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【会社沿革】でわかる『ニイヨンイチ』Vol.1

このシリーズでは、藤井社長へのインタビューを通して創業から今に至るまでを深く掘り下げ、今のニイヨンイチがどのようにして出来て来たのかを皆さんにお伝えできればと考えております。

衣料業界、ファッション業界に興味のある皆様がもっと楽しく、もっとワクワクしながら働いてもらいたい。
ニイヨンイチをもっと深く知って頂き、少しでも気になって頂いたり、もっと知りたい、ファッション業界で働くならここがいい、と思って頂ければ嬉しく思います。

◆Vol.1藤井商事を創業(1994年1月1日)

Q. 藤井商事を創業するきっかけや経緯、その頃の苦悩を教えてください

大学の卒業論文で”問屋無用論”という題名の卒業論文を書き、問屋に就職しましたが、上手く社会に適合できず、1年でその問屋を退職しました。

私には、商売で成功して白いお城のような会社をつくる、と言う小学生の頃から周囲に言っていた夢がありました。
そこでその白いお城を建てる為、前職の退職をきっかけに23歳の時、藤井商店というTシャツなどを販売する会社をつくりましたが、それもうまくいかず25歳の時に廃業しました。失敗でした。
その後近所のアパレルメーカーに勤めましたが、その会社も3か月で倒産という状況に。
その後、学生服を作っている会社でカジュアル部隊を作ってくれという社令のもと働き始め、朝8時より深夜12時まで死に物狂いで働きました。
3年目で売り上げ3億円、粗利1億円という状況をつくりあげ、やっと自分も1人前になれたかという想いの元、会社へ報酬という形で還元を求めましたが断られ、退職を決意しました。
つくづく自分は勤めに行く事に向いていないと実感する毎日です。

その当時貯金は42万円しかなかったのですが、自分の志(夢)を求め、2回分の人生を送りたいと思い、次は絶対に白い城を建てると決意し、藤井商事を創業するに至りました。

Q. 創業してすぐに軌道に乗りましたか?楽しかった思い出はありますか?

思い立ったらすぐ行動に起こすタイプなので、紙、ボールペン、伝票、電話、配送用段ボール、運送会社との契約、およそ通常の会社では当たり前のようにある設備がなにもない状況でスタートさせました。
ひとりで創業したのですが、前職でお世話になっていた方々に色々と力になって頂き、なんとか軌道に乗りかけ、ようやくご飯が食べていけると思っていたた矢先、メインの販売先が倒産してしまい、せっかく見えた兆しがまた振り出しに戻る事に。
販売先も何もなくなりましたが、私にできる事はただ一つ。とにかく働き続ける事だと考え、昼夜を問わずとにかくがむしゃらに動き続けました。
夢の為にただひたすらに営業活動を行い、食べていく事に精一杯で、当時楽しかった思い出は悲しい事に何もありません。

仕事だけに限る事ではありませんが、見返りはすぐにある物ではありません。
大きい見返りを求めれば求める程、苦労も同じくらい必要です。
あの人人生楽しそうだな。あの人羨ましいな。と見える反対側には同じように見えない苦労が隠れているものです。
今思い返すと、この当時はこれからの幸せに向けた助走の状態だったのかもしれません。


おまけ
学生時代の社長。いや、漫画みたいなヤンキー!!


『ニイヨンイチ』の事がさらに気になった方は、コチラをチェック😍

241co. | 有限会社ニイヨンイチ | 岡山県倉敷市
241co.(有限会社ニイヨンイチ)は、1994年の創業以来、ジーンズの聖地である岡山県倉敷市児島から世界に、デニムパンツをはじめとした衣料品や雑貨をつくり続けています。
https://www.241co.com/


ここまで、ご覧いただきありがとうございます👖 続けてVol.2も覗いてみてくださいね~🤩

【会社沿革】でわかる『ニイヨンイチ』Vol.2 | 有限会社 ニイヨンイチ(241Co.)
このシリーズでは、藤井社長へのインタビューを通して創業から今に至るまでを深く掘り下げ、今のニイヨンイチがどのようにして出来て来たのかを皆さんにお伝えできればと考えております。衣料業界、ファッショ...
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