AI時代だからこそ、UXデザインを深く理解する必要がある!
と思い、7月1日から、「Sociomedia ヒューマンインターフェース ガイドライン」を読み進めて、考えたことを記録して、noteマガジンにまとめている。
今日は11個目「ユーザーの言葉を使う」。
まずは引用から。
11.「ユーザーの言葉を使う」
インターフェース上で使う文言は、システム内部の技術用語や運営者の業界用語ではなく、ユーザーが普段使っている一般的な表現を用いる。
https://www.sociomedia.co.jp/9108
引用元では、航空券予約サイトで出発地と目的地の空港を選ぶドロップダウンが例として紹介されている。

画像元:ソシオメディア
ORDやLAXといったアルファベット三文字の空港コードは、飛行機に毎日乗っているような人にしかわからない。飛行機にあまり乗らない人でもわかるような表現を見て、空港が選べるようにしなさい、ということ。
これまでに扱った10個のUXデザインのルールとの関係を考えると、#3「メンタルモデル」の一例と位置付けられる。ユーザーが慣れ親しんだものを、UIとして見せることで、アプリの使い方を直感的にわかってもらえるようにする、という意味で。
この原則を堂々と破っている例として思いつくのが、とある勤怠管理システムWebアプリ(名前は伏せます)。
「出勤」と「退勤」と「休始」と「休終」という四つの大きいボタンが並んでいて、休憩しようと思って「休始」ボタンを押すと、
「休始が完了しました」
というメッセージが出てくる。これから休憩するのに「完了」という言葉が目に飛び込んでくるので、「あれ、休憩終了のボタンを間違えて押したかな?」と無駄に心配してしまう。
エンジニアがメッセージ文言を考えたんだろうなあ、と思う。専門性のある人は、日常用語が思いつけない。学者をやってた時、自分もそうだった。
「ユーザーが普段使っている一般的な表現」を考える仕事は UX Copywriting と英語圏では呼ばれている。それが専門で仕事している人もいるらしい。
でも、ウェブ上に散らばる言葉の中から、文脈に適している確率が一番高い言葉を選び出す、という仕事なので、それってChatGPTなどの生成AIが一番得意なこと。
なので、「ユーザーの言葉を使う」には、生成AIに聞くのがベストだと思う。出てきた言葉の中から、「そうそうそれだ!」というのを選べばいい。
(私が書いたnote記事を転載しています。)