あらゆる文章はこの仕事をしている人たちのおかげで正しく私たちに届く!地味に見えて実はすごい校閲の仕事
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あらゆる文章はこの仕事をしている人たちのおかげで正しく私たちに届く!地味に見えて実はすごい校閲の仕事
原稿に書かれた文章の内容の事実確認を行うのが、校閲の主な仕事です。事実確認といっても、その範囲は幅広く、実際の仕事内容はとても細かい部分にまでわたることになります。校閲という仕事は、決して目立つ派手な仕事とはいえません。しかし、校閲に携わる方がいないと、私たちは文章から間違った知識や情報を得てしまう可能性があります。私たちが本来の意味で読書を安心して楽しむためには、作者と私たち読者の間に校閲の方々の存在が必要不可欠なのです。そんな陰の立役者的存在ともいえる校閲の仕事内容を分かりやすく解説します。また、校正との違いや校閲の仕事をするうえで欠かすことのできない大切なことなども併せてご紹介していきます。
そもそも校閲ってどんなことをする仕事なの?
校閲という仕事をご存知でしょうか。校閲とは、書かれた文章の内容を確認する仕事のことをいいます。私たちが雑誌や書籍などを読む前には、こうした校閲と呼ばれる人たちが原稿に書かれた文章をチェックして、内容に誤りがないか調べてくれているのですね。校閲の人が内容の信ぴょう性をチェックしてくれているからこそ、私たちは雑誌や書籍から正しい情報を得ることができるのです。このように考えたら、校閲という仕事はなくてはならないものです。文章の内容チェックという作業自体は、派手なものとは決していえません。しかし、誤りのない文章を読者に届けたい」という強い情熱を内に秘めて仕事に取り組んでいる校閲の方は多いのではないでしょうか。なにより、そういう気持ちがないと細かい作業を毎日続けることを苦痛に感じてしまうかもしれません。校閲の仕事の流れとしては、文章をチェックしていて疑問や違和感を覚えた場合に、その部分の信ぴょう性を確認するというものになります。または、文章に書かれている事柄が正しいかを、さまざまな資料を駆使して確かめるという作業もあります。校閲の仕事は、細かい部分まで正確にチェックすることが求められますので、辞書や書籍、またはインターネットなど、正確さを確かめるものが仕事では必要になってきます。場合によっては、図書館で書籍を探してきて文章のチェックを進めたりすることもあるようです。
似ているようで違う!校閲と校正の仕事内容
校閲とよく似た名前の仕事に「校正」というものがあります。校閲と校正の違いは、チェックする内容にあります。文章が正しく事実通りに書けているかチェックする校閲に対して、校正は元の原稿と刷り上がった原稿を比べて、間違いがないかチェックするのが主な仕事内容になります。
つまり、校閲の方は文章の内容の事実確認を行っているのですね。一方で校正は、印刷物と元の原稿を見比べて、違いがあればそれを正したり、誤字脱字のチェックなどを行ったりします。
文章チェックの際には、校正特有の記号を使います。例えば、削除したい文字があった時には、その字に斜め線を入れて引き出し線を伸ばし、余白に「トル」と書きます。
また、一度原稿に書いた修正事項を取り消したい時は、指示内容を斜め線で取り消した上で、原稿の該当箇所の余白に「イキ」と書きます。校正の作業にはこのような記号を欠かすことができません。
職場によっては、校正者が校閲の仕事も兼ねて行っている場合もあるようです。
また、校正には「校正技能検定」という資格もあります。日本エディタースクールというところが扱っている資格で、レベルや受験資格に合わせて5級・4級・3級と分かれています。
この資格は校正者になるために必須ではありませんが、その人の校正レベルを客観的に見る時には1つの指標となることでしょう。
校正と校閲は同じ間違いをチェックする仕事ではありますが、仕事内容としては少しだけ違ったところもあるようです。
校閲の仕事をするのに大切なこと
校閲の仕事は細かい作業の繰り返しです。原稿の誤字脱字チェックを行うのはもちろんですが、それと併せて、人名や歴史的な内容、または、数字などの記載事項に誤りはないかのチェックも参考書籍や資料、インターネットなどで調べながら確認していきます。さらには、誤った文章表現や読者を不快にさせる表現が使われていないかというところまで細かくチェックしていくことが求められます。それだけに集中力が必要となってくる仕事です。また、こうした細かい作業を最後まで根気強くやり通す能力も必要になるでしょう。校閲の仕事は、作者と読者をつなげる橋渡し的な存在ですが、その功績が表に出にくいという面もあります。いわゆる陰の立役者的な存在ともいえるわけですが、校閲の仕事に携わっている方々は、それもいとわず黙々と日々作業を進めているのです。それはひとえに、「正しい文章を読者に届けたい」「作者の意図を正しく伝えたい」という、作者・読者の両方に対する熱い思いがなければ、やり遂げることは難しいのではないでしょうか。
校閲の仕事には強い意志と使命感が必要
校閲の仕事は決して楽なものではありません。黙々と作業を行い、徹底して文章の信ぴょう性や事実との整合性を追求していく仕事です。しかも、間違いを発見して正すことが当たり前とされる世界なだけに、大きな間違いを発見してその原稿が印刷される前に修正できたとしても、それを褒めてもらえる機会はあまりないかもしれません。「校閲って間違い探しみたいで楽しそう」と思っている人には務まらない仕事です。それだけに、自分の行った校閲作業に対して評価をしてもらえる機会があれば、大きな喜びや、やりがいを感じることができる仕事でもあります。これから校閲の仕事を目指していく場合には、自身の集中力や忍耐力を磨くことが大切です。普段から何か作業をしている時は、そのことに集中するようにしましょう。周りが騒がしくてもそれが気にならないくらい集中できるようになれたらいいですね。集中し続けるためには、その物事を好きになると熱中して集中しやすくなる傾向があります。校閲を目指す場合には、読書がもともと好きという方は多いかもしれませんが、もし、校閲を目指してはいるけれど、読書をする習慣があまりないという場合は、ぜひ読書を趣味にして、本の楽しさをより深く知るよう心がけてみるといいかもしれませんね。また、校閲という仕事においては「作者の意図するものを正しい形で読者に届ける」という使命感を忘れず、業務に取り組んでいくことも重要なポイントになります。校閲の仕事は特に、正確性を求められます。しかし、人間誰しも失敗してしまうことはあります。仕事に取り組んでいくうえで、ときには文章の誤りを見落とすなどのミスをすることもあるかもしれません。そんなときでも校閲という仕事に対して使命感や強い意志を持って取り組んでいれば、失敗を成長の材料にしていくことも可能になるのではないでしょうか。