EYS-STYLE管理部で労務経理を担当している房前です。
昨年は労働基準法を始めとする働き方改革関連法の成立や、同一労働同一賃金を問う最高裁の判決、外国人の受け入れを拡大する改正入管法の成立など、労働環境に影響する大きな動きがありました。
日本の労働環境を担う会社組織を振り返ってみると、法人が個々の労働者と労働契約を結んで労働力を確保し、労働者を使用して、ある一定の利益を目指すという利益のための組織というよりも、組織に関係する人々の生活を維持、向上するために組織の永続をめざし、労働者は契約の相手方と言うよりその組織社会の「メンバー」として受け入れられていくような、共同体としての特徴が強かったように思います。
またどちらかというと、経営者や労働者といった契約の主体としての個人よりは、その属する会社や部署といった組織に、重点的に価値が置かれる社会だったのではないかと思います。
終身雇用や年功序列、企業別労働組合といった日本的経営の背景には、そういった文化があったのではないかと思います。
「文化があった」と過去形で書きましたが、実際には現在でもそうした性格は非常に強く、またそれなりにそういった文化にも良い点があるように思います。
冒頭に挙げたような今年の動きは、日本の企業社会のこういった文化が、格差や少子高齢化という社会問題や、国際化という異文化との摩擦の中で、これまで通りでは済まされない、これまでの傾向が過去形となるような大きな転換を迫られていることの現れであると感じます。
知恵を絞って工夫し取り組むことが大切です。
良い人材を確保し、良いチームを作り、働きやすい環境を作ることが私には求められていると思います。
変わりゆく社会情勢や躍進し続ける会社で、前向きに取り組める仲間を探してます。
前向きに業務を行い、趣味の楽器演奏に取り組み、充実した生活を送りたいと思っています。
※写真は管理部のメンバーです。(あと2名います。)