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小中高インター育ちの秋田国際教養大学生、MiyuがGEPで働き続ける理由

自身について

―こんにちは、本日はインタビューに協力してくださりありがとうございます。まず簡単に自己紹介をしていただいてもいいですか。

廣田みゆと言います。小学校はアオバジャパン・インターナショナルスクールに通っていて、中高は清泉インターナショナルスクールに行っていました。高校を卒業した後にアメリカのジョージア州にあるSavannah College of Art and Designという大学で Sequential-Art を専攻しました。今は秋田国際教養大学で勉強しています。

―ツッコミどころというか気になる点が多すぎるので順番に質問していきますね(笑)

インターナショナルスクールについて

―小中高とインターに通っていたということですが、何かインターっぽいエピソード(笑)等あれば教えてください。

アオバは小中一貫校で高等部がなかったので、中学生になるタイミングで清泉に転校しました。その時に清泉への入学応募書類を全て自分でやらされたことです。

―全て英語ですよね?小学校6年生の時に?

そうです。当時はボキャブラリーも全然ないので、親の職業を記入する欄にOccupationって書いてあって、オキュペーションって何!?って思いながら辞書片手に必死に記入したのを覚えています。親が英語わからなかったとはいえ「自分でやれ」と指示されるのはインターっぽいなと思いました。

―確かに。でもきっとその経験は大きな糧になったでしょうね。インター卒業生ってどこか自立していて自信があってとても大人っぽいイメージがあります。

インターの教育法は良く言えば自立させる、悪く言えば放任主義ですよね(笑)でも皆立派に育っていますよ。

―私も何度か海外に出て、日本人って本当に子供っぽいなと思ったことがあります。そういった教育法の違いから来るものなんでしょうか。

うーん、私はいま大学で初めて日本の教育機関に身をおいていますが、日本人はみんな協調性があって、とても大人だなと感じています。自分の意見を押し通すんじゃなくて周りをきちんと見る姿勢ってのはとても立派なことだと思いますよ。

―なるほど、「大人っぽい」を「自立していて責任感がある」と定義づけるか「他人を尊重して協力し合う」と定義づけるかの違いなんですね。そう考えたら日本人だって十分大人っぽいのかもしれませんね。

米国の大学→秋田国際教養大学、そしてGEPに来るまで

―高校卒業後、アメリカの大学でアートを学んだそうですが、そのSequential Art(連続的なアート)というのはコミックみたいなものなのでしょうか。

イラストが静止画なのにたいして、Sequential Artは物語や流れがあるもの全般を指すんです。コミックだけに限らず、映画だったり絵本だったり、割と幅広いジャンルです。

―なるほど、どうしてその分野を学ぼうと思ったんですか。

もともと子供向けのエンターテイメント関連のお仕事にとても興味があって、最初はディズニームービースタジオのような会社で働きたかったんです。

―何故子供向けエンターテイメントなんですか?

私の子供の頃の記憶って、楽しかった思い出しかないんです。その時の楽しかった経験が今の自分の人格を形成したと言っても過言ではないくらい。そんな私だからこそ、これからの子供たちにも同じような経験をさせて、将来の可能性を広げてあげられたらなと思うようになったんです。

                  miyuさんの作品

―なるほど、素敵な志ですね。そこで4年間アートを学ばれたんですか?

いいえ、最初は油絵を学んでいたんですけど、実は1年もしないうちに諸事情で日本に帰らなくてはいけなってしまったんです。帰国後は1年ほど立川の幼稚園のアシスタントとしてしばらく働いていました。そしたらある日、先輩に誘われていったIB資格の保有者(インター等の卒業生)を集めて開いた座談会でGEPの人達に会って、そのままジョブオファーを頂きました。

―秋田国際教養大学に入る前にGEPで働き始めたんですね。

そうなんです、オファーを貰ったのが3月頃だったのですが、実はその年の9月から秋田国際教養大学への入学が決まっていました。最初は9月に入学するまでのお小遣い稼ぎのつもりだったんです。だけどインター卒として国際系の事業に関われることはとてもやり甲斐があって、GEPとのコネクションをもっと続けていたいと思うようになりました。そしたらGEPからも継続して働いて欲しいとお願いされたので、秋田に行ってからもリモートで保護者からの電話対応などを行いました。今では夏休みや冬休みのタイミングでオフィスに戻ってきて働き続けています。

GEPでの仕事について

前まではStudent Relationsという保護者や生徒の対応業務を担当していましたが、今はプリスクール(英語の保育園、幼稚園)のオープン業務に携わっています。GEPは本来、オンライン・インターナショナルスクールを提供するGSAというサービスをメインに事業を進めていますが、最近ではプリスクールの経営も始めています。

―オープン業務とは具体的にどのようなことをしているのですか?

