開発とQAのあいだにある“確認の距離”を、チームで埋めていく
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SS事業部の仕事では、開発することそのものと同じくらい、「どう確認し、どうチームで品質を担保するか」を大切にしています。
不具合を修正したあと、開発側が「直しました」と共有しても、QA側がすぐにOKを出せないことがあります。これは、誰かが慎重すぎるとか、説明が足りないという単純な話ではありません。開発とQAでは、見ている範囲が少し違うからです。
この記事では、不具合対応の現場を例にしながら、SS事業部が大切にしている考え方や、ここで働くことで身につく実務力についてお伝えします。
「直した」と「確認できた」は、似ているようで違う状態です
開発の現場では、不具合を修正したあとに「直しました」と共有する場面があります。
原因となる箇所を特定し、コードを修正し、再現していた事象が発生しなくなった。開発側から見ると、ここまで確認できれば、ひとまず修正できたように見えます。
一方で、QA側が見ているのは、その一点だけではありません。
同じ条件で毎回問題が起きなくなったのか。別の権限でも問題はないのか。同じ処理や部品を使っている別画面に影響は出ていないのか。修正したことで、別の導線が壊れていないか。
QAは、修正された箇所だけでなく、その修正が届く範囲を見ています。
だからこそ、開発の「直しました」と、QAの「直ったことを確認できました」の間には、少し距離があります。SS事業部では、この距離を「どちらかの問題」として片づけるのではなく、チームで埋めていく対象として捉えたいと考えています。
人を責めるのではなく、見ている範囲をそろえる
不具合対応で会話がずれるとき、開発とQAのどちらかが間違っているとは限りません。多くの場合、見ている範囲が違っています。
開発は、原因箇所や修正方針を見ます。
たとえば、特定のボタンを押したときにエラーが出る場合、ボタン押下後の処理、呼び出しているAPI、レスポンスの扱い、例外処理などを追います。修正後に同じ操作でエラーが出なければ、まずは「再現しなくなった」と判断できます。
一方でQAは、そのボタンだけを見ているわけではありません。
同じようなボタンが別画面にもないか。共通部品が使われていないか。管理者権限と一般ユーザー権限で挙動に差はないか。PCとスマートフォンで表示や操作に違いはないか。修正した処理が、別の導線でも使われていないか。
こうした確認が残っている状態では、QAはすぐにOKを出しにくくなります。
ここで大切なのは、「なぜまだOKではないのか」を責め合うことではありません。
修正点と確認範囲を分けて考え、どこまで確認すればチームとして完了と言えるのかをそろえることです。
SS事業部が大切にしたいのは、こうした実務の会話です。
派手な言葉ではありませんが、品質を支えるのは、現場でのこうした地道なすり合わせだと考えています。
技術力は、コードを書く力だけでは終わりません
SS事業部で身につく力のひとつは、技術を現場の文脈で扱う力です。
もちろん、原因を追い、コードを読み、修正する力は大切です。ただ、実務ではそれだけで完結しない場面が多くあります。
なぜその不具合が起きたのか。
どの条件で発生していたのか。
どの処理に手を入れたのか。
同じ処理を使っている箇所は他にあるのか。
QAにどこを重点的に見てもらうべきなのか。
こうした情報を整理して伝えることで、QAは確認範囲を決めやすくなります。レビュー担当者も、差分を見るときの観点をそろえやすくなります。開発メンバー自身も、あとから追加確認が出たときに、その理由を理解しやすくなります。
つまり、技術力は「直せること」だけではありません。
直した内容を、チームが確認できる形にすること。影響範囲を考え、関係者と認識を合わせること。そうした力も、現場で価値を出すための大切な技術です。
SS事業部では、こうした実務力を一つひとつ積み上げていける環境をつくっていきたいと考えています。
品質は、誰か一人の頑張りだけではつくれない
不具合は、開発者の能力だけで起きるものではありません。QAが細かすぎるから起きるものでもありません。
仕様、実装、画面構成、権限、共通部品、データ条件、テスト観点。さまざまな要素がつながった結果として、不具合は表に出てきます。
だからこそ、品質は誰か一人の頑張りだけではつくれません。
開発が修正の意図を伝える。
QAが確認したい範囲を伝える。
レビュー担当者が見るべき観点をそろえる。
必要であれば、仕様や前提に立ち戻る。
こうしたやり取りを通じて、チームとして品質に向き合っていくことが重要です。
SS事業部では、現場で起きたことを個人の責任に閉じず、次の仕事を進めやすくするための学びに変えていく姿勢を大切にしています。
「誰が悪かったのか」ではなく、「次に同じようなことが起きたとき、どうすれば早く、正確に、落ち着いて対応できるか」。
この問いを持てる人は、開発でもQAでも、チームの中で大きな価値を出せる人だと思います。
SS事業部で働く魅力は、現場の中で実務力を育てられること
SS事業部の仕事は、ただ与えられた作業をこなすだけではありません。
不具合対応ひとつを取っても、原因調査、修正、レビュー、QA確認、影響範囲の整理、関係者との共有など、さまざまな工程があります。その中で、技術的な判断力だけでなく、相手の見ている範囲を想像する力も求められます。
最初からすべて完璧にできる必要はありません。
ただ、目の前の作業を「自分の担当範囲だけ」で終わらせず、次の人が確認しやすい形にする。問題が起きたときに、人ではなく構造を見る。チームで価値を出すために、少しずつ伝え方や考え方を磨いていく。
そうした姿勢を持つ人にとって、SS事業部は実務を通じて成長しやすい場所だと思います。
技術を深めたい。
品質にも向き合いたい。
チームで仕事を進める力を身につけたい。
現場感のある開発経験を積みたい。
そんな方には、SS事業部の仕事はきっと面白く感じてもらえるはずです。
どんな人に読んでほしいか
この記事は、特に次のような方に読んでいただきたいです。
- 開発だけでなく、品質や運用まで見据えた仕事に関心がある方
- 不具合対応やレビューを通じて、実務力を高めていきたい方
- チームで認識をそろえながら、落ち着いて仕事を進めたい方
- 「人を責める」のではなく、「仕組みや確認範囲を見直す」考え方に共感できる方
- 技術とコミュニケーションの両方を大切にしたい方
SS事業部では、ひとりで全部を抱え込むのではなく、チームで確認しながら前に進めることを大切にしています。
また、SS事業部では、エンジニアが安心して長く働ける環境づくりに取り組んでおります。「今の経験で応募できるか知りたい」「案件やキャリア支援について聞いてみたい」という方は、是非カジュアル面談からお気軽にご相談願います。