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失恋し、人生どん底を経験しながら、自分のやりたいことを探し続けて、カメラと出会った。

初めまして。
フォトグラファーのTAKUYAです。

少しだけお時間をいただき、この文章を読んでいただけたらなと思います。

現在31歳。
今ではフォトグラファーとしてたくさんのご家族、カップル、また会社関係の人たちと出会い、撮影させていただいております。

ですが、カメラと出会う前までは、これといった趣味もなければ、貴重な20代を半分ほど悩みだらけの人生を過ごしてきました。

「自分は何をしたいんだろう?」
こんなことばかりを考えながら、悩み、落ち込み、それでも前向きに自分の好きなことを探してきました。

人生の転機は大好きだった彼女に振られたことです。

付き合っている当時にデジカメを買い、デートの時はたまにそれを持っていって、彼女を撮影したり、風景を撮っていたりしていました。

そんな幸せな時間も長くはなく、彼女に振られ、大げさではありますが、人生のどん底を25歳で経験しました。

一枚一枚”その時”に撮影した楽しそうな写真を一回見て、一枚一枚消去しました。

この頃に心機一転、新しく一眼レフカメラを『よしっ!』と意気込んで購入し、写真を撮りに外出することが多くなりました。

友達を撮ったり、好きな景色を撮ったりしている間に、次第に人生をポジティブに考えることができ、
撮らせてもらった友達から、「ありがとう」と言われたのが本当に嬉しかったことを覚えています。

次の転機は27歳。

英語を学びに語学留学でオーストラリアに飛び、目標を『英語習得、カメラスキルアップ』に設定し、2年と3ヶ月海外でサバイバル生活を送りました。
2年目に運良く海外ウェディングの撮影会社の社長さんと出会い、一年以上ほぼ無給で勉強しながら、ウェディング映像の撮影、編集の仕事をしていました。

そこで多くのプロとして必要な心構え、スキル、写真の絵心を勉強させてもらい、帰国後にフリーランスとして挑戦を始めました。

僕はカメラ、写真と出会い気づいたことがあります。

写真は、人を笑顔にする力があると思います。
その一枚で、何人もの人が笑顔になる、そんな力があると思っています。

最近はそれが全てスマホで撮影できてしまう時代です。
確かにそれも1つの思い出として刻まれるのは良いことだと思います。

僕はどんな形であれ、お子さんやお孫さん、家族、自分の写真を少し未来のために綺麗に残すことが大事だと思っています。

想像してください。
実家に帰って掃除をしていたら、昔のアルバムが出てきて、恐る恐る中を確認したら、”あの時”の思い出がそこにあった時のことを。

絶対に自然に笑顔になるはずです。
あ〜このおじちゃんによくお菓子買ってもらってたな〜とか、懐かしい記憶が蘇ると思います。

僕が今できることは、その何年先か分からないその瞬間を残すお手伝いすることです。
家族が、自分がもっと歳を重ねた時に見返した時に、一枚でも多くの綺麗な写真を残してあげたい気持ちでいっぱいです。

家族仲良く自然にお話しされていたり、若かった頃のその一瞬のベストショットを僕は撮ることに全力をかけています。

彼女に振られ、泣きじゃくっていた男が、カメラと出会い、写真を通じて人々を笑顔にする仕事をさせていただいております。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。