「応募が来ない」。そう相談を受けたとき、多くの企業がまず考えるのは、媒体を変える、予算を増やす、原稿を修正する、といった対応です。
もちろん大切です。でもその前に考えるべきことがあります。
「そもそも、誰と競争しているのか」
商品を売るときは当たり前に行う3C分析(自社・顧客・競合)が、採用になると抜け落ちがちです。「とりあえず求人を出そう」で終わってしまう。
ここでよくある誤解が「競合=同業他社」という考え方です。
例えば大学生アルバイトは、近所の飲食店だけを比較しているわけではありません。コンビニ、アパレル、塾講師、Uber Eatsやタイミーのような単発就労サービスまで、すべてが比較対象になります。
求職者は「業界」で仕事を選んでいるわけではなく、「自分の生活に合うか」で比較しているからです。特に未経験採用ほど、この傾向は強くなります。
つまり採用競争とは、業界内競争ではなく「求職者の時間と働き方を奪い合う市場」なのです。
だからこそ大事なのが自社の魅力の言語化。ただし「アットホーム」「シフト融通」だけでは伝わりません。
「シフト融通」なら「テスト期間は週0勤務でもOK」まで。
「未経験歓迎」なら「最初の1週間は先輩が横につく」まで。
「魅力は企業が言うこと。証拠は求職者が信じる理由です」
この2つはセットで初めて機能します。
応募数の前に、自社・競合・求職者。採用も「3C」で考えると、見えていなかった課題が見えてきます。
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