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【社員インタビュー】海外移住を決め、退社することになった初期メンバーが自身とエンブレムの3年半を振り返る。〜学生インターン→新卒第一号へ〜

エンブレムホテルの1号店、エンブレムホステル西新井の立ち上げから現在に至るまでの3年半の間、大活躍をしてくれたコネクターのMai。

めでたくシンガポールの方と婚約し、シンガポール移住が決まったため、エンブレムホテルを退社することになりました。

退社を前に、これからエンブレムホテルに入るメンバーに対して自分の思いを伝えたい!と言ってくれたため、今回の振り返りインタビューをすることとなりました。

学生インターンとして施設の立ち上げ→新卒社員第1号!→0から1のコミュニティ作り→施設責任者→金沢へ地方転勤とエンブレムホテルの成長のフェーズ毎に様々なポジションを担当してくれたMaiさんの活躍を順々に振り返っていきたいと思います。


後半の記事はこちら↓

【社員インタビュー】海外移住を決め、退社することになった初期メンバーが自身とエンブレムの3年半を振り返る。〜金沢へ転勤、新たな場作りに挑戦〜

きっかけは双子の妹。シンガポールで偶然の出会い

エンブレムを知ったきっかけは双子の妹でした。当時、双子の妹がインドで海外インターンをしていたのですが、その会社のヘッドクオーターがシンガポールにあったため、インターン終了前にシンガポールへ行くことになりました。その時にシンガポールで泊まったホステルのテラス席でたまたまその会社の人が作業をしていて、話をすることになったそうです。そして話が盛り上がり、その会社の代表の方を紹介してくれることになったんです。

後に実際に会った時に、ホステル会社の代表の方が「日本でホステルを立ち上げようとしている人がいるので、一度日本で会って話をしてみたらどう?」と紹介してくれたのが、エンブレムホステル西新井を立ち上げる前の、代表のヨウスケさんでした。

妹も私も就職活動を終えた時期で、卒業までの期間、面白いアルバイトをしたいと考えていたので、エンブレムホステルでアルバイトをすることに決めました。


(双子の妹と一緒に。どちらかが妹、どちらかが姉。)

アルバイトが始まってすぐに、インターンとして関わることを決める。

エンブレムホステルがオープンする1ヶ月半程前の11月上旬、ホステルのアルバイトスタッフが初めて集まった説明会で、当時インターンとして参加することが決まっていた同い年の大学生に会いました。彼女も内定先が決まっていたため、卒業までの期間働く形だったのですが、私とは違ってとてもキラキラしているように見えたんです。笑 

彼女は就職活動の段階で自分のやりたい仕事を見つけ、希望の会社から内定をもらっていました。また、今回のインターンも彼女自身が成長と経験を積むという目的をしっかりと持って参加しているように見えました。一方で私自身は、正直なところ満足のいく内定先ではなく、果たしてそれが自分のやっていきたい仕事なのだろうか、自分が本当にやりたいことはなんだろうかと悩んでいました。

その時、悔しい思いがこみ上げたのと同時に、エンブレムホステル西新井がこれから実現しようとするビジョンの話が面白く、「私もそこに近づきたい!」と思ったことから説明会の3日後に「私もインターンとして関わらせてください」と代表のヨウスケさんに直談判をしました。


(エンブレムホステル西新井オープン前のスタッフ交流会)

何もできないからこそ、便利屋になろうと決めた。

インターンとして立ち上げに関わることになりましたが、はじめは仕事を全然任せてもらえませんでした。もう一人のインターンの子は色々と大事な仕事を任せられているのに、自分はロッカーの鍵付けやテプラを貼る作業、といった簡単な仕事しか任せられずに悔しい気持ちでいっぱいでした。

後から振り返ると、当時の自分は何が出来るのか、何をしたいのか自分自身もわからなかったのでしょうがなかったと思います。そんな中、ホステルは日に日に出来上がっていき、その様子に毎日ワクワクしていたので、とにかく自分ができることをなんでもやろう、と決めてオープンの準備に励んでいました。

悔しい思いをした分、初めてもらった仕事はとても嬉しかったのを覚えています。ゲストに渡す日本語の館内説明を作る作業だったのですが、妹と相談しながら全力で作りました。


必死すぎて大変さを感じなかった。

オープン直前、直後は大変さを感じる前に、ホステルが出来上がって行く様子に毎日ワクワクしていました。オープンしてからは、ゲストが泊まって喜んでくれる表情や、コミュニティーが少しずつ出来上がって行く様子を見るのが楽しかったです。

また、インターンとしては、自分が微力ながらエンブレムの役に立っていると感じられたのが大きなモチベーションになりましたし、自分の成果物が一つ一つ出来上がっていき、それをゲストが使ってくれたり、地域の人に認識してもらえたりしていくことがとても楽しかったです。


(ゲストに西新井のオススメを紹介する様子)