既存のプリスクールとの交渉や、プリスクールをオープンする際の具体的な方針決定や手続き、園長先生との話し合いなどを行っています。また、説明会を開いて新規児童の獲得に努めたりもしています。

―説明会ではプレゼンターとして登壇するのですか?

プレゼンは主に園長先生が担当されて、私は英語がわからない方々への日本語サポートやフォローを担当していました。すごく細かい質問が来たりすると大変なこともありますが、皆さん知りたいことは基本的に同じなので今では大分慣れてきました。

―オフィスの雰囲気はどんな感じでしょうか。

めちゃくちゃ自由でのんびりしています。マイペースでありながらやることはしっかりやる人達が多いです。時期にもよりますが、新学期が近い3月や4月等、忙しい時は本当に忙しいです。

―GEP内でもGEP外でも、今後やりたいことはありますか?

具体的に何をしたいとは決まっていませんが、子供のより良い将来のための手助けをしてあげたいと思います。日本、特に東京って本当に子供に優しくない街だと思うんです。政策は勿論、子供に対する社会の目が厳しくて、愛情表現も足りていないと感じています。お仕事でプリスクールに訪れることがあるんですけど、プリスクールの先生たちは生徒たちとお別れする時に「I love you!」って言いながらハグしてキスしてお別れをするんです。そうやってたくさん愛情を注がれた子供たちって自信も付くし、人格形成にもとても良いですよね。

―なるほど、miyuさんがおっしゃってた「幼少期の楽しい思い出が今の自分の人格を形成した」というのはそう言った愛情表現の影響もあったのかもしれませんね。

そうですね。だからStudent Relationsから今のオープン業務に移れたのは、以前より子供たちに近付けた感じがします。子供たちのために考えたことをそのまま反映できたり、実際に子供たちの姿を見たりすることができますから。もっともっと楽しい幼少期の思い出を作ってあげたいです。

秋田国際教養大学について

―秋田国際教養大学では何を勉強していますか。

Global StudiesのTransnational分野を勉強しています。主に国の歴史や文化の特徴を移民問題に絡めながら学んでいます。移民の受け入れ数が圧倒的に少ない日本は今後移民を受け入れるべきか否か?というようなディベートをよく行っています。留学生同士の議論が白熱してとても面白いです。

―日本人にとって移民問題ってあまり身近な話題ではないと思うんですけど、日本人は議論には参加しているのですか。

あまり当事者意識がないこととシャイな国民性が相まって、やはり日本人の発言は少ないです。でも先生に当てられたりすると、たどたどしいながらも的確なことを述べたりしています。

―日本人あるあるですね(笑)キャンパスの雰囲気はどうでしょうか。

陸の孤島です(笑) 本当に田舎だからみんなめちゃくちゃ勉強します。授業で出される課題も結構多くて、教授によっては1週間で何百ページも本を読まされたりするので非常に忙しいです。飲み会をするか勉強をするかですね(笑)

―写真をいくつか見ましたが、とても綺麗なキャンパスですね。

そうですね。夜、学校の向かいにある公園へと散歩した後、大学に戻ろうと振り返った時に見える大学の外観がとても好きです。

趣味について

―趣味などあれば教えてください。

やっぱりまだ絵を書くのが好きです。油絵をやってた時はシャケの絵を描きまくっていました。鮭の頭の秘密が好きなんです。

―シャケの頭の秘密とは…。

口の骨格だったり眼力だったりですかね。シャケって海にいる若い時と産卵時の時の顔ってぜんぜん違うんですよ。そういった特徴の移り変わりからシャケの一生を垣間見れるのがたまりません。

―急にどうしたんですか?

あとゲームが大好きです。弟が最近任天堂スイッチを買ったんですけど凄くハマってます。

スプラトゥーンとか楽しそうですよね。

そう、スプラトゥーンにシャケを狩りまくってイクラを密漁するゲームがあるんです。うわ、やられたと思いました(笑)

―miyuさんのために作られたようなゲームですね。悔しいですね(笑) とてもシュールな締めになりましたが(笑)、本日はインタビューにご協力して頂きありがとうございました!

ありがとうございました。

日本離れした学歴と感性を持ち合わせた素敵な女性miyuさんのいるGEPで一緒に働いてみませんか?

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