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昨年9月に入社された、システム開発部の田中さん。以前はプロのスノーボーダーとして活躍されていました。トップアスリートからシステム業界へ転身された経緯とGAUSSの魅力について、お話を伺いました。
プロスノーボーダーとして活躍に至るまで
生まれた時腕に腫瘍があった関係で、幼少期は体を動かすことに制約があり、悔しい思いを抱えていました。その反動もあって、小中とスポーツ系の部活を選択。しかしサッカー、バレーボールとやってみたものの、一度もレギュラー入りを果たせず。とにかく大会に出て活躍したいという一心で、中学生の頃、目をつけたのがスケートボードでした。
頑張って練習をしていたものの同年代の選手とのレベル差に圧倒されました。1年年上の先輩が既にプロとして活躍していて、さらに同級生の友達の弟もめちゃくちゃうまくて。僕よりずっと前からやっている人たち相手に、今から始めても到底太刀打ちできないなと痛感。
挫折感を味わいながら、トップ選手として活躍したい、という目標を達成するにはどうしたらいいかを考えていました。
その中で、スキーブームの後にきた、スノーボードのブームと出会うことができました。当時まだ始まったばかりでこれから伸びていく業界だと確認し、スノーボードの業界で勝負すると決めました。
東京の三鷹出身で、雪のある環境ではなかったので、まずは、短期間でライバルとの差を埋めるため親に頼み込んで、高校2年、3年の夏休みにニュージーランドに行ってスノーボードの特訓をしました。
大学は、「スノーボードができる環境を手に入れたい」という理由で、北海道の大学に進学。親は、大学には行っておいた方がいいと言ってくれて、そこは本当に感謝しています。スノーボードをしたくて入った大学の授業の3分の1がプログラミングやデザイン、ホームページ作成でした。当時はスノーボードで大怪我をしても指が動けば仕事ができると考え必死に勉強をしました。そして、プロのスノーボーダーになってからもデザインやホームページ作成の力を生かし、ブランドプロデュースや色々な仕事をすることができました。当時は、まさかそれが後々、今のキャリアに繋がってくるとは思いも寄りませんでしたが。
大学在学中は、とにかくスノーボード一辺倒。高校3年の終わり頃からずっと北海道に行って、とにかく朝から晩まで練習漬けの毎日を過ごしました。そんな時たまたま、アメリカに留学していた友人から、遊びにこないかと声を掛けてもらいました。場所はアメリカのメーン州。より本格的な練習ができる環境と聞いて、迷わず渡米。スキー場のすぐそばのコンドミニアムを借りて、ひたすら練習に打ち込みました。最初は英語も分からない、食糧の調達もままならない状態で、精神的にかなりしんどい思いをしましたが、プロ選手として活躍したい、という志を胸に耐え抜き、プロのライセンスを取得。スノーボーダーとしてキャリアをスタートさせました。
プロになれたのは、やはり海外での練習経験が大きかったです。初めは苦労しましたが、最先端の環境で練習できたことが結果につながったと感じています。また、日本より3〜4年先を行く海外のプロを目の当たりにして、それまで持っていた「プロ」の価値観がガラッと変わりました。
日本ではライセンスを取ったらプロだけど、アメリカでは一番稼げるのがプロ。このことに気付いてから、上手に稼いでいるプロを見つけて、トレースをはじめました。
生活を切り詰め、お金を工面して練習に打ち込むのではなく、まずは資金調達。ウェアやボードの販促をしたいメーカー企業にアプローチして、プロモーション契約をとりにいきました。世界のトップ選手は、忙しいので写真とかプロモーションビデオの撮影の時間をなかなかとれないという現状がありました。そこで、自分で撮影をしてメディアに出て宣伝してくれる選手を探している企業に声をかけ、スポンサーになってもらいました。そこから一気にプラスの循環が始まりました。スポンサーからお金を出してもらってレベルの高い練習ができるようになり、大会での成績もどんどん上がって、さらにスポンサーが増えて、その繰り返しです。このサイクルがうまく流れるようになって、常に安定した成績を出すことに成功しました。
プロ引退から、新たな挑戦
トータル約11年、プロスノーボーダーとして活動を続けましたが、年齢的にもピークを過ぎたなと感じて30歳で引退。大学でHP制作など、情報処理関係について学んだこともあり、様々な企業とプロモーション契約を結んだ経験を活かして、HPや名刺の作成など、企業PRをサポートする会社を立ち上げました。そこで約6年ほど、様々な事業主様のPRやコンサルをさせて頂くことができましたが、たくさんの新しい挑戦を応援する中で、自分自身ももう一度、新たな分野で挑戦してみたいという思いが強くなりました。
そこから、今までの自分の経験を活かせて、かつ伸び代のありそうな分野はどこかと考えた結果がAI業界でした。学生時代にスノーボードを選択した理由と同じで、これから伸びていく勢いのある業界だからこそ、挑戦しがいがあると感じました。
「今後、AI業界で活躍していくにはどうしたらいいか?」というのを真剣に考えました。スノーボードの経験から出た答えが「良い環境に飛び込むこと」でした。19歳の時に初めて渡米し、たった4ヶ月でしたが、日本に戻った時に格段にレベルアップしていたことに気がつきました。もちろん、真剣に練習した結果ですが、1番の差は「環境」でした。
「普通の環境」にいるか、「良い環境」にいるかによって結果が変わるということを体験していたことから、AI業界に飛び込みGAUSSに入ることを決意しました。
GAUSSの魅力について
全てのプロダクトがAIに関係しているので、社員全員がAIに関する知識を深められる環境です。また、少数精鋭のスタートアップだからこそ、一人ひとりの裁量が大きく、スキルアップできる幅が広いのが魅力かなと思います。
開発の経験やプログラミングができれば、入社後にどんどんスキルアップしていくことができますので、ぜひ一歩踏み出して、応募してみてください。AIが未経験の方でも「良い環境」にいれば一気に成長していくことができると思います。私自身もこれからどんどん成長して、会社の成長に貢献していきたいです。