 - 「動くもの」と「壊れないもの」は、別物だ
ただ動くハッピーパスを作るだけなら数日でできます。しかし、あらゆる例外や悪意からシステムを守る防衛線を張る「深い溝」を埋める作業こそが、エンジニアの本業なのだと気付きました。

──以上、ありがとうございました!
研修に入る前は「これは無理かもしれない」と全員が思っていたプロジェクト。 しかし、終わってみれば、動く成果物だけでなく、「一生モノのエンジニアの視座」を手に入れた新卒3人の姿がありました💪
これからの彼らの活躍が、今からとても楽しみです!
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