インターン生から新卒第一号社員へ

大変だけどワクワクする環境で社会人として働きたい!と思いエンブレムホテルに入社することに決めました。その時の直感は間違っていなかったと思います。

地域と繋がることが私の存在意義

新入社員として入った頃には、インターンの時からの課題ですが、自分の強みが何かわかりませんでした。当時のアキさんからも「ただ仕事をこなすだけじゃなく、仕事の中に自分の色を出したほうが良いよ」と言われ、そこからより自分の強みについて意識するようになりました。

今振り返って見ると、とても幸運なことに入社して2ヶ月目の5月に転機がありました。(当時は展開が早すぎて泣きそうでしたが。笑)

あるテレビの取材が入ることになったのですが、そのために地域の人と繋がってイベントを共同開催する必要が出てきました。もともと話はあったのですが、開業直前で忙しかったこともあり、実際に開催までの段取りは組めていませんでした。

それを数週間のうちに準備から開催まで行うことになったんです。その中で、「魅力的な場づくりを行うには、地域ともっともっと繋がらなければいけない」、そして、「地域と繋がる架け橋になるようなイベントを開催することが自分のやりたいことだ」と強く感じるようになりました。また、地域の方々とのやりとりを進めて行く中で、この部分が自分の強みになると感じました。

地域の方々の協力もあり当日のイベント並びにテレビの取材はなんとか大成功に終わりました。


(地元の方たちとエンブレムホステル西新井のテラスで開催したBBQイベントの様子)

「地域と繋がる」という自分の強みを活かす。

普段はオペレーションに入りフロントデスクでのチェックイン、チェックアウト業務などを行っているので、一番は対宿泊ゲストにいかに楽しんでもらうか、というのが業務の優先順位としては高かったです。ただその中でもエンブレムホステル西新井の特徴でもあるイベントの定期開催を通じて地域と繋がる自分の強みが発揮できたと思います。

はじめは自分達自身でどのようにイベントを開催するかということばかりを考えていたので、オペレーションが忙しくイベント開催ができない、ということもありました。でも地域の人たちと知り合って、私たちのやろうとしていることを応援してくださる方が現れました。そして書道のワークショップのような地域の方が実際にホステルまで来てくださり開催するイベント、日本茶やお寿司のワークショップのようなお店にゲストと一緒に足を運んで開催するイベントを定期的に開催することができるようになりました。


(エンブレムホステル西新井内で定期的に開催している書道ワークショップの様子)

また、そういった日頃お世話になっている方々をより宿泊ゲストに紹介していきたいと思い、1周年記念イベントに合わせてのホステル+西新井のガイドマップ作りを担当しました。

作って行く中で「地域と繋がる」という部分を強く意識していました。ただの情報として載せるのではなく、エンブレムのコンセプトを表現したり、地域の人の顔が見えるように意識をしてデザイナーさんと話し合いながら制作を進めていきました。


(1周年に合わせて作った西新井ガイドマップ)

2年目はチームをマネジメントするポジションに。

一番印象的だった出来事は入社2年目の秋、当時の西新井で働くアルバイトのメンバーから意見書を渡されたことです。エンブレムとして2店舗目となるエンブレムステイ金沢のオープンが決まり、実質的な責任者として西新井のオペレーションを任されてからすぐのタイミングでした。

内容としては、チームのマネジメントができていない、ということを間接的にメンバーから指摘されました。それまでは真っ直ぐに前を向いて自分の強みをどうやったら伸ばせるのか、という視点で駆け抜けてきましたが、その一件があって以来、自分の成長だけでなく、チーム全体のことを考えるようになりました。

働くチームメンバーの楽しさをどうやって実現するか、メンバー一人一人とのコミュニケーションの大切さ、問題が大きくなる前に向き合い指摘することの重要さなどを痛感しました。

大変でしたが、逃げずに一人一人と向き合って問題を解決していきました。


(エンブレムステイ金沢のコネクターと一緒に)

2年間でエンブレムのコミュニティーの形を実現

新入社員として関わったエンブレムホステル西新井の2年間で成し遂げた!ということをあげるとするならば、それは間違いなくエンブレムホステル西新井の2周年イベントです。自分が入社したときに思った「地域と繋がるコミュニティー」の形が実現できたイベントでした。

イベントにはおよそ200人が集まり、それこそ老若男女、国籍問わず、様々な人が繋がるイベントでした。みんな繋がって、みんなハッピーで、そのイベントに参加した人たちみんなと「エンブレムらしさ」を共有できた気がしました。言葉にするととても簡単な言葉になりますが、地域の方々、海外からの旅行者、そして私たち自身、みんなが楽しいイベントが実現できたと思っています。


(2周年記念イベントを行った時の集合写真)

エンブレムホステル西新井で過ごした2年半を振り返って

学生時代に漠然と思っていた、「いつかコミュニティー創りがしたいなあ」という感覚がより現実的になり、実際にコミュニティーがどのようにして出来上がって行くのかを理解することができました。

また、エンブレムに入った頃は、旅行しながら独学で身につけたBroken Engishしか喋れませんでしたが、毎日海外からやってくるゲストと接する中で、仕事をする上で必要な英語力が身につきました。

そういったエンブレムでの体験が自分の中での自信となりました。


